仰木監督の三回忌に想う

イメージ 1

12/15は仰木彬さんの命日でした。
なんてこんなにも選手の心に深く残る人だったのか,
オリックスにとって名将の永久称号を受けてもいいくらいの人でした。
サングラスにユニホーム姿で,片足を柵に乗せた姿が目に焼きついています。



新聞記事を2つほど
『故仰木元監督の三回忌に,元監督が結成した勝利の方程式「KKO」が故人をしのんだ。
 菊地原が「仰木さんには本当にいい使い方をしてもらった。折を見てお参りに行きたいですね」
 と言えば,加藤大は「怒られるはずの場面で怒られず,こんなところで?
 というところで怒られた」とシミジミ。
 守護神だった大久保は「プロに入ってすぐの監督。仰木監督の時には自分の成績もよかったですね。
 偶然でしょうけど」と当時を懐かしんだ。』

オリックス仰木彬元監督(享年70)の3回忌法要が2回目の命日に当たる12月15日,
 北九州市内の自宅などで近親者により営まれた。
 神戸市西区の合宿所で自主トレを行い,故人をしのんだ守護神の加藤大輔投手(27)は「
 今の自分があるのは中継ぎの適正を見出してくれた仰木さんのお陰。
 すごく失点した試合でも“使ったオレが悪い”と言われて,
 余計に次は頑張ろうと思わせてくれた監督でした」としんみり。
 年末には長男の誕生報告も兼ね,福岡県中間市内の霊前にシーズン終了あいさつに出向く。
 今季は3年ぶり最下位に終わったが「来年は上位でいい報告がしたい」と巻き返しを誓った。』


現役のオリックス戦士の中にも未だ残るこの人柄・・・。



そして,仰木さんといえば,世界のイチローの新聞記事記事も


マリナーズイチロー外野手(34)が15日,神戸市内のオリックス合宿所「青涛館」で,
 来季に向けて本格的に始動。
 この日はキャッチボールやティーバッティングで約1時間汗を流したイチロー
 「遊びです,遊び。これが自主トレだっていったら(仰木元)監督に怒られちゃうよ」
 と笑顔を見せた。
 その仰木元監督の命日に本格始動となったが「しんみりすると監督に怒られちゃうからね。
 楽しい感じでやった」と明るく振る舞った。
 今年1月にはここで清原と合同自主トレも行ったが「今のところそんな話はないです」と,
 清原が故障中とあり未定のようだった。』


イチローも清原もその野球人生を語る上ではずすことができない人物である仰木さん・・・
来年はいい報告ができるようがんばってもらいたいですね。
どうかいつまでも見守っていてください。




大リーグ薬物問題のイチロー発言の新聞記事を


マリナーズイチロー外野手(34)が15日,米国の現地時間13日に発表された
 米大リーグの薬物使用実態を調査した「ミッチェル・リポート」について言及。
 「かなりショックです。でも,野球界にとっても膿(うみ)は出さないと」
 と,自らの思いを語った。
 故・仰木彬オリックス元監督(享年70歳)の三回忌にあたるこの日,
 古巣の合宿所で約1時間の自主トレを終えたイチローは,
 米国内に大きな衝撃を与えた「ミッチェル・リポート」について,
 はっきりとした口調で語り始めた。
 「野球界のことを考えると,かなりショックだと思う」メジャーリーグだけでなく,
 野球という競技そのものが受けた計り知れないダメージを危ぶむように,表情を曇らせた。
 「ミッチェル・リポート」による騒動は「昨日(14日)知った」という。
 01年からメジャーでプレーしながら,薬物使用のうわさはたびたび耳にしていた。
 だが,「話はいろいろ聞いていましたけど,本当のところはよく分からない」。
 心身を鍛え上げ,数々の記録を塗り替えてきた自分の周りに
 ,ここまで薬物使用汚染の疑惑が広がっていたことに,驚きを隠せなかった。
 オリックス時代の同僚で97年から99年まで在籍した
 クリス・ドネルス内野手(登録名C・D,41)も名前が挙がったことについては,
 「ドネルスも挙がってるって聞いて笑っちゃった」と,さほど活躍しなかった助っ人にあきれ顔。
 「僕たちはプロとしてやっている。ある程度のルールがあって,あとはモラルの問題です」
 とプロ意識と自己管理の徹底を訴えた。
 メジャーの権威を失墜させかねない問題の発覚を悲しむ一方,
 この機会にドーピングの全容が明るみに出たことには,歓迎する姿勢を見せた。
 「ああやって名前を出すことがいいことかは,よく分からない。
 でも,野球界にとっても膿は出さないと」米国でも城島らチームメートとともに
 地元シアトルの小学校を訪れ,子供たちに薬物使用の危険性を訴えたこともある。
 それだけに,球界にはびこる薬物汚染を取り除くきっかけとなることを期待した。
 「野球界にとっては,そういう(膿を出し切るという)時期にきたのかなということです。
 どんなことがあっても,前に進む糧にしていかないと」と,
 最後は前向きにとらえたイチロー
 日米球界のスーパースターは,今後の全容解明と,
 試練を乗り越えたあとに来る野球界の発展を願っていた。』


自己鍛錬で世界の高みまで上り詰めたイチローだからこそ重みのある言葉ですね。
この話は,いったいどう決着するのでしょうか。



【写真は,毎冬恒例のイチローの里帰り】