ドラフト2010の行方
12球団唯一バツ3のくじ運の悪さ
この意味では,ドラフトは失敗ですね。
BIG3は早大・斉藤→日ハム,早大・大石→西武,中大・沢村→巨人に
外れ1位候補の佛教大・大野→中日,早大・福井→広島,東京ガス・榎田→阪神,
法大・加賀美→横浜,八戸大・塩見→楽天,東海大相模高・一二三→阪神,
東海大・伊志嶺→ロッテと有名どころは他のチームへ
外れ1位候補の佛教大・大野→中日,早大・福井→広島,東京ガス・榎田→阪神,
法大・加賀美→横浜,八戸大・塩見→楽天,東海大相模高・一二三→阪神,
東海大・伊志嶺→ロッテと有名どころは他のチームへ
屈辱的な大惨敗よ-。 オリックスの岡田彰布監督(52)が28日のドラフト会議で史上初の抽選3連敗を喫した。 「情報不足だった。大失敗」。 1巡目指名後の会見では早くも白旗宣言。 敗北を認めざるを得ない結果に珍しく弱音を吐いた。 「クジで負けました。3回負けたんでね…。 (指名が)かぶらないと言ったから指名した。参った。大失敗です」 肩を落とした将が脱力感に襲われていた。 1位指名は競合覚悟で挑戦。 しかし早大の大石は6球団競合の末に逃した。 ここまでは想定の範囲内だった。 ただ,続く外れ1位から完全に計算が狂った。 「2巡目からは重複するとは思わなかった。これじゃもう…。情報不足だった」。 外れ1位に指名した東海大の伊志嶺はロッテとの一騎打ちで敗れ, 続く履正社の山田もヤクルトとの決戦で外して首をひねった。 ドラフト史上初の3連敗の末に12球団最後で前橋商の後藤を指名。 今ドラフトは即戦力投手の獲得を目指した。 しかし,フタを開けてみれば完全な戦略ミス。 2巡目からは補強方針を変更して育成を目的とした高校生の指名に切り替えた。
以下紹介する選手が悪いんじゃなくてくじ運の悪さが起因です。
1 後藤駿太(外野手・前橋商)
まずはドラ1後藤くん
“群馬のイチロー”前橋商・後藤駿太外野手は 「1位指名は信じられなかった。とにかくうれしい。 常に全力疾走で,見ていて気持ちのいい選手になりたい」と力を込めた。 走攻守にハイレベルな外野手は「守備,特に肩は自信を持っている」と言い切った。 あこがれるイチロー(マリナーズ)が在籍したオリックスからの指名に 「本当にプレーしたかった球団。いずれは僕も200本打ってみたい」 と早くも大きな目標を掲げた。
うれしかったですね♪
過去記事も
地方大会が行われ,群馬大会では,優勝候補の前橋商が7‐0の七回コールドで沼田に圧勝した。 “群馬のイチロー”の異名を持つ後藤駿太外野手(3年)は プロ5球団のスカウトが見守る中,攻守に輝きを放った。 ◇ ◇ 後藤が放った痛烈なライナーに,観客の目はくぎ付けになった。 3打席無安打で迎えた七回の第4打席。 真しんでとらえた打球は右中間へ。 単打性の当たりだったが,50メートル6秒0の俊足を飛ばして判断良く二塁を陥れると, スタンドからどよめきが起こった。 「イメージどおりに打てました」と会心の笑み。 積極的な走塁については「センターが(レフトに)寄っていたので, 最初から二塁に行こうと思っていた」としてやったりだ。 守備でも魅せた。 七回裏,中堅後方への飛球。 一度つまずきバランスを崩したが,すぐさま体勢を立て直して背走しながら好捕した。 スタンドには“群馬のイチロー”目当てに5球団のスカウトが集結。 阪神の菊地東日本統括スカウトは 「走攻守,3拍子そろっている。こんな選手はなかなかいない」と高評価した。 後藤が目指すのは,昨春のセンバツ以来となる自身2度目の甲子園出場だ。 「警戒される中でもしっかり打ちたい。圧倒的な強さで優勝したい」と瞳を輝かせた。
2位以下は過去の評価記事を中心に
2 三ツ俣大樹(投手・修徳)
内野手兼の好素材
今夏の東東京大会初戦にプロ10球団のスカウトが集結, 天性の右の長距離砲として注目を浴びるのが修徳高・三ツ俣大樹投手兼遊撃手(3年)だ。 甲子園経験はないが,スクワットで180キロのバーベルを担ぐパワーを持つ。 投手としてもMAX149キロを誇るが,本人は「プロでは野手で」と希望。 プロ側も将来のチームの中軸打者になると期待している。
左足を大きく上げるフォームのタイソンこと宮崎
