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毎日こういう記事になるのがつらいですが
何度考えてもいい選手だったと思ってしまいます。

当然プロ野球経験は2年ですから荒削りなのはご愛嬌

苦手や弱点も克服しつつあってこの3年目からというところでした。


ただ,現場となった非常階段にスリッパと携帯を揃えて置いてあったというところで
これ以上,何も推察せず本人が人生をストップさせる何か大きな理由があったと思うしかありません。



昨日の動きです。



プロ野球オリックス沖縄県宮古島市で行っているキャンプ中に
 宿舎で転落死した小瀬浩之外野手(24)の遺体が7日,県警から遺族に引き渡され,
 岡田彰布監督や選手らが遺体を見送った。
 岡田監督や首脳陣をはじめ1,2軍の選手全員が練習前に宮古島署を訪れ,遺体を乗せた車の両側に整列。
 チームメートに別れを告げた。
 警察からの説明を受けた村山良雄球団本部長は
 「今回の件に関しては事件性がないと報告があった」と語った。
 自殺とみられるが「事実は分からない。これ以上原因がどうとか,
 個人の尊厳や残された遺族のことを考えると,球団側から話すことはできない」とし,
 遺書の有無などについては「一切発表がなかった」と話した。
 葬儀・告別式の日取りは未定だが,球団は8日の練習後に球場でファンも含めてお別れ会を行い,
 小瀬選手の遺影に献花する予定という。』



別の記事では



『◆ きょう「お別れ会」を開催 ◆
 オリックス岡田彰布監督(52)をはじめ首脳陣,球団関係者,全選手が
 春季宮古島キャンプ第2クール2日目の7日,
 沖縄県宮古島のチーム宿舎で転落死した小瀬浩之外野手(享年24)に最後の別れを告げた。
 練習前に遺体が安置されている宮古島警察署を訪れて弔慰。
 落胆の表情を浮かべた田口はV奪回で供養することを誓った。
 「今年終わったときに(小瀬の)ユニホームにビールをかけてやりたい」。
 きょう8日には宮古島市民球場で「お別れ会」を開催することも決定した。』



この記事を詳しく



『◆ 岡田監督「元気を出すことが一番かもしれん」 ◆
 ナインの悲しみを表すかのような薄雲が宮古島の空に広がっていた。
 午前10時すぎだった。
 転落死した小瀬選手の遺体が安置されている宮古島警察署に
 ユニホーム姿の岡田監督ら首脳陣,全選手,球団関係者が最後のお別れを告げに訪れた。
 「(お別れは)朝に決めた。お客さんなどに迷惑をかけないように…」
 沈んだ表情の指揮官が弔慰に出向いた経緯を口にした。
 同警察署の裏側に集まった全選手は小瀬選手を乗せた車両の両側に整列。
 その間をゆっくりと車が通過する際に手を合わせて冥福を祈った。
 北川はひと目もはばからず泣いた。
 また選手会長の日高は言葉にはならない声で
 「最後の姿だと思ったので…。僕は(顔を)見られなかった」と泣き崩れた。
 悲しみは収まることはなく,この日もグラウンドに活気ある声が戻ることはなかった。
 前日6日に続いて練習も短縮して午後1時には終了した。
 きょう8日の練習後には宮古島市民球場で
 選手,ファン,宮古島市民が参加できる「お別れ会」が開催される。
 選手側からの要望を受けた球団側が開催を快諾。
 グラウンドに設置された遺影に向かって献花して亡きチームメートに哀悼の意を表する。
 その一方で,誰もが少しずつ前を向こうと努力しようとしている。
 前夜には岡田監督と田口,北川,日高らが今後について会談。第3クールから再スタートすることで一致した。
 岡田監督が「もう一回,元気を出してやることが小瀬に対して一番かもしれんしな」と言えば,
 チーム最年長の田口は声を詰まらせながらも選手たちの心中を代弁。
 「常に一緒にいると思っています。
 彼の分までというか一緒に…。
 常に(小瀬に)ユニホームをベンチにかけて今年が終わったときに思いっ切りビールをかけてやりたい」。
 最後は語気を強めた大ベテランがV奪回をあらためて誓った。
 生前には味わうことのできなかった歓喜の美酒を秋に手向ける決意。
 再出発を決めた岡田オリックスが失意のどん底からはい上がろうとしている。』



最年長でもあり阪神淡路大震災を体験し優勝した田口

この時,この場所に田口がいるのも何かのめぐり合わせなのか。


一見,非情にも聞こえる田口の発言ですが事実から3日目
誰かが前を向くような発言をしないといけません。


上司である岡田監督では命令っぽくなってしまいがちなので
ここは,9年のブランクはあっても生え抜きの田口か
近鉄の吸収合併からずっと接着剤としてがんばってくれてる北川
そして,最もオリックス暦の長い選手会長日高


ここらが中心となって声を出して
大引や坂口が声を出すまでベテランが声を出してもらいたい。


ムードメーカーの下山も横山も声を出して・・・


そして,少しずつ前を・・・



『ドラフト1位ルーキーの古川がフリー打撃に初登板した。
 監督が見守る中,後藤,山崎浩,大引の3人と対戦し,山崎浩にはカットボールで三振を奪った。
 「打者が立った方が思い切って投げてる。実戦向き。どんどん良くなっている」と岡田監督から絶賛され,
 10日からの紅白戦のメンバーにも入った。
 この日はほかに鴨志田,伊原らもフリー打撃で投げた。』



一区切りつけた後の選手と現場のみんなの集中力に期待!




【写真は,小瀬にお別れをした後に練習に向かう選手たち】