誰かために鐘は鳴る

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いよいよ今日から2008年のペナントレース開幕です。
開幕の相手は昨年5位のライオンズ
最多勝投手涌井を迎え西武ドームで13時プレーボールです。

我がオリックス開幕投手は金子千尋
昨シーズン途中から先発に転向してあれよあれよという間に6連勝
今日勝てば7連勝となります。

13時がすごく待ち遠しいです♪



開幕までにどうしても気になること・・・

OP戦が終わってコリンズ監督が再三言ってたこと・・・
選手に覇気がない・・・


清原も1軍が高知に合流した際に
最下位のチームなのにがむしゃらさがないと言ってました。
野球人生のほとんどを常勝チームで過ごした清原が感じた感覚・・・

本当にそうだとしたら何が足りないのでしょうか。


大阪シフトしてしまったオリックスですがこの日の事,この年の想いを今一度思い出してもらいたいです。



『◆ 頑張れオリックス ◆
 阪神淡路大震災から13年の17日,フィリーズ田口壮外野手(38)が今も抱く,
 神戸への思いを熱く語った。
 オリックス時代,田口が「神戸のファンと一緒に闘った」と振り返る95年にパ・リーグ制覇,
 96年には日本一を果たし,被災地・神戸を勇気づけた。
◆ 田口「あの時の野球を…」 ◆
 「震災の思いは,受け継いでいかなければいけない。
 その時期の野球はこうだったと,ずっと伝えていかなければいけない。」
 そう言葉に力を込めたのは田口だ。95年1月17日,田口は神戸市北区の自宅マンションにいた。
 「かなりの揺れ」は感じたものの,退寮直後で「ベッドとテレビしかなかった」ために
 家具倒壊での負傷は免れた。
 「寮に逃げようと車を走らせたら300メートルの所で信号機が倒れ,標識や木も倒れていた。
 スーパーに買い物に行ったら,入るのに2時間,レジで2時間かかった。買ったのは缶詰8個ぐらい」
 田口自身,「神戸で野球はできないだろう,と思った」と述懐する。
 その被災地を本拠地とするオリックスは不死鳥のように羽ばたき,疲弊した市民の背中を押した。
 「最高の野球ですよ。あれほど選手とファンが一体になったというのは過去にないでしょう。」』



マリナーズイチロー外野手(34)が17日,「青濤館」で
 オリックス岡田貴弘外野手(19)をパートナーに自主トレを行った。
 自主トレ前には神戸市内で震災の犠牲者に黙とうを捧げた。
 「黙とうするのは毎年のことなので…。神戸のことが気になるのはこの日だけではないですよ。」』



『震災から13年 阪神・淡路大震災から13年経過した17日,
 オリックスは正午に合宿所「青濤館」で選手,職員ら35人が1分間黙とうを捧げた。
 当時,現役選手だった小川博史サーパスコーチ(41)は
 『がんばろう神戸』の気持ちを永遠に忘れないことを約束した。
 「あの年の優勝は神戸市民が応援してくれたおかげです。
 ボクらもそのファンに勇気を与えるために勝たないかん,と頑張ったものです」
 95年は復興に向け必死のファンが連日,グリーンスタジアムに詰め掛ける。
 選手は『がんばろう神戸』のワッペンをユニホームの左袖につけ声援に応えて快挙を達成した。
 「あの時,自主トレどころじゃなかった。それでも優勝したでしょう。
 選手は市民のために『勝ちたい集団』になってましたよ」
 小川コーチはいまも左袖に「がんばろう神戸 1995」の刺しゅうの入ったアンダーシャツ4枚を着用。
 市民の応援に感謝するのはフィリーズの田口も同じだ。
 「あれぐらいファンと選手が一体になったことはない。プロ野球史上初めてでしょう。」
 今年こそ8年連続Bクラスからの脱却を果たす。』



イチロー,田口,長谷川という後の大リーガーが居たから優勝したんだよと言う人もいるかもしれません。
でもあんなに選手,ファンが優勝に向けてひとつになった年はなかったと思います。

阪急からのファンの自分にとってもこの年はある意味,原点だと思ってます。
大阪にシフトしてもこの原点だけは強く残してもらいたい。


開幕投手の金子もこの日の記事で



『静かに目をつぶった。阪神・淡路大震災の犠牲者にささげる1分間の黙とう。
 「新潟でも地震があったし,ひとごととは思えない。
 今年も自分が勝つことで,少しでも被災者を元気づけられたら」
 新潟県出身のオリックス4年目右腕・金子は改めて今季への思いを高めていた。
 2004年の中越地震直後にはルーキーながら200万円の義援金を送り,
 昨年の新潟県中越沖地震にも,シーズン中にチームが球場で被災者支援の募金活動を行った際,
 志願して3日間すべてに参加した。
 その行動力をマウンドでも発揮。昨年は終盤に先発に転向すると,2完封を含む6連勝でシーズンを終えた。
 「できることは少ないけど,今年も連勝はできるだけ続けたい。あと貯金を多くしたい。
 10? それくらいできれば」今オフはチェンジアップを改良。
 「昨年より直球に近い軌道から変化させたい」と最速152キロの直球をさらに生かし,
 連勝をのばすため試行錯誤を続けている。
 13日には長男も誕生し「今年頑張る要素はたくさんあります」と笑顔を見せた。
 鎮魂の思いを胸にし,絶対的エース不在のチームを引っ張る。』



やっぱ最後は気持ちです。

オリックスの選手にプラスアルファ何かが宿りますように!

選手,ファンの想いを乗せて!!


いざ!!開幕!!!!




【写真は,田口の黙祷。野球にかける想いを今のオリックス勇士に伝承してもらいたい。】