☆9/16(木)西武最終戦【修正版】
修正がかなり遅れましたが
この試合にはしびれました。
この試合にはしびれました。
勝ち越しのチャンスはここしかない-。 八回に執念の猛攻で追い付いたオリックスは,なおも2死満塁と攻め立てた。 ベンチから現れた代打は背番号「55」。 T-岡田だ。 それは左太もも裏に肉離れを抱え,6試合ぶり出場となる主砲の姿だった。 割れんばかりの歓声に包まれた。 今季大きく成長した22歳への期待の証しだろう。 143キロの直球だった。 自身初の満塁弾はキングを独走する33号。 力むことなく,中堅やや左の“T-岡田ゾーン”へと運んだ。 「実感はないけど…。きょうは興奮して寝るのが遅くなりそうですね」 全治6週間の重傷だ。 下半身をフル活用する長距離砲にとって影響は色濃く「普通にジョグするだけでも痛い」と明かす。 一方で「けがをした自分にいら立ちがあった」とも。 チームはCS進出への正念場。 テーピングでがちがちに固定し,無念を晴らす機会を待っていた。 打席に向かう前,岡田監督から「打っても走らんでええ」と言われた。 もちろん本塁打だから,本当にゆっくりと1周した。 何度も何度も,童顔をほころばせながら。 中山(五回途中までを3失点) 「先制点を取ってもらった後をしっかり抑えないといけない」
誰もがここで一発打ってくれたらいいな
の「いいな」が形になりました。
の「いいな」が形になりました。
テレビCMみたいですが
神戸の夜空に吸い込まれた打球を全員がかたずをのんで見守った。 そして祈った。 「入ってくれ!」。 打ったT-岡田の,そしてベンチで身を乗り出して見ていた岡田監督の祈りが通じ, それは左中間席で弾んだ。 「完ぺきでした。 でも100%じゃないからその分どうかなと思っていて。 こんなにゆっくり回ったのは初めてですね」 プロ初の満塁弾が試合を決める決勝アーチ。 正田打撃コーチとハイタッチして万歳し,うっすらと涙ぐんだ岡田監督を横目に, 主砲は痛む左足をかばいながら,ゆっくりとベースを回った。 一振りで決めた。 1点を追う8回,同点に追いつきなお2死満塁。 「同点になった後だし,気分的にも楽だろう」と岡田監督から送り出された。 打席に立つのは,8日のロッテ戦で左太もも裏を肉離れし 全治6週間の診断を受けて以来,6試合ぶり。 打席に立つ直前,「打っても走らんでええからな」という指揮官のささやきに応えた結果だった。
あんなに喜んでる岡田監督も珍しいと言う感じでしたね。
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オリックスは16日,西武との今季最終戦(スカイマーク)に7-3で逆転勝ち。 八回に同点とし,なお二死満塁から代打・T-岡田外野手(22)が 中堅左へ33号決勝満塁弾を放った。 8日に左太もも裏を肉離れしてから初の打席での一発。 若き主砲が初の本塁打王へ突き進む。 岡田監督はベンチでバンザイ。 観客も総立ちになった。 打球の行方を見届けたT-岡田が,ゆっくりと歩を進めた。 3-3の八回二死から代打勝ち越し満塁本塁打。 左太もも裏に肉離れを抱える男が,故障後初打席で奇跡を起こした。 「軸足が100%じゃないので,行ってくれと思って走りました。 けがをした自分へのいらだちがあったので,貢献できてよかった」 八回に同点とし,なお二死満塁の場面で岡田監督は 「代打・T-岡田」という禁断のカードを切った。 8日のロッテ戦(京セラドーム)で走塁中に全治6週間の肉離れを負った主砲にとって, 6試合ぶりの打席。 指揮官からは「打っても走らんでエエ」と耳打ちされて送り出され, 2ボールから左腕グラマンの高め直球をはじき返した。 まさに一振りで中堅左へ運んだ33号は,自身初の満塁弾。 岡田監督の目も感激で潤んでいた。 昨年8月から米ロサンゼルスでゴルフ修行中の兄,裕弥さん(29)が2日に一時帰国。 14日の渡米日を17日に延期し,両親らとともにスタンドで観戦していた。 帰国の際,おみやげに米国ブランドの洋服をたくさんくれた兄。 生観戦のラストチャンスで,恩返し弾を届けた。 「ある程度振れるというのはあった。こういう場面が一番エエかなと思うとったからな」 と胸を張る岡田監督。 オリックスの若き主砲が,まだまだドラマを演出する
家族が観戦してるといういいタイミングでの一発
何か持ってる選手ですね。
何か持ってる選手ですね。
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T-岡田の両親,兄姉が一塁内野席で観戦。 母・美津子さん(57)は 「涙,涙でした。あんな場面で使ってくださった監督もスゴイ」と目頭を押さえた。 父・秀和さん(57)は「家では甘えて『痛い,痛い』というんですけど, 試合で使ってもらえなくなるから外では言わない。昔からそういう子なんです」 と,けがを乗り越えた息子を頼もしそうに見つめていた。
勝利の演出は昨日の試合も中継ぎ陣
ミラクル弾の陰で中継ぎ陣が奮闘した。 先発の中山が3失点で5回途中に降板後,比嘉,平野,岸田の3人が無失点リレー。 「途中で取られていたらゲームは決まる。中継ぎが辛抱して頑張っているからよ」 と岡田監督も手放しでほめた。 3失策した前日15日に続き,この日も坂口が適時失策するなど序盤にミスが出ただけに, 中盤以降の粘りが光った。
比嘉,平野が良かったのも勝因ですが
T-岡田の前の田口もいいつなぎを見せてくれましたよね。
T-岡田の前の田口もいいつなぎを見せてくれましたよね。
残り9試合,現在のCSクリンチナンバー8
【写真は,かわいい顔してる割に打球はえげつないT-岡田の微笑み】