☆9/13(火)楽天19回戦
なんとなく根拠はないけど勝てる気がしてました。
勝利へ繋ぐ金子の9回無失点の好投に平野の気迫のピッチング
勝利へ繋ぐ金子の9回無失点の好投に平野の気迫のピッチング
そしてドラマは・・・
両手に伝わる十分な手応えを感じた瞬間,バットを放り上げた。 先頭打者として迎えた0―0の延長10回。 4番手・青山のフォークを左翼席に運んだ。 来日4年目にして初のサヨナラ弾。 CSを争う楽天との直接対決第1ラウンドを制し, オリックスを3位に押し上げたバルディリスは,お立ち台で大粒の涙を流した。 「けさ,祖母が亡くなったと連絡が入った。 幼い頃は一緒に住んでいたし,僕を育ててくれた。 日本に行くときも励ましてくれたし,いつも気にかけてくれていた」 母国ベネズエラから悲報が届いたのは,午前2時。 がんと闘っていたアイダ・ブランコさんが75歳で他界した。 一睡もできずに,早朝に家族を空港へと送り届けると,自身は帰国せずに球場に向かった。 「つらい。でもチームのためにプレーしないといけないと思った。CSに行きたい」。 チームの連敗を3で止めた13号ソロは天国の祖母にささげる一発でもあった。 悲しみをこらえて試合に臨んだのは岡田監督も同じだった。 現役,監督時代からの付き合いになる阪神元オーナー・久万氏の死去。 球団を通じて「選手として,コーチとして,監督として, どの立場にいるときもずっと温かく見守っていただいたと思います」とコメントした。 試合後は「バルは(チームの)本塁打王やから。頼りになるよ」と話したが, 思い出深い元総帥の訃報に指揮官の背中は少し悲しげだった。 本塁打による1―0サヨナラ勝利は, 阪急時代の77年5月1日クラウン戦(西宮)のマルカーノ以来34年ぶり。 CSへしのぎを削る楽天には,1分けを挟んで6連勝となった。 ドラマチックな1勝を弾みに,再び上昇気流に乗る。 金子千(勝敗つかずも9回を5安打無失点) 当然,大事な試合だというのは十分分かっていたこと。 1点を取られたら負ける,というくらいの覚悟で投げました。 ≪マルカーノ以来!≫ 0―0の延長10回にバルディリス(オ)がサヨナラ13号ソロ。 オリックスの1―0サヨナラ勝ちは02年5月19日の日本ハム戦で 9回に日高が右前打を放って以来9年ぶり。 本塁打による1―0サヨナラとなると77年5月1日クラウン戦で 延長10回にマルカーノが東尾から左越え本塁打して以来34年ぶりだ。
祖母を亡くした悲しみを乗り越えての試合
ヒーローインタビューで見せた涙
ヒーローインタビューで見せた涙
素晴らしい一撃でした。
さらに記録と言えば
オリックスの後藤が一回の第1打席で,岩隈から中前打を放ち, 先月16日以来続いている連続試合安打を「24」とした。 1994年にイチロー(現マリナーズ)が2度マークした「23」を抜き, 2003年に塩谷和彦がマークした球団記録に並んだ。 前身の阪急時代には,長池徳二がリーグ記録となる 32試合連続安打(1971年)をマークしている。
最後に饒舌の岡田監督
オリックスが今季6度目のサヨナラ勝ちで3位に再浮上した。 0-0の延長10回,アーロム・バルディリス内野手(28)が左翼スタンドへ 今季13号,自身初となるサヨナラソロを放った。 「とにかくボールをしっかりとらえようと思った。素晴らしいボールがきた」と振り返った。 金子千尋投手(27)と岩隈久志投手(30)と両軍エースの投げ合いは互いに譲らず, オリックスは9回まで得点圏に進んだのは3度だけだった。 最後に4番手青山浩二投手(28)をつかまえてサヨナラ勝ち。 岡田彰布監督(53)は「どう言うたらええか分からんが,あまり良うないわけやんか,青山は。 良かったら(引き分けた8日楽天戦の)仙台でも投げてるよ。 一番チャンスあったんちゃうか,あのイニングは」としてやったりという顔だった。 チームの連敗は3で止まった。
渾身のドヤ顔でしたね。
CSまでのクリンチナンバー24
【写真は,試合には直接関係ないが守備固め,代走で途中出場の多い深江。打撃も見てみたい。】