球界も喧々諤々

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今日は手早くプロ野球の開催関連をまとめて

まずは本拠地が被災地となった楽天の状況

被災地の仙台に本拠地を置く楽天はパ理事会および実行委員会で現状報告を行った。
グラウンドや観客席などの一部が損傷しているKスタ宮城の状況を説明し,
開幕の延期を訴えたもよう。 
井上オーナー代行は「現段階で(開幕を)仙台でやれるとは思っていない」とし,
米田球団代表も「施設の修復の見通しだけではなく,
被災者の心理的,感情的なものを考慮した上で提案したつもり。
具体的なところは控えさせてほしい」と語った。
また井上オーナー代行は「パの中でも開幕からやったほうがいいとかさまざまな意見があった」
とも話していた。

楽天は三木谷オーナーが否定的な見解ですのでこういう結論でしょう。

そして,コミッショナーの会見では

実行委を終えた加藤コミッショナーは12球団で確認した5項目を読み上げた。
25日強行開幕のセと開幕延期のパ。
分離開幕が濃厚とみられた中で継続審議となった。
「問題は大きい。未曽有の災害が起こった中で日本の野球をどう前に進めるのか。
(結論に)時間がかかって当然」
セ,パ理事会で出た異なる決定を受け,加藤コミッショナーは選手たちの声にも耳を傾けた。
そこで「強い意志」を示した。
被災地の状況,電力事情,福島原発の事故と事態は刻一刻と変わっている。
そんな中で結論を出すのは時期尚早。
実行委で,球界一体となって問題に取り組むよう求めた。
理事会後「セに延期する理由はない」と強硬姿勢だった中日・西川球団代表は実行委後
「中日として申し上げたいのは12球団が一致し,
球界が一本化して問題に当たること」と一変した。
今後は選手会の意見を聞きながら12球団一体となって結論を急ぐ。

選手会の意向というのが

東日本大震災を受け,日本プロ野球組織(NPB)は15日,
東京都内で臨時実行委員会を開き,
25日に迫ったプロ野球の公式戦開幕を延期するかどうかを討議したが,
セ・リーグパ・リーグで意見が分かれ,継続審議となった。
別件の会合で居合わせた労働組合日本プロ野球選手会(会長=阪神新井貴浩内