未曾有の経済危機の中で

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まるで野球のブログじゃないようなタイトルですが
今季優勝を狙える位置からスタートするオリックスの経済的な話を書きたいと思います。

溜め込んでいた記事なので全体的に古いですがご勘弁を


さて,チケット販売や入場時の場所取りの制限が公式HPに載ってましたが
そんなに今季のオリックス観戦は混雑するのか??と思ってしまったので

まずは御大清原に続くスター候補の記事を



『WBC第1次候補のオリックス小松聖投手(27)が2日,ブルペンに入り,120球を投げ込んだ。
 清原和博氏(現評論家)が引退後,注目選手不足に悩む球団には
 「キター」(タレント山本高広のモノマネ)の雄たけびで露出度が高くなった小松の存在は貴重。
 それを自覚する小松もパフォーマンスで奮闘しているが・・・。
 オリックスにとっての大打撃は,やはり清原の現役引退だった。
 「年間指定席の売れ行きがさっぱり。
 昨年は清原の(左ひざ手術からの)再起という“売り”があったけど今年は目玉がない。
 昨年せっかく9年ぶりのAクラス(2位)だったけど,
 世間の不景気を吹っ飛ばすほどの勢いはありません」とは営業関係者の嘆き。
 唯一の頼みの綱は昨年15勝3敗で新人王に輝き,
 勝利後のお立ち台で「キター」を叫び,人気上昇中の小松の存在だ。
 「イケメンで独身。女性ファンを開拓しつつあります。惜しむらくは投手であること。
 野手なら毎試合出場できるので,かなりの観客増が見込めるんですが」(営業関係者)
 本社譲りの?欲深さもあるが実際,清原が入団した2006年,
 前年比で1試合あたり3000人増があった。
 現況ではない袖は振れず,小松で「イケイケ」が営業方針で,
 オフはイベントやサイン会など小松を全面的に売り出した。
 「おかげで,マスコミに取り上げられる頻度も増し,今キャンプ,個別取材の申し込みが小松8割,
 (大石)監督1割,その他1割といった案配。
 語弊があるかもしれないけど“また(取材は)小松ですか”といった感じですね」(関係者)
 昨オフからオリックスの看板を背負った小松だが,本業の方も抜かりはない。
 この日は変化球をまじえ120球を投げ抜いた。
 「自分なりにしっかり練習してきたつもり。きょうも握ったWBCの使用球にも違和感はないし,
 (10日からの)第3クールには紅白戦にも投げたい」
 2月15日招集の日本代表キャンプ(宮崎)へ向け臨戦態勢は整っており,
 あとは最終候補選手に残るかどうかの試練が待つ。
 「まずはWBCの最終メンバーに残り,そこでの活躍を願うばかり」(営業関係者)。
 新人王の両肩に今季,球団の存亡が重くのしかかる。』



実際,小松はWBC最終選考に残る働きを魅せて
オリックス代表として日の丸を背負って今日WBC開幕を迎えます。

ただあくまで他のWBCメンバーの知名度から比べたらまだまだで
多くの人は「誰?」っていう感じだと思います。

小松が球団の顔となるには3年は実績を上げないと苦しいですね。


そこで人気を得るためインパクトの数で勝負
他球団で4番を張った外国人を集めての強力打線を形成

しかし現状はグループ広告の位置づけとしてから脱却しきれていません。
そんな記事がこれで



オリックスは今季,前楽天のフェルナンデス,前ソフトバンクの大村を獲得して,
 リーグトップ級の強力打線を形成。
 投手陣も,昨年15勝の小松を筆頭に若手の先発陣が充実し,
 優勝を狙える布陣となっているが,ファンの反応は今ひとつ。
 世間の不況もあって年間指定席の売り上げは伸び悩み,
 球団目標の年間140万人動員(昨年は126万人余)は厳しく,
 営業面では苦しい状況を強いられている。
 パ・リーグの各球団とも経営状況は厳しく親会社の補助で運営が行われていると,球界関係者は解説する。
 「大ざっぱに言えば,選手の年俸や職員の給料,キャンプ費や遠征費等々で年間100億円はかかる。
 テレビの放映権料などが少ないパは,
 リーグ1位(昨年225万人余)の動員を誇るソフトバンクでも赤字でしょう。
 オリックスはおそらく毎年,30~40億円の赤字で,
 これを親会社が広告宣伝費の名目で補填しているのが現状」
 テレビでCMを流すより,あらゆるマスコミがオリックスの名を連日,流すのだから確かに宣伝効果はある。
 ところが今回の不況の余波で,オリックスグループ自体も安閑としていられない。
 「グループ内では赤字会社は切り捨てるべきだとの意見も一部にはありますが,
 物事はそう簡単には運ばない」(オリックス本社関係者)
 グループの広告塔としての役目は果たしているワケで,その効果を認める声も多い。
 球団としては少しでも赤字額を減らそうと,他球団の成功策を模索している。
 「ロッテのように年間指定席に頼らず日々,魅力あるイベントを実施するとかを考えているが・・・。
 果たしてそれだけで,関西の阪神ファンという牙城を崩せるかどうか」(球団関係者)
 球団関係者が,年間数億円の営業成績を挙げる他球団のスーパー・セールスマンにその秘訣を聞くと,
 このような答えが返ってきたそうだ。
 「今の球団だからこれだけの売り上げが出せるが,オリックスにはアピールすべきモノが・・・」
 まずはチームが強くなり,ファンの関心を喚起することが当面の方策となりそうだ。』



グループとしてオリックスという名前が毎日TVや新聞で目に出来るのも球団保有のおかげですが
それだけじゃなく本当にこの人が単純に野球が好きという側面もあります。



『野球通のオリックス宮内義彦オーナー(73)が,沖縄・宮古島キャンプを視察し15日,帰京した。
 本社サイドでは「かんぽの宿」譲渡問題で何かと騒々しい中,
 オーナーは14日,紅白戦を観戦し,日頃の憂さ?をしばし忘れて野球を堪能したよう。
 本社は世間同様,経費削減の嵐が吹き荒れているようだが・・・。
 球団が使用する宮古島市民球場は,問題視されている簡易保険(かんぽ)の融資施設だ。
 むろん球団関係者は,皮肉な巡り合わせをオクビにも出さず
 「口も金も出す」宮内オーナーを幹部職員総出で出迎えた。
 オーナーはまず大石監督に今季の布陣について鋭い質問を浴びせ,このような感想を漏らした。
 「ポジションが決まらないほど,選手たちは競い合っているそう。
 パ・リーグは混戦だろうが,
 昔の強いオリックス(95年リーグ優勝,96年日本一)になる途上と思っている。
 今季は大いに期待している」
 本社は前年比,4割とも言われる減収で,経費削減が社命になっている。
 「会議の出張はできるだけ少なく,テレビ電話で済ませる。
 タクシー代,交際費も削減。
 以前の“本当の仕事は18時を過ぎてから”が,“なるべく残業をしないよう”に(変わった)。
 ただ,オリックスグループのシンボルである球団,とくに現場サイドは極端な削減はできない面が」
 と本社関係者はいう。
 今回のキャンプを含め選手たちの年俸,遠征費などで球団は年間100億円近い経費がかかる“金食い虫”。
 フロントには当然,本社並みの削減が要求されるが,
 現場サイドの待遇にはあまり変化はない,と球団幹部は語る。
 「身体の大きい選手に,新幹線利用の際,従来のグリーン車から普通車へというワケにもいかない。
 一般の職員は前々から普通車に乗っているので,さほど削減の風は吹いていない」
 しかし例年,キャンプを視察するスカウト陣たちで今回,宮古島入りしたのは熊野スカウト部長1人。
 削減の余波は見えない部分であるよう。
 「フェルナンデスも加入し,戦力は整った。
 優勝を狙えるチャンスだと,オーナーの期待は大きい。
 ただ,成績が伴わないと,どのような(オーナーの)おしかりがあるか・・・」(球団幹部)
 野球を愛するオーナーの優勝願望に応えられるかどうか,大石監督へのプレッシャーは大きい。』



宮内オーナーのままだったら球団を手放すのはないと思いますが
これも世の常からしたら普遍というものはないのでどうなるか分かりませんね。

まずはオーナーマネーをN本部長が効果的に使ってるかを監査してもらいたいと思うのですが・・・


そこで野球以外でもいろいろ考えてるみたいで



『あの手この手でファンサービスを考えるオリックス
 球団関係者と雑談をかわしていると「○○をするには,どうしたらいいかなあ」
 とアイデアを求められることがしばしばある。
 少しでも球団の人気を高めるために,いつでも必死なわけだ。
 そんなオリックスの今年の目玉が,関西のプロ野球球団初となる『球団公式チアチーム』の存在。
 今年の京セラDの本拠地試合は,17-24歳という若さの19人のチアガールが盛り上げてくれる。
 「いずれはチアを育成する学校みたいなのができたらいいなあ。
 オリックスのチアが先生役になったりするような・・・」
 球団関係者は今後のプランに胸を膨らませる。目指すは『チアガール育成スクール』の設立だ。
 オリックスのチアチームに人気が出れば「ああなりたい」と思う子どもが出てくる。
 それを逃さず,オリックスが受け皿となって育てる。
 その子がいずれ京セラDで踊る。
 影響を受けた次世代の子どもがオリックスチアの学校に入る・・・。
 この循環が続けば,チアチーム単体で採算がとれる日が来るかもしれない。
 当然チアの存在価値は高まる。中にはアイドルのようにブレークする子が現れる可能性もある。
 同時にオリックス球団自体の認知度も上がる。理想はNFLチアリーダーのような感じだろうか。
 チアチームがあこがれの職業となり,球団の好感度も上昇・・・。
 うまくいけば,誰も損することがない夢のような話。
 実現させるためには,まず初年度となる今年のチアチームの活躍が不可欠。
 試行錯誤を続ける球団関係者の夢を乗せたプロジェクト。
 成功に期待したい。』



オリックス発のアイドル・・・ピンと来ませんが

まずはとにかく優勝してください!!

そこから始めましょうと言いたいですね。


いつも以上にとりとめがなく申し訳ありませんが

最後に優勝を目指す現場の最新記事を



『◆ きょうロッテ戦でフェル砲お披露目 ◆
 オリックスの松岡球団社長,大石監督以下の首脳陣と全選手が
 午前10時から大阪市住吉区の「住吉大社」で必勝祈願をした。
 神前に玉串(たまぐし)を奉納した大石監督は
 「こういう神聖なところに来ると身が引き締まります」と神妙な面持ちだった。
 その大石監督は自らを「開幕も144分の1と思っているタイプ」と評しながらも
 絵馬には「4月3日,勝利」と書き込み,
 「一戦,一戦,まずは“開幕の4月3日に勝てますように”とお祈りしました」と話した。
 きょう5日のロッテ戦は今季の地元初試合。
 京セラドームでの練習後,大石監督は「3番か4番DHで使う」と
 新外国人のフェルナンデス(前楽天)のお披露目を明言。
 6日にラロッカ,7日にローズ,10日過ぎにカブレラを実戦起用することも併せて明かした。
 恐怖の“舶来砲カルテット”が一気にベールを脱ぐ。』



さあ徐々に今季のオリックスの全容が明らかになっていきます!

今日もしっかり応援して行きましょう!!!




【写真は,チアオーディションの様子。観客が少ない中チアだけ元気は寂しいのでぜひ大阪で観戦したいです!!】