プロ野球の視点から

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未曾有の大災害となった東日本大震災
地震と大津波というパニック映画のワンシーンのような光景が現実に

日常の生活を続けている西日本では考えられない状況が
同じ日本で起こっています。


当ブログではプロ野球目線で記録しておきたいと思います。


まず震源地に一番近い楽天

球団創設7年目で初となる本拠地開幕が危機を迎えた。
11日に三陸沖を震源に発生した大地震は,楽天が本拠とするKスタ宮城にも大きな被害を与えた。
3月25日のロッテとの開幕戦まで2週間を切っており,復旧は難しい状況。
この日,兵庫県芦屋市から神奈川県横浜市へ移動した星野仙一監督(64)も悲痛な面持ちで,
被災者や選手の心情を思いやった。 
星野監督は「想像以上だった。被害はこれから出てくるだろう」と硬い表情を浮かべた。
被災地の現状をテレビで確認。
被害状況に,沈痛な心情を絞り出した。
チームは横浜とのオープン戦が中止となり,行動は各自の自由とした。
今後についても「予定は白紙。まずは選手の不安を取り除いてやらないといけない。
家族のことが心配だろうから,仙台に帰れるのであれば行かせてやりたい」と語った。
大地震Kスタ宮城に大きな爪痕を残した。
選手,スタッフとその家族の安否確認を終え,球団職員が午前中から球場の被害状況を確認。
電気は復旧したが,ガスは完全に停止。
スタンドには線で書いたような細い線のひびが入り,
クラックと呼ばれる裂け目もいくつか見つかった。
球場と球団事務所をつなぐ橋は特に損傷が激しく,早急に修理が必要な状況だ。
試合開催には建築の専門家の点検が必要だが,周辺の混乱の中めどは立っていない。
球場は断層の上に建てられているため,液状化して地面が下がる可能性もある。
クラブハウスのロッカーは倒れ,窓ガラスもほとんどが割れているという。
ロッテとの開幕戦までは2週間を切っている。
開催中止という最悪の事態も否定はできない。
池田球団副社長兼広報部長は「私どもだけでなく,ファンや連盟の問題もある。
正確に状況を把握することに努め,早めに判断したい」と語った。
米田純球団代表は,球場を含めた周囲の被害状況を把握することに努めている。
NPBとは電話で連絡を取り合っており
「正確な情報が集まった時点で,今後について決めたい」と説明した。
本拠地開幕は球団やファンの悲願だった。
星野監督も「ファンも本拠地開幕を楽しみにしているだろう」と話していたが,
まずは市民の安全確保が最優先となる。
野球で勇気づけるのは,被災地に復興のめどが立ってからでいい。 

やはりかなり悲惨状況でした。
仙台の復興は時間がかかりそうです。

次に震度5強や5弱だった関東のロッテ

ロッテ本拠地の千葉市内のQVCマリンフィールドでは12日,
東日本大震災の影響を受け,球場敷地内が液状化現象を起こしており,
安全確保のため場内を一切の閉館とした。
また同球場で予定していた15日のソフトバンク戦,16日の阪神戦の中止も決めた。
石川晃球団運営本部長は「お客様の安全性を考えたうえで,試合中止を決めました」と話した。
また,11日の明石球場での楽天戦後に,帰京できず神戸市内に延泊したナインは,
この日,各自が新幹線で家路に就いた。

ここも球場の損傷が心配
グランド内あたりも液状化の影響があれば使用できるには改修が必要ですね。

同じく関東の西武

西武ドームでは地震の発生した11日から目視による点検などを行い,
この日までに施設に異常がないことが確認された。 
13日のロッテ戦が中止となったことに,飯田則昭専務取締役は
「ドーム自体には被害はなかった。ロッテ側と話し合って決めた。
千葉方面のインフラが傷んでいるので移動のことを考えた。
この先のことは情勢を見ながら決めていく」と話した。

所沢は大丈夫みたいですね。

日ハムの情報が見つからなかったですが札幌はきっと大丈夫でしょう。


震災といえば我がオリックス球団も


オリックス・村山良雄球団本部長が,被災地,被災者への支援を検討していることを明かした。
95年には本拠地だった神戸で「阪神・淡路大震災」を経験しており
「勇気づけることが役目。被災球団なんで,そのときの状況はよく分かります」と同本部長。
大きな被害を受けた95年当時も,関係各所から多くの援助の手を差し伸べられた。 
今回の大地震に際しても,12日の早朝から協議して
13日の中日とのオープン戦(京セラドーム)の中止を決定。
14日の必勝祈願も自粛,延期することを決めた。
今後は義援金などの援助を含め,同本部長は「球団として最大限のことはしたい」と話した。

球場での義援金活動は重要だと思います。

個人的には携帯ゲームのグリーで募金活動をしてたのでさっそく第1弾としてさせていただきました。
自分が見た時点ですでに2千万円を越えてましたがまだまだ必要だと思います。

またいろんな機会で義援金活動をしたいと思います。


岡田監督もこんなコメントを

現役時代の1995年に阪神大震災を経験しているオリックスの岡田監督は,
オープン戦の相次ぐ中止について
「あれだけの大きなことが起こっている。中止は仕方ないやろ」と話した。
16年前は1月の被災で,3月にはオープン戦を戦った。
25日から開幕戦が予定されている楽天の本拠地,仙台の被害は甚大で
「あの時とはだいぶ(時間的な状況が)違う。球場は大丈夫でも,交通網とか周りが…。
おれらがどうこう言えん」と沈痛の面持ちだった。
13日は急遽(きゅうきょ)紅白戦を設定した。
「どうなろうとスケジュール通りに準備をする。それがおれらの仕事」と語った。

プロ野球の開幕,特にパ・リーグは微妙な状況になってきました。
これからも情報を収集したいと思います。

こんな時になのかこんな時だからなのか見解は分かれますが
一喜一憂しにくいのは事実です。

選手の家族安否の記事も

プロ野球オリックス福島県出身の鈴木郁洋捕手(35)は,
11日深夜に実家と連絡が取れ,家族の無事を確認した。
しかし宮城・仙台育英高,東北福祉大からの友人が,仙台市沿岸部に住んでおり,
12日は「連絡が取れない。津波が来てつぶされているし」と不安そうに話した。
また鴨志田貴司投手(27)は茨城県の実家が一部損壊。
家族の無事は確認できたが「(電話は)全然つながらなかった。
電気も通っていないみたい」と心配顔だった。

別記事も

オリックス姫路球場での西武戦を最後まで行った。
5回終了時に地震速報があり,横田管理部長らは東北地方出身選手の家族らの安否確認を始めた。
福島県西郷村出身の鈴木は
「実家は連絡がとれなかったけど,妹から連絡があり,みんな無事でした」。
同いわき市出身の小松も「(実家の)被害はなかったそうです」とひと安心した。
ただ宮城県多賀城市に実家がある熊谷広報は
「ちゃんと確認はとれてないが,家に被害があったようです」と話しながらも,
選手のインタビューを取り仕切っていた。
本拠地京セラドーム大阪は東北地方太平洋沖地震の影響は受けなかったが
12日の巨人戦は中止が決まった。
チームは14日から関東遠征の予定で,情報収集をしてからスケジュール変更などを検討する。

コメントが難しいですが行方不明者のすべての人が無事であってほしいです。




【写真は,オリックスでは恒例となった1.17の黙祷。あの日のことは今も覚えています。】