★4/29(日)西武3回戦

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Bs 1-3 L
(京セラドーム)

【投手】
(西)野上,松永,岡本篤,武隈,ゴンザレス-炭谷
(オ)木佐貫,平野,香月,吉野,海田-伊藤

【責任投手】
(勝)野上6試合1勝1敗
(S)ゴンザレス9試合2敗3S
(敗)木佐貫4試合2勝2敗

本塁打
(西)
(オ)バルディリス2号ソロ(6回,野上)

【戦評】
西武が4連勝で最下位を脱出した。
二回に内野ゴロで1点先制。
四回は秋山の三塁打で1点。
九回にも野選で1点を加えた。
野上は2季ぶりの勝利。
オリックスは10安打を放ったが,バルディリスのソロによる1点だけ。
最下位に転落。

2012年通算:23戦中8勝14敗1分 勝率.364
パ・リーグ順位:最下位
対西武:1勝2敗0分

一転和やかな始まり

オリックス岡田彰布監督(54)と西武渡辺久信監督(46)が,
試合前のメンバー表交換の際,約2年ぶりに握手を交わした。
渡辺監督は帽子を脱ぎ,ともにしっかり目を合わせ,笑みもこぼれた。
両者は2010年6月26日の試合で乱闘騒ぎを起こし,
警告試合とされてから,数々の因縁のある間柄。
それ以来,メンバー表交換では目を合わさず,握手もしなかった。
だが,前日の試合の6回,李大浩とヘルマンの接触をきっかけに起こった小競り合いで,
最後は握手を交わした。
「手打ちじゃないけど,そんな感じで収めた」と渡辺監督が説明した握手だったが,
和解は本当だったようだ。

しかし試合はオリックスの思うような展開にならず
空砲に拙攻・・・

目を覆いたくなる拙攻だった。
オリックスは相手を上回る10安打を放ちながら,
6回にバルディリスの2号で挙げた1点に終わった。
西武との5,6位対決に連敗,3カード連続の負け越しで昨年6月3日以来の単独最下位。
借金も今季最多の6に増えた。 
チャンスは,築いた。
初回に1死満塁と西武・野上に詰め寄る。
しかし,北川が遊ゴロ併殺打に倒れた。
2回には2死一,二塁から坂口の左前打で本塁を突いた二塁走者の伊藤が憤死した。
4回と6回の1死二,三塁をも逃し,6回終了時点での残塁は10を数えた。
「きょうはボクでしょう。
もし打っていたら流れが変わっていた?
いや,きょうは初回です」
4回と6回の逸機に倒れたチームメートに責任転嫁をせず,
北川は初回の打席で先制点を奪えなかった自身を責めた。
「頑張ります」。
3,5回の2死一塁でも倒れたプロ18年生は,こう言い残して愛車に乗り込んだ。
連日の空砲にもバルディリスの心は折れていない。
「チームはなかなか勝てないが,自分は毎試合毎試合,ベストを尽くす。
勝利に貢献したい」。
アウトになったものの,8回に三遊間のゴロで一塁へヘッドスライディングもした。
「あの場面は1点が欲しかった。
走者が出るのが必要だったので,ああいう形になった」
オリックスは最近8試合,1勝7敗の超低空飛行を続ける。
が,公式戦はまだ121試合も残っている。
ナインの闘争心にも,陰りはない。

選手の心が折れていないのが救い
ならばファンも心を折ってる場合じゃない!!

しっかりと応援せねば!!

しかし,真っ先に監督の心が折れてるんじゃ・・・

オリックスが単独最下位に転落した。
10残塁の拙攻に加え,不可解な継投で,反撃の機運を消してしまった。
1点を追う八回,好投の先発木佐貫から平野へ。
昨季の最優秀中継ぎ賞の右腕をビハインドの展開で投入すると,
12球中11球が直球,最速151キロの力勝負で三者凡退に抑えた。
監督の采配は“諦めない”という選手へのメッセージでもある。
1点差の九回も,ストッパーの岸田で締め,裏の攻撃につなげる-。
誰もがそう思った瞬間,九回にコールされたのは「香月」。
チームトップの11試合登板と奮闘中も,平野,岸田より力も信頼度も下だ。
結局,1死二,三塁のピンチを招き,左腕吉野を投入。
続く栗山の一ゴロで,李大浩が本塁送球も野選,ダメ押しの3点目を奪われてしまった。
「香月? そんなに悪かったわけじゃない」と赤堀投手コーチは香月をかばった。
担当コーチとして,当然の姿勢だ。
しかし岡田監督は9試合連続の取材拒否。
最下位の現状をいかに分析し,どう手を打つか。
監督からも,球団からもその説明がない現状は,
ファンあってのプロスポーツの世界で,決してあってはならない“異常事態”だ。

木佐貫(7回2失点。2敗目)
「とにかく先に点を与えてしまったところですね。申し訳ない」

木佐貫はここ2試合勝ちに相当する粘投
報いてあげたかった・・・

しかし,覇気のないのは岡田監督
ベンチでの姿がどうにもおかしい???

オーナーの叱責で完全に心の変調を来たしてしまったのか?!

しかし戦力は徐々に戻りつつあり

腰痛のために7日に出場選手登録を抹消されていた
オリックスの寺原が1軍に合流した。 
「勝てるようなピッチングをするのが仕事」と前を向いた。
26日のウエスタン・ソフトバンク戦(雁ノ巣)に先発して85球を投げ,
6回を4安打零封した。
昨季チーム最多の12勝を挙げた右腕の復帰は
低迷するチームにとってはこの上ない朗報だ。

寺原の復帰も楽しみですが
まずは今日の塚原の伸び伸びとした姿で
老獪な苦手西武の西口を倒したいですね。




【写真は,手打ちの場面での岡田監督の笑顔。この後はずっとサングラスの下の暗い表情のみ。】