セガサミーからの補強選手,JR東日本・宮崎が試合を決めた。 6回に同点とし,さらに1死一,二塁から決勝弾を左中間スタンドに運んだ。 「アドレナリンが出っ放し。入ると思わなかった。ドームって飛びますね」。 1メートル77,84キロのマッチョ体形。 背筋は300キロ近い。 その顔立ちとパワーから,あだ名はボクシング元世界ヘビー級王者の「タイソン」だ。 「自分の持ち味」というフルスイングから生まれた強烈な打球。 まさに「KO弾」だった。 入社1年目の昨年。 セガサミーは本大会に出場も,宮崎は大会前の紅白戦で左足小指を骨折し,出場はかなわなかった。 JR東日本のユニホーム姿での夢舞台。 堀井監督も「補強選手とチームの選手がかみ合った。 宮崎は長打もあるし,打線に絡むと思った」と喜んだ。 和製タイソンが,2年分の思いを胸に思い切り暴れまくる。
4 塚原頌平(投手・つくば秀英)
育成次第で伸びしろ十分の右腕
茨城大会2回戦では最速146キロの プロ注目右腕・塚原頌平投手(3年)擁するつくば秀英が,初戦で敗退。 塚原は2回2/3,8安打6失点と本調子を欠いたが, 視察した国内10球団のスカウトは素質の高さを評価した。 岩手では昨年の甲子園大会で春準優勝,夏4強の花巻東が初戦の2回戦で快勝した。 短い夏だった。 公式戦の奪三振がイニング数を上回っていることから “茨城のドクターK”の異名を持つ塚原が,初戦で姿を消した。 初回に4長短打を浴び2点を奪われると,続く二回にも3失点。 三回に6点目を奪われたところで,マウンドを降りた。 この日最速の144キロのストレート,落差のあるフォークで4つの三振を奪ったが, 甘く入ったボールをことごとく痛打された。 「試合前のブルペンの感じは良くなかったけど,これまでやってきたことを信じて投げました。 最後の最後で,自分が打たれて負けてしまい申し訳ないです」。 涙をタオルでぬぐいながら声を絞り出した。 東京から電車とバスを乗り継ぐこと約2時間半。 茨城の山あいにある球場にスカウトが大集結した。 今秋のドラフト候補を目当てにプロ10球団が視察。 30人を超えるスカウトのために,臨時バスが用意されたほどだ。 スピードガンを手に視察した阪神の葛西スカウトは 「ストレートと落ちるボールは良かった。 少し重心の移動が早いので,修正できればもっと良くなる」と話した。 県大会初戦で敗れはしたが,多くの球団が146キロ右腕を評価している。 塚原は進路について「まだ分かりません」としながらも 「野球を続けたい思いはあります。プロ?いけたらと思います」と方向性を口にした。
5 深江真登(外野手・独立L明石)
そして最後は隠し球的存在
松商学園野球部出身で,関西独立リーグの 明石レッドソルジャーズ(兵庫県)に所属している深江真登外野手(23)が 28日のプロ野球(NPB)ドラフト会議で指名候補に挙がっていることが分かった。 26日,明石の球団関係者が明かしたもの。 深江は神奈川県出身。 松商学園2年秋に強肩を買われて外野手から投手に転向し, 翌年夏は1学年下の宮島との2本柱で5年ぶりの甲子園出場に貢献した。 卒業後,龍谷大(関西六大学)へ進学したが,右ひじ故障で公式戦出場はなし。 だが野球への情熱は冷めず,トライアウトを経て関西独立リーグ入り。 野手としてNPB入りを目指した。 開幕直後から遠投110メートル,50メートル5秒65の高い身体能力を生かし 右翼手,1,3番打者として明石の中心選手に定着。 今季は同リーグで打率・335は2位,出塁率・408,25盗塁, 長打率・406はそれぞれ5位の成績を残した。 シーズン序盤から多くのスカウトが注目。 関係者によるとオリックス,横浜,広島などが強い関心を持っているという。 明石の大村節二代表取締役(72)は 「思いをかなえるために一生懸命頑張っている。足と肩は凄い。モノが違います。 すぐ使えると言ってくれるファームのコーチもいます」と, 2年目を迎えたリーグから初のNPB入りに期待を込めた。 スポーツニッポン長野支局の電話取材に対して深江は 「大学で不完全燃焼だったので独立リーグに入った。 まだ指名されるか分からない。期待と不安が半々です。 プロに行ったらあこがれのイチローさんのようにバランスの取れた選手を目指したい」と語った。 9月の公式戦終了後は母校の龍谷大で練習。 28日のドラフト当日は球団側が用意した明石市内のホテルで吉報を待つ。
時間の関係で詳しくは後日追っていきます。
みんな入団してくれることを心待ちにしてます!!!
【写真は,今年のドラ1後藤。来季はW後藤でパ・リーグを引っ掻き回す!!】