厚い壁の隙間（故障者編）
一気に開幕に向けてテンションアップの今日この頃
まずは橋下府知事に続いて平松大阪市長を表敬訪問の記事から
『オリックス大石大二郎監督（５０）と中村勝広球団本部長（５９）らが３０日，
大阪市役所に平松邦夫市長（６０）を表敬訪問した。
市長に「オリックスさんは（大阪の）市民球団に近い。不景気と言われているが盛り上げてほしい」
と活躍を期待されると，大石監督は
「パ・リーグの実力は拮抗（きっこう）している。キャンプでしっかりと技術を磨いていきたい」
と決意を語った。』
大阪の市民球団とまで敬意を表されたからには
今年は優勝して大阪市内でパレードさせてもらいましょう。
さて本題の厚い壁の隙間に挑戦するのは
昨年，右ヒジの故障で登板機会０に終わった平野から
『オリックスの平野佳寿投手（２４）が２６日，神戸市西区の室内練習場での自主トレに参加。
昨年３月２７日の右ヒジ遊離軟骨除去手術でシーズンを棒に振っただけに
「しっかり，先発で回れるようにしたい」と意気込んだ。
練習時間の大半は下半身の強化に割いた。メニューには相撲の四股（しこ）も採り入れた。
オフの間も続けてきた鍛錬の成果で
「一時はフォームがバラバラだったが，ビデオで撮ったら下半身を軸に回れていた」という。
手術の経過も良好だ。
昨年の秋季キャンプ後に「レントゲンも撮ったけど，先生に“心配することはない”と言われた」。
岸田と続けたＮＴＴ西日本での自主トレでは，「５０球以上，ずっと投げてきた」と明かしたほど。
１軍キャンプメンバー入りも決まった。
「キャンプでは最初からアピールしたい」としながらも
「照準は開幕。ケガをしたら意味がない」と足元を見つめた。』
相撲トレーニングで四股とは面白いですね。
平野とはいえキャンプでアピールできないと先発ローテへの復活は厳しくなります。
ミスター完投と言われた鉄腕の復活に期待したいと思います。
別の記事でも
『オリックス・平野佳寿投手（２４）が２６日，神戸市内の「青濤館」で自主トレを行った。
下半身中心のメニューを終えた平野は
「去年故障してから投げていないし，感覚もない。やるつもりはないですよ」と，
０７年の秋季キャンプでコリンズ前監督から習得を命じられたチェンジアップの封印を決めた。
昨季開幕前に実戦で試して手応えは得ていたが，佐々木チーフ投手コーチからも
「球種を覚えなくても，今持っている球で勝負できる」とお墨付きをもらった。
昨年３月に遊離軟骨除去手術を行った右ひじも，医師から「問題ない」と太鼓判を押された。
「先発で１年やりたい。去年は何もしていないので」。
棒に振った１年を取り戻してみせる。』
コリンズ監督からは練習での球数制限に加え
チェンジアップの習得命令と平野とは全く相性が悪かっただけに
上司も変わって心機一転といきたいところですね。
そしてもうひとり右ひじの故障から復活にかける男が再来日
『“開幕戦”出るぞ！オリックスのグレッグ・ラロッカ内野手（３６）が３０日，
関西国際空港着のＵＡ機で来日した。
出迎えた球団関係者らとの再会を喜んだ助っ人砲は開口一番，
日本語で「（右ひじは）モンダイナイ」と順調な回復ぶりを強調。
その上で春季キャンプ第２クールの２月５日から始まる紅白戦に向け
「打つ方は問題ない。もちろん出たい」と，今季“開幕戦”出場による復活アピールをもくろんだ。
気持ちはテスト生同然だ。
昨年５月に右ひじ手術を受け全治６～８カ月と診断された。
だが球団は過去の実績と回復具合を考慮して契約更新。
とはいえ年俸は昨年の総額１億４千万円から約３０００万円に下がった。
それでも「感謝の気持ちでいっぱい」とラロッカ。
０７年には打率・２８６，２７本塁打，７９打点を記録した助っ人砲が，
定位置奪取を目指して一からアピールし直す覚悟だ。
執刀医から「開幕には間に合う」と太鼓判を押されるほど経過は順調。
すでに約５５メートルのキャッチボールを開始し，自宅近くの大学で室内フリー打撃もこなしてきた。
フェルナンデスの加入を受け「二塁も練習する」と話すラロッカ。
カブレラ，ローズ，フェルナンデスとの強力打線形成をもくろむ。』
「モンダイナ～イ」の頼もしい言葉通りになってくれるか？！
春先に強いラロッカがいきなりエンジン全開になれば
奪われたサードのポジションも取り戻せるはず
いまだにオリックスファンの中でも人気の高いラロッカだけに
本当に復活してもらいたい気持ちでいっぱいです。
他にも故障組といえば大久保なんかもいますが
本人のブログからも調整は順調のようです。
１年実戦から遠ざかった分，実績だけで元のポジションに戻れないくらい厚くなった層に
どうやって食い込んでいくのか？！
明日からの宮古島キャンプは熾烈な戦いになりそうです。
【写真は，四股を踏む平野。先発ローテの厚い壁の隙間に割って入る気迫十分！！】
