冬を越して春が勝負

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川越と北川がFA宣言せずに残留との記事を昨日アップしましたが
ここからふたりの来季への戦いがスタートとなるようです。



『今季FA権を取得したオリックス川越英隆投手(35)が6日の残留交渉で,
 権利は行使せず10%アップ,年俸6600万円(以下,金額は推定)の条件を飲んだ。
 また,FA権を保有する北川博敏内野手(36)も昨年同様,行使せず約5%ダウンの8500万円で残留。
 2人とも来季以降も立場は安定せず,厳しいシーズンを迎えそうだ。

 川越はシーズンオフ直後の初交渉では,出来高などのインセンティブに不満を持ち,
 「おそらくFA(を行使して移籍)する」と態度を硬化させていたが,
 2度の交渉で歩み寄り,この日の手打ちとなった。
 本人は「(大石)監督にも『必要な戦力。残ってほしい』といわれ,気持ちが変化したことも確か」。
 大石監督も「投手は1人でも多くいた方がいい。彼はまだ(中継ぎで)使えますからね」。
 昨年まで3年連続開幕投手を務めた元エースも今季は,
 若手の台頭から5月以降は中継ぎに回り2勝3敗,防御率4.00。
 来季もかつてのプライドを捨て,ブルペン待機の役割が続く。

 北川は選手会長,チームリーダー役をこなし,今季2位躍進の一翼を担った。
 大石監督も「シーズン中のベンチでも,このキャンプでも人一倍,元気な声を出して
 若手を励ましてくれている。不可欠な選手」と指揮官は存在感を評価するものの,
 レギュラー確約の手形はやはり留保する。
 「野手のレギュラーはローズ,カブレラ,後藤の3人。
 (三塁は)塩崎が巻き返すかもしれないし,北川が今季のままというワケでもない」
 シーズン序盤,右ヒジ負傷のラロッカの代役で急造三塁手を務め,打率.265,13本塁打,49打点。
 だが,指揮官は「ケガで1カ月ほど出遅れて規定打席に到達しなかったのは仕方ないが,
 本来の右中間への鋭い打球が最後まで見られなかった。
 ラロッカが戻ってくるか,サードを守れる外国人選手を獲得すれば控えも…」とつれない。
 それでも北川は「レギュラーらしきものをつかんだのは(2002年と)遅かった。
 ポジションは一塁からのスタートで,常に外国人選手と戦ってきたし,もう慣れっこ。毎年が勝負ですよ」
 FA選手に大金が転がり込むというのは,ごく一部に限られているようだ。』



川越は,先発ではなく中継ぎエースとして活躍の場を求めてもらいたいですね。
クイックや牽制はうまいんでランナーを背負ってからの老獪な投球に期待です。

北川は,たしかに今季は右打ちのほとんどセカンドのグラブの中で併殺打のイメージが強かった。
個人的には持ち前の勝負強さで右の代打の切り札になってもらいたい。

今のオリックスにはここぞの勝負どころで使える代打の切り札的選手がいませんから。


お互いベテランの味を活かしつつ世代交代を進めてもらいたいと思いますね。



そんな中,慰留されるどころか戦力外通告だった男が



オリックスを戦力外になった康介(本名・加藤康介)の“出戻り”獲得の可能性が出てきた。
 ロッテ球団関係者は「まだやれるんじゃないか。トライアウトでチェックすることになる」。
 康介は新人の01年に9勝,翌02年は11勝。
 07年途中のオリックス移籍後は結果を残せていないが,左腕不足のチーム事情もあり,
 バレンタイン監督も視察を検討している12球団合同トライアウト(11,26日)で見極める考えだ。』



若手の台頭でどんどん中堅以降のベテラン勢が追いやられてますが
これがどこの球団も経験する世代交代の時期ということなんでしょう。

一気に世代交代はできませんのでベテランと若手の融合で常勝軍団の礎を築いてもらいたいですね。


そして秋季キャンプ第2クール初日も選手は元気です!

高知ではこんな変わった光景も



『高知で秋季キャンプを張るオリックスが7日,早くも来季の交流戦対策に乗りだした。
 小松や加藤ら先発,中継ぎ,抑えの主力投手がバット持参で本球場に集結。
 バント,ティー,フリー打撃でたっぷり汗を流した。
 「野手のランチタイムを利用して,投手に打たせたらいいと提案したんだ」と大石監督。
 今季の交流戦はホームが6勝6敗,ビジターは5勝7敗。
 ヘッドコーチだった昨季を合わせると,ホームで15勝8敗1分け,敵地で8勝16敗。
 送りバントの失敗が負け越しの要因ではないが,投手に犠打を指示してもほとんど成功した記憶がないため,
 練習に取り入れたという。
 春季キャンプではケガの不安もあって採用するかは未定だけに,
 秋の間にバットを持つ不安感を一掃する狙いもある。
 成長株の近藤は「バントは慣れが必要だから,いいことです」
 と納得顔を見せ「バットは持ち続けた方がいい」と春季キャンプでの継続を強くプッシュ。
 ひょっとしたら,投手陣の打撃練習がオリックス名物!?になりそうだ。』



たしかに広島戦で見たときは投手のバッティングのひどさが目に付きました。
せめてバントはそこそこ成功させてもらいたいのでケガしない程度にやってもらいたいですね。



そしてそしてこの人が視察にキタ~~~~~!!!



『大石監督がWBCに全面協力を約束した。
 OB会長で,WBC日本代表の投手コーチを務める評論家の山田久志氏が視察のため来訪。
 「その節はよろしく」とあいさつされると「どうぞ(WBCに選手を)連れていってください」と返答。
 報道陣に囲まれると「オリックスの選手がいるなら喜んで出す。勝つために必要なら小松だって」
 と開幕投手候補の離脱にもためらいはなかった。』



OB会長!WBCの後は監督お願いしますね!!
今のうちにオリックスしっかり見ておいてください♪


子供の頃ゴムボールで草野球してた時もひとりサブマリン投法してたのを思い出しました。


そして,中村本部長が外国人投手と契約といっていたのはこの人ではないようですが
以前記事にしたマーク・ケリー投手のテストがあったみたいです。



『四国・九州ILの高知に所属するマーク・ケリー投手(24)がテスト生として秋季キャンプに参加。
 真っすぐにスライダー,カーブなど約50球を投げ込んだ。
 「少し緊張したけどいい形で投げ込めた」と笑顔を見せた。
 だが,見守った大石監督は「きょうの内容だけでは決められない。
 打者に対してどんな投球をするかチェックしたい」
 と10日のフリー打撃に登板させ,その結果で判断する意向だ。』



ヤングの失敗を活かしてもらいたいですがどうなりますやら。

素材として獲るくらいなら今年の甲斐くんや去年の小林,その前の延江に梅村などを鍛えてください!!




【写真は,守備に目をつぶるならこの人もサーパスでサード鍛えられてましたよ。打撃は好調な古木です!】