生涯オリックス小瀬浩之 続報

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どうしても現実が直視できずどの記事を見ても胸が痛いですが

このブログに記録として永く留めるためにあえて続報記事を


昨日のブログで文字数オーバーで漏れていた記事も含めて


まずは奥さん絡みの記事



『小瀬選手の突然の死に由紀子夫人は言葉を失った。
 5日夕方に兵庫県西宮市の自宅で対応。
 「今は何も話せる状態ではありません。まだ球団から説明はありません」
 とインターホン越しに涙声で話すのが精いっぱいだった。』



そして,昨日



オリックス・小瀬選手の夫人・由紀子さん(25)が6日,
 担当だった藤井康雄スカウト(47)に付き添われ宮古島入り。
 他に由紀子さんの両親,小瀬選手の父・富雄さん,父方の伯父,兄夫婦の6人が同行し,事情聴取を受けた。
 報道陣に口を開くことはなく,球団関係者によると事情聴取の際も泣き通しだったという。』



宮内オーナー絡みの記事



オリックス宮内義彦オーナー(75)はこの日,都内でサンケイスポーツの取材に応じ,
 「どういう事情かわからないけど,ご冥福を祈ることしかできない」と悼んだ。
 「期待していた,これからの選手。キャンプにいって,いろいろ聞こうと思っていたのに…」。
 球界屈指の野球好きとして知られる宮内オーナーだけに,その心痛は計り知れない。』



NPBの加藤コミッショナー絡みの記事



楽天の沖縄・久米島キャンプに加藤良三コミッショナー(68)が訪れた。
 岩隈,田中と昨年のWBCで活躍したコンビのブルペン投球などを視察した。
 前日5日にキャンプ地の宮古島で亡くなったオリックス小瀬外野手について
 「将来有望な有為の選手で,これからの成長を期待される選手。
 痛ましい思い。ご冥福をお祈りするしかない」と話した。』



恩師や球友がらみの記事



オリックス小瀬浩之外野手(24)の転落死の衝撃は,球団内にとどまらず球界全体へ広がった。
 恩師の近大・榎本保監督(54)は5日,奈良県生駒市内の寮で取材に応じ
 「まさか,あいつが…考えられない」と絶句。また巨人の長野久義外野手(25)ら,
 大学時代から親交がある選手をはじめ,他球団の関係者もショックにうちひしがれた。
 現役のプロ野球選手が,キャンプ中に自殺するという前代未聞の事件。
 小瀬外野手の恩師,榎本監督は突然の死に驚きを隠せなかった。
 「年末からずっとうちのグラウンドに来て練習をやっていた。
 変わった様子はなく,むしろ今年はやりますよ,と意気込んでいた。
 昨年12月に結婚したばかり。
 繊細な子ではあったが,あんな痛がりで怖がりな子が,自殺なんて考えられない」と沈痛な声で話した。
 榎本監督によると,小瀬外野手の父親も
 「何があったんでしょうね,監督。死ぬぐらいだったら相談してくれればいいのに」と,
 原因が思い当たらない様子だったという。
 近大グラウンドのバックネット裏に立つ小屋は,昨年3月に小瀬外野手の寄付で建てたもの。
 「本当は悔やまないといけないけど怒ってもやりたい。
 何をしてんのや。まだまだ伸びる可能性はあったのに」と最後まで信じたくない様子だった。
 また,日大時代に小瀬外野手と日本代表でプレーした巨人の長野は
 「連絡を取り合っていて去年,ドラフトで指名を受けたときにも,
 『おめでとうございます』という連絡をもらっていました。
 亡くなったなんて信じられません」と肩を落とした。
 近大の同期で,ヤクルトの新人の山本哲投手は,前日4日夜に電話をもらったばかり。
 「自分のことを心配してくれていて。特に変わった様子はなかった。
 ただ,今思うと,キャンプに入って3度目の電話だったので多いなと…」と言葉を失った。
 この日,チームはキャンプ最初の休日で,新人恒例の沖縄・浦添市内観光だったが,
 表情は悲しみに暮れたままだった。』



昨日のチームの様子



『◆ 小瀬選手転落死から一夜明け ◆
 オリックス小瀬浩之外野手(24)の死亡から一夜明けた6日,
 キャンプ中の沖縄県宮古島市民球場で午前10時半からキャンプ第2クールをスタートさせた。
 キャンプ期間中にチーム宿舎で選手が転落死するという前代未聞の悲劇。
 ユニホームの右袖には喪章が付けられ,練習開始前には西名弘明オーナー代行兼球団社長(65),
 岡田彰布監督(52),1,2軍の全選手が
 球場のスコアボード上に半旗で掲げられた球団旗に向かって黙とうをささげた。

 ◆ 衝撃大きく…練習短縮,行事中止 ◆
 チームメートを失った悲しみは一夜明けて,さらに増した。
 宮古島キャンプ第2クール初日。
 現役選手がキャンプ期間中にチーム宿舎から転落死するという前代未聞の悲劇。
 小瀬選手の死去に直面した岡田オリックスから完全に笑顔が消えた。
 「そりゃ難しいよな…。今までみたいな感じで声を出してワイワイという感じにはならない」
 うつろな目でグラウンドを見ながら岡田監督が重い口を開いた。
 通常通り午前10時半から練習がスタート。
 宮古島市民球場のスコアボード上には球団旗が半旗で掲げられ,
 岡田監督をはじめ首脳陣,球団関係者,全選手の右袖には喪章が付けられていた。
 急きょ来島した西名オーナー代行兼球団社長も合流して
 練習開始前には半旗に向かって全員で30秒間の黙とうをささげた。
 カブレラは帽子に小瀬選手の背番号だった「41」の数字を2カ所も書き記して弔った。
 しかし,突然の悲しみに選手たちは練習に取り組める精神状態ではなかった。
 プライベートでも仲が良かった大引や山崎は人目をはばからず,大粒の涙を流しながら球場入り。
 おとといまでグラウンドで元気な姿を見せていた生前を思い浮かべたかのように,
 誰もがグラウンドでも悲しみに暮れた。
 横山は泣き崩れ,坂口はサングラスで涙を隠しながら打撃練習。
 そのすべてがショックの大きさを物語っていた。
 錯乱状態の選手の体調を考慮して練習も午後1時には終了。
 また夜間練習も中止となった。
 きょう7日の球団主催の野球教室が中止となり,同時に練習も引き続き,
 午後1時をメドに終了することが決定した。
 「切り替えて,新たな気持ちで,もう一回(以前のように)スタートを切らないとアカン。
 日にちは待ってくれへん」
 指揮官は自らを諭すような語り口で語尾を強めた。
 3月20日の開幕まで残り41日。
 以前のように春季キャンプを再スタートすべくタクトを振る意気込みをみせた。
 それでも本音は違った。
 「(ショックは)強い。戦力がどうこうとかじゃない。亡くなっているわけやから。
 今“こうします”とは何も言えん。どうしたらええんか分からへん。本当にどうしたら…。それが本音よ」。
 将来ある選手を失った悲しみは隠しきれなかった。
 第3クールに予定されていた紅白戦の開催も未定。
 いまだ無念の死を遂げた現実を誰もが受け止められないでいる。』



記事にもあった親友大引絡みの記事



『大引がつらい胸中をブログを通じて打ち明けた。
 この日の練習終了後にタイトル「言葉がない」で更新し
 「何でもっと力になってやれなかったのか。ただ自分の無力さを悔やむ。
 本当にすまなかった。
 生まれ変わってもまた一緒に野球をやろう」と記した。
 年齢は大引が1歳年上だが,同じ大阪出身ということもあり,普段から仲が良かった2人。
 前日5日も警察で事情を聴かれており,やるせない思いが文中にあふれ出ていた。』



選手としての才能はもちろんチームでもその人柄で好かれていた小瀬


絶対にこの記録と記憶は留めておきたい。




【写真は,小瀬の冥福を祈るため黙祷する選手と球団関係者】