☆3/22(月)楽天3回戦

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Bs 5-4 E
スカイマーク:20,618人)

勝:岸田1勝
S:
敗:永井1敗

HR:(楽)
   (オ)ラロッカ1号2ラン(6回,永井),カブレラ2号ソロ(8回,永井)


2010年通算:3戦中3勝0敗0分 勝率1.000
パ・リーグ順位:1位
楽天:3勝0敗0分


5安打のオリックスが11安打を放った楽天を破り3連勝♪

オープン戦と練習試合で3度先発し,13イニング18安打7失点の不安定な省吾が
本番でも3イニング3失点でマウンドを降りた後に
なんとスカイ男岸田が登板?!

もはや勢いだけではない。
岡田新体制でスタートしたオリックスが,
昨季4勝19敗1分けと苦手にした楽天相手に3連勝。
岩隈,田中,永井の先発3本柱を攻略し,岡田監督は「一番いい形じゃないか」。
就任当時から言い続けてきた開幕ダッシュに見事成功した。
この日のヒーローは,逆転2ランを放ったラロッカだ。
前日の試合で2失策がすべて失点につながり
「それが頭の中にあった。何とか取り返そうと思った」。
六回1死一塁。外角直球を振り抜いた瞬間,ほぼ満員に埋まった右翼スタンドの観客は総立ちに。
ファンに愛される5番打者はお立ち台で「ヨッシャー!」と喜びを爆発させた。
岸田の好投も勝因に欠かせない。
本来は先発の一角を担う昨季10勝の右腕は,
不安定な山本の後を受けて四回から登板し,6回1失点。
「どうしても3連勝したかった。絶対逆転すると思って投げた」
と気迫の投球で流れを呼び込んだ。
最後は逆転のピンチで昨季の首位打者の鉄平を鋭く沈むチェンジアップで空振り三振に仕留め,
まるで優勝したかのように,捕手の日高と抱き合った。 

T-岡田(今季初安打が適時打)
「やっと出た。これをきっかけに波に乗っていけたら」

松山内野守備走塁コーチ(ラロッカに)
「きのうも失策の後,二塁打を打った。バットで返そうという気持ちがすごく大事」

山本(3回3失点)
「すぐに同点に追い付いてもらって,踏ん張らなければならなかった」

次の試合は金曜日のため登板間隔が空いてしまうので
贅沢な先発2枚使用の奇策

これが理にかなってはまるからスゴイ!

別記事でも

岡田マジックやで!
オリックスは22日,楽天戦(スカイマーク)に逆転勝利して10年ぶりの開幕3連勝を飾った。
岡田彰布監督(52)は不調と判断した先発の山本を3回で降板させた。
2番手には31日の日本ハム戦(東京ド)で先発予定の岸田護投手(28)を起用。
期待に応えた右腕は6回1失点で今季初勝利だ。
すべて1点差でロケットスタートに成功した猛牛が単独首位に躍り出た。

▼オリックス・岡田監督
 3試合とも1点差で勝ちを拾ったことが大きいよな。
 (山本と岸田の)2人でいくつもりやった。
 (岸田の起用は)(14日の)横浜のときに思いついた。球場に行くバスの中でな。

▼オリックス・岸田
 (4回からリリーフ。6回4安打1失点)行けるところまで投げようと思っていた。
 どうしても3連勝したかった。

5安打での勝利を呼び込んだのは岸田の粘投と助っ人の2発

バットで名誉をばん回してみせた。
1点ビハインドで迎えた6回1死一塁。
初回以降は安定感を取り戻した先発の永井をとらえた瞬間だった。
「自分のバットでチームの流れを引き寄せたかった」。ラロッカが値千金の一打を放った。
カウントはストライク1ボール2だった。
高めに浮いた速球をジャストミートした大飛球は左翼席に着弾する今季1号の決勝2ラン。
「昨日のミスが頭の中にあった」。
前日21日の楽天戦で犯した2失策はともに失点に絡んだ。
汚名返上に燃えていた助っ人は2点を追う初回1死満塁から右犠飛も記録。
岡田監督も3打点の活躍を評価した。
「ヒットが出てなかった中でラロッカの2ランは大きかったよな」
また5番の働きに4番・カブレラも刺激された。
1点リードで迎えた8回1死からの第4打席。
高めのカーブを左翼席上段に運ぶダメ押しの2試合連続アーチ。
「追加点が欲しいところだったし,本塁打になって良かった」。
この日は待望の一塁手として初スタメン。
軽快な動きで守備でもアピールした。
岸田を援護する両助っ人の一撃で逆転劇が完成。
頼れるクリーンアップも健在だ。
驚異の快進撃を続ける猛牛は次々と日替わりヒーローが生まれる。

2失策のラロッカにDHボイコットのカブレラ
翌日には両方とも結果を残して勝利に貢献
岡田監督はうまく助っ人も操ってますね。


最後にもうひとつ記事を

今季も戦国パ・リーグだ。
各地で行われた開幕カードは22日で終了。
岡田彰布新監督(52)を迎えた昨季最下位のオリックスが,
2位の楽天に本拠地で3連勝したのを筆頭に,
札幌では3位ソフトバンクがリーグ優勝した日本ハムに,
所沢では5位ロッテが4位西武に2勝1敗で勝ち越し。
すべて昨季の下位チームが勝ち越す“下克上”の幕開けとなった。
岡田監督はベンチから岸田を見つめていた。
1点リードの九回二死一,二塁。
決め球のチェンジアップに昨年の首位打者,鉄平のバットが空を切る。
昨年,借金30の最下位軍団が怒涛(どとう)の開幕3連勝だ。
「一番いい形やないか。3試合とも1点差で勝ちを拾ったんやから,ものすごい大きいわな」
先発の山本が三回まで3失点。
指揮官は迷わず岸田へスイッチした。
この日,中継ぎの加藤を外して初めてベンチ入りさせた先発ローテ投手が6回を1失点。
“昨季19勝”のリレーは8日前に練り上げた秘策だった。
「(移動の)バス(の中)で思いついたんや。
5(回)-4(回)のつもりが3-6になったけど,どっちみち9(回)やからな」
西宮市内の自宅には,節目の記念球を飾っている。
約10個。
そこに開幕戦完封で金子から贈られた“1球”が仲間入りした。
「そろそろ日付を書こうと思うてるんや」。
そこから白星を3つ続けた。
阪神を率いた2008年10月5日以来,監督として533日ぶりの単独首位だ。
「そんなん,フフッ…。3試合で(順位を語るの)は,な」。
宣言していた通りの開幕ダッシュに笑いをかみ殺した。

ローテが緩いときは先発を中継ぎに回す監督はそこそこいますが
山本→岸田の継投を5→4にこだわらず山本に見切りをつけて
3→6にしたのが名将かも思わせる所以であります。


開幕連勝記録が伸ばせるか??

今季は非常に野球が面白い!!!




【写真は,してやったりの笑顔の岡田監督に気迫の投球で勝利投手となった岸田】