☆5/22(土)交流戦阪神2回戦

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Bs 5-3 T
スカイマーク:31,028人)

勝:木佐貫4勝5敗
S:レスター1敗8S
敗:鶴1敗

HR:(神)マートン8号ソロ(1回,木佐貫),ブラゼル15号ソロ(6回,木佐貫
   (オ)荒金1号ソロ(5回,鶴),バルディリス3号ソロ(6回,鶴),後藤4号ソロ(8回,渡辺)

2010年通算:47戦中21勝25敗1分 勝率.457
パ・リーグ順位:4位
阪神:2勝0敗0分

交流戦成績:8戦中5勝3敗0分 勝率.571
交流戦順位:4位

トラ退治は加藤清正ではなく新戦力のおかげでした。

まずは投げては木佐貫

岡田チルドレンの加わった新戦力が連勝の立役者となった。
先発の木佐貫は6回8安打3失点の粘投で今季4勝目。
阪神戦は実に08年7月21日以来となる約3年ぶり勝利だ。
勝負どころで踏ん張る投球で虎狩りに成功した。
「反省するところがある。四球も多すぎる。
点を取ってもらった後での失点があるのでしっかり反省して,
これから勝っていけるようにしたい」
初回だった。
先頭打者のマートンに被弾。
なおも2死一,二塁のピンチを背負った。
しかし城島を低めのフォークで空振り三振。
また1点リードの4回は痛恨の押し出し四球を許し,6回もブラゼルにソロを浴びた。
しかし最少失点で切り抜けて危機から脱出した右腕を岡田監督も我慢強い投球を評価。
「最少失点でよく投げた。先発が頑張れば,こういう展開になる」。
昨オフに巨人から交換トレードで移籍。
その孝行息子が連勝に貢献した。

テレビをつけるとすでに平野の打席
ノーアウトなんで「今日は1番平野かぁ。珍しいスタメンだなぁ。」と思ったら
ん?1-0??

マートンにすでに1発打たれてたときには悪い予感がしましたが
結果はソロHR合戦を制して勝利

古巣の巨人戦に回るかも思われた木佐貫もローテどおりで4勝目

打撃陣は新戦力組が必至の働きで

赤田,荒金に喜田,バルディリス,そして木佐貫オリックスの先発オーダーには新加入選手が並んだ。
それぞれが胸に秘める自身の再起や古巣への意識。
「調子とか関係なく,結果を出さないと駄目」と荒金。
人一倍強い思いで臨む移籍組が接戦で力を発揮した。
ソフトバンクから移ったばかりの荒金は,7試合続けて「2番・左翼手」で出場。
一回は左翼線へ二塁打を放ち,2-2の五回にはソロを放った。
「必死さがホークスの時は欠けていた。今は毎日が緊張の連続」と話す。
たとえワンサイドゲームになっても,凡退時には心底悔しそうな表情を見せる31歳だ。
六回の勝ち越し点は,オフに阪神を戦力外となったバルディリスの3号ソロ。
昨季2軍で首位打者に輝きながら出番に恵まれなかった27歳は,古巣への一撃に
「ずっと使ってもらえれば,結果を出す自信があった」と胸を張った。
一方で岡田監督は試合中に起きた二つのサインミスを指摘。
「トレード組が多くてサインを変えなあかんかったけどな」と苦笑いした。

後藤(八回に2戦連続の4号ソロ)
「何とか追加点が欲しいところだった。思い切っていくことだけ考えた」

荒金はソフバン時代にパンチ力はあるけど
名前のとおり荒いな(笑)と思ってたけどこの打率は立派ですね。

バルも昨季ウエスタン首位打者はフロックではないことを証明しつつあります。
しかし,昨日のHRにはこんなおまけ話も

起死回生の一撃だった。
同点で迎えた6回。
2死からの第3打席だ。
3ボールからの4球目。
「あれはサインミス!罰金」。試合後に岡田監督が真相を明かした。
ベンチは“待て”を指示。
しかしバルディリスは無我夢中で高めに浮いたシュートをフルスイングした。
「サインミスだったけど,いい形でバットが出てしまった…」
左翼ポール際に伸びていった一打は勝ち越しの3号ソロ。
5月9日のロッテ戦(京セラド)以来8試合ぶりの一発は勝負を決める決勝打となった。
古巣との一戦で成長の跡を証明。
目下11試合連続安打中だ。
「去年より良くなっている。打撃が変わった」。
その好調ぶりは阪神の球団関係者も認めるほどだった。
昨季はウエスタン・リーグ首位打者に輝きながらもオフには戦力外通告阪神を退団。
しかし失意のどん底に落ちていたバルディリスを岡田監督が救った。
「タイガースではチャンスがなかったけど,今は使ってもらって感謝している。恩返ししたい」
再びチャンスを与えてもらった恩をバットで返した。
それはまた,ソフトバンクから交換トレードで移籍した荒金も同じだった。
古巣では2軍生活が長かった。しかし新天地では2番に定着。
同点で迎えた5回に左中間に勝ち越しの移籍1号を放った。
また昨季は出場試合数が54試合にとどまった後藤を今季はレギュラーに起用。
その期待にバットで応えた。
1点リードの8回に2試合連発のダメ押し。
岡田再生工場で復活した伏兵たちの奮起で真弓阪神を撃破した。

バルのサインミス話を岡田監督目線で

「何しよるんや!!」。
岡田監督がそう心の中で叫んだ打球は左翼席に消えた。
六回二死走者なし。
バルディリスがカウント「0-3」から勝ち越しの3号ソロ。
古巣・阪神に連勝した岡田監督は,笑みを浮かべて仰天の舞台裏を明かした。
「(次に)代打の日高を出すつもりやったから『(サインは)待て』やったんや」
鶴のシュートを叩いた一撃は,サインの見間違いだった。
5月に入ってソフトバンクから荒金と金子圭,広島から長谷川と喜田を獲得。
作戦が漏れないよう3週間でチーム内のサインを2度変更した。
バルディリスの一発はまさに結果オーライ。
試合後,すれ違った助っ人へ「罰金もんや!!」と笑いながら“お小言”を口にした。
「何をするんかと思ったわ。徹底していかな」。
実はこの日,もうひとつサインミスがあった。
指揮官は顔をしかめたが,それでも白星が舞い込んだ。
しかも,昨年阪神を戦力外になった助っ人で古巣に連勝だ。
「2つ勝ててムードもいいし,勢いがつく。
こういう形で勝っていくんだと選手もコーチもわかった。そういう意味で大きい」。
連勝で借金は4。
阪神をたたいて追撃態勢を整えた。

次は全国区のセ・リーグの人気球団を叩いてオリックスの存在感を示したいですね。




【写真は,バルと坂口の喜び表現はなんか素敵☆】