寝耳に水の痛い話

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昨季のCSは第1ステージ2戦目で早くも日ハムに敗退し,
チケットを購入していた第3戦目がなくなったため
昨季のオリックス観戦は広島での交流戦だけだったので
今週の観戦が約1年ぶりのこととなります。


子供もまだ小さいためなかなか本拠地観戦ができないので
この1年ぶりの観戦は非常に楽しみにしています。


広島人ながら未だマツダスタジアムには入ったことがなく
子供を義父母に預けて嫁さんと久々のデートがてらの観戦で
いろんな意味で楽しみになってます。


という訳で毎日週間天気予報とにらめっこしてますが
野球観戦と絡んでちょっと前にこんな記事が



プロ野球楽天-西武戦(Kスタ宮城)を昨年5月に観戦中,
 ファウルボールが右目に当たり,失明寸前になった男性が先月7日,
 楽天球団などを相手取り,約4400万円の損害賠償を求めて起こした訴訟が,球界に波紋を広げている。
 球団側が敗訴すれば,さまざまな影響が出るのは必至。
 球界関係者は訴訟の行方を注目している。(プロ野球取材班)
 訴状によると,原告は宮城県に住む47歳の税理士。
 負傷による休業損害,後遺症で今後に失われると予想される利益などを求め,仙台地裁に訴えを起こした。
 楽天球団とKスタ宮城を所有する宮城県
 「適切にファウルボール等から観客を守るネット等の安全装置を設置することを怠り,
 本件事故を発生させた」というのが主な主張だ。
 Kスタ宮城の内野席前には,高さ3メートルから5メートル程度の防球ネットがある。
 これを越えた打球で男性は負傷した。
 楽天の米田純球団代表は「コメントは差し控えたい」と言葉を選ぶものの,困惑は隠せない。
 他球団にとっても対岸の火事ではない。
 楽天は治療費など約40万円を負担したが,訴訟に発展した。
 ロッテの横山健一スタジアム部主査は
 「球場は危ない面もあると認識していただかないと,(すべての)席を網で覆うしかありません」と話す。
 内野席前の防球ネットを4年前に撤去した横浜の球団幹部は
 「いまのところネットを張る話は出ていない。
 ファンの方が選手と接触しやすいようにしたのであり,逆の方向に行ってほしくない」とこちらも困惑顔だ。
 以前から横浜スタジアムは,グラブをもった係員を観客席に配置する安全対策をとっている。
 訴訟を受け,防球ネットの高さや警備体制などを大幅に変更した例はないが,
 各球団とも打球への注意喚起は,場内放送や電光掲示板で以前から頻繁に行っている。
 神経を使っても,「打球によるけがは,どの球場でも年に数件はある」(セ球団幹部)という。
 ファウルグラウンドにせり出した位置にあり,その臨場感で人気が高い「エキサイトシート」。
 巨人の本拠地,東京ドームでは,客席と同数のヘルメットとグラブを用意している。
 「ファウルボールへの危険は他の席よりも高くなるので,ヘルメットの着用をお願いしています」
 と東京ドームの営業担当者。
 同種の席はファンにも好評だが,西武の球団関係者は
 「訴えが認められたら,シートを取り払わなければいけなくなるかも」と漏らす。
 打球による負傷が起きた場合,試合の主催球団は,応急処置と当日の治療費を負担するのが慣例だが,
 12球団が定めた「試合観戦契約約款」は,今回の訴えが求める逸失利益の補償は否定している=別項。
 訴訟の行方によっては,防球ネットの高さや警備体制の大幅見直しも起こり得る。
 警備会社に所属するベテラン担当者は「プロだけの問題ではない。
 もし楽天が敗訴したら,アマチュア野球も影響を受ける。
 高校野球大学野球はお客さんを入れられなくなってしまうのではないか」と指摘した。
 第1回口頭弁論は28日に開かれる。

 ■試合観戦契約約款
 プロ野球の観客席から暴力団などを排除し,安全な観戦の確保を目的に定められた。
 基本的に入場券の裏面に印刷されており,観戦者に適用される。
 第13条(責任の不存在)には「主催者は,観客が被った以下の損害についての責任は負わないものとする」
 との項目がある。「ホームランボール,ファウルボール,その他試合又は練習行為に起因する損害」が該当し,
 「主催者が負担する損害賠償の範囲は,治療費等の直接損害に限定されるものとし,
 逸失利益その他の間接損害及び特別損害は含まれないものとする」と記している。』



前の部署で法務担当,今の部署で損害賠償の訴訟を担当してるだけに気になる記事

実際は何でも訴えられるし,相手方の弁護士が適度な訴額で上手に話を持って行くなどの
訴訟戦略があれば10対0で勝つのは難しいのかなと思います。

裁判官も人の子なので実際に怪我や死亡などの損害があったら
企業や行政など立場や資力の強い側が相手方の場合,いくらか払いなさいという判決になりがちです。

そうなる前に和解の勧告があり判決の前にきっと和解に持っていくと思います。
結果としては,和解金として原告にお金が入り被告側はお金を支払うことになるのですが

判決として敗訴とならないのでそれが判例としての前例にならないという形におさまるのです。


球団や他のスポーツ団体にとっては敗訴と言う事実がないにこしたことはないのでしょう。


きっとこのケースもどこかで和解の道に落ち着くのでしょうが
訴えた者の勝ちみたいで釈然としないことになるような気がします。


訴訟をすることや被害にあった方を否定する訳ではないのですが
せっかくの野球観戦ですから心から楽しみたいですね。


釣りも海水浴も山歩きもある程度のリスクはあります。


それをどう考えるか誰のせいにするかというのも個人差がありますが
なんだかいろいろ考えさせられる記事でした。



さて怪我といえば



『◆ 順調なら交流戦終了前後に復帰のはずが… ◆
 まさに大ショック!?
 右足小指骨折のため渡米して検査を受け,
 5月31日に再来日したオリックスアレックス・カブレラ内野手(37)が1日,
 スカイマークスタジアム大石大二郎監督(50)ら球団首脳陣と会談。
 当初は,早ければ交流戦期間中の実戦復帰も見込まれていたが,
 本人からの報告によると6月中の復帰も絶望的となった。
 「骨は,まだ完全にくっついている状態ではない。
 復帰まであと4~6週間かかるが,1日でも早く戻りたい」。
 4月23日の西武戦(京セラ)で右足を負傷し,全治2カ月の診断。
 順調なら交流戦終了前後には復帰できるはずだったが,予想よりも約2週間復帰がズレ込むこととなった。
 「(6月は)いないものと考えないと仕方ない」と大石監督。
 しばらくは投手陣の踏ん張りと一丸野球で踏ん張るしかない。』



あぁ・・・いつものイタイイタイ病にお墨付きを与えた結果とならなければいいのですが
故障離脱でタイトル料のインセンティブも難しくなったら試合を休む日も増えそうですね。


こうなると現戦力でしのがないといけなくなってきましたが,
好調な先発陣にさらなる飛躍を求めて近ちゃんが



『同級生には負けられない。
 きょう2日の中日戦(京セラ)先発予定の近藤が,
 5月30,31日の横浜2連戦(スカイマーク)で連勝した金子,平野に続く快投を誓った。
 「最近,納得のいかない投球をしている自分が悔しい。
 自分が金子,平野のような投球ができたら,チームにも勢いが出てくる」
 と同学年2人の活躍に刺激を受けた様子。
 目下3連敗中の右腕が“竜斬り”で5月4日以来の4勝目を狙う。』



いい刺激を受けて今日の竜退治に期待しましょう!!


今日はBSNHKで中継あり♪





【写真は,普段着のカブレラはやっぱ南国の人って感じですがぜひ3億の仕事をお願いしたいですね。】