してやったり人的補償

寺原流出の痛手を癒す戦力が

オリックスは１２日，フリーエージェント（ＦＡ）権を行使してソフトバンクに移籍した寺原隼人投手（２９）の人的補償として，馬原孝浩投手（３１）を獲得したと発表した。
背番号は寺原の２０を引き継ぐ。 
０７年にセーブ王を獲得するなど通算１８０セーブの実績を誇る馬原だが，昨年２月に受けた右肩手術のリハビリのため昨季１試合も登板できなかった。
球団は１３日の締め切り直前まで情報収集。
年俸１億３５００万円と高額だが，村山良雄球団本部長は「故障前より状態はいい」と開幕に間に合い，年俸に見合う活躍ができると判断した。
大阪市内で開催された近鉄ＯＢ会に出席した森脇監督も，０９年までソフトバンクでコーチを務めていた経験から「リストを見たとき，迷いなく馬原一本だった」と強く推薦。
昨季守護神・岸田の先発転向を検討しており，平野と並ぶ守護神候補と期待している。
ソフトバンクから１１日夜に移籍を通達された馬原は「２分間くらい切り替えられなかった。まだ実感が湧かない。手術をしている投手を獲ってくれることに驚きです。新天地でも頑張りたい」と前を向いていた。

寺原の先発の穴を岸田で埋めて
馬原，平野の中継ぎ，抑えの体制

いいんじゃないでしょうか♪

馬原獲得を強く押したのは馬原をよく知るこの人

オリックスが１２日，ソフトバンクにＦＡ移籍した寺原隼人投手（２９）の人的補償として，馬原孝浩投手（３１）を獲得することを発表した。
背番号は寺原の「２０」を引き継いだ。
森脇浩司監督（５２）は勝利の方程式の一角としてセットアッパー，クローザーで起用することを明言。勝利の方程式の一角を託し，常勝軍団の礎となることを期待した。
“チルドレン”の加入が決まった。
この日，大阪市内で近鉄ＯＢ会に出席した森脇監督は，０４年に入団した馬原を「一部始終を把握している選手」と説明。
９７年から０９年までホークスのコーチを務めており，「（人的補償の）リストを見た時から迷いはなかった。十分な補強ができた」と声を大きく弾ませた。
戦力としてだけでなく，チームに及ぼす影響力の大きさに言及する。
「（ホークスの）常勝軍団をつくってきた中で，杉内や和田より大きなものがある」。
残した数字以上に，野球に対する真摯（しんし）な取り組みがチームを変え，ホークスを日本一に導いたと話す。
「今のチームに一番マッチする選手。みんなに与える影響はばく大」と指揮官。
４年連続Ｂクラスに沈む猛牛軍団に，常勝軍団のエキスを注入することを期待した。
起用法については「セットアッパーやクローザーは競争するポジションではない。重要な部分を任せたい」ときっぱり。
昨季は右肩の故障で登板なしに終わった右腕だが，勝利の方程式の一角を託すことを明言した。
馬原はソフトバンク球団を通じ，「九州で野球を続けここまで来たので，寂しい気持ちがないと言えばうそになるが，新しく迎えてくれるチームやファンの皆さんのために力を出し切るつもり」とコメント。
森脇監督は「決して焦ることはない。自分を信じてしっかり調整してほしい」と，新天地での復活を確信していた。

実力以上に野球に対する姿勢と人望
これはかなりのプラス材料です。

ソフトバンク馬原，西武赤田，日ハム高橋，ロッテ小林と勝ち方を知っている選手を補強
小林はコーチとしてですが
ここらの選手が９６年から優勝を知らない生え抜きの若者に何かを伝えてほしいです。

さらに早くもチームで馬原とコンタクトを取っていたのが

オリックス・西が馬原の最新情報を持っていた。
１２日，神戸サブ球場で自主トレを公開。森脇監督の橋渡しで５日から参加しているソフトバンク・摂津らとの合同自主トレに馬原も参加しており，その様子を語った。 
「遠投やブルペンでの立ち投げを見て，球が速くてビックリしました。本当に肩を痛めていたのか，と思うぐらい。シーズンはいけるでしょう」
広島・前田健にも自主トレに誘われた中，先に声をかけてもらったソフトバンク組へ。
その１人が同僚となるのは何かの縁と言っていい。
西自身も合同自主トレで得るものは大きく「考え方や意識の高さ。今まで自分が考えないようなことを，考えてやっていることを知りました」と話した。

ノーノー西くん
ノーノーの相手チームと自主トレする天然西が馬原の現状をよく知ってるって奇遇です。

このまま吸収できるものは吸収して西の成長を後押ししてくれたらうれしいですね。

オフには毎年ソフバンにやられっぱなしだったんで
ソフバン側からの記事も

オリックスは１２日，寺原隼人投手（２９）のソフトバンクへのＦＡ移籍に伴う人的補償として，馬原孝浩投手（３１）を獲得したと発表した。背番号は２０。
馬原のオリックス移籍について，ソフトバンクの小林至海外兼中長期戦略部長（４４）は「（馬原が指名される）確率は低いと見ていた」と苦渋の表情を浮かべた。
右肩の手術明け，さらに今年中にも国内ＦＡ権を獲得するため，馬原の獲得に二の足を踏むと読み，プロテクトしなかったという。
１１日にオリックス側から獲得すると連絡があり，小林部長が福岡市内で馬原に会って伝えた。
昨季はファルケンボーグ，森福，岡島らが抑えに回ったが，今年のストッパーは未定。
何よりも地元・九州出身の生え抜き右腕がプロテクト漏れした事実は重く，他の選手が球団への不信感を持つきっかけになりかねない。
２年ぶりの日本一奪回を目指すチームにとって，馬原流出の影響は大きい。

うひひひひ
さらに別記事

ソフトバンク・小林至海外担当兼中長期戦略部長は，プロテクトから馬原を外したことについて，「優先事項は常に優勝争いをすること。
断腸の思いでリストから外さざるを得ない選手がいた。
その一人が馬原投手。
現場や王会長と何度も練り直した」と苦渋の決断だったことを明かした。
今オフはヤンキースを自由契約となった五十嵐を補強。
昨季固定できなかった抑えについて，小林部長は「起用法は現場に任せますが，ファルケンボーグ，森福，五十嵐が中心でしょう」と話した。

これで馬原が森脇監督の言うように野球に前向きで
額面どおりの活躍してくれたらかなりの戦力アップ間違いなしですね。

【写真は，寺原流出のショックが若干和らぐ朗報となった馬原獲得。ウエルカムです♪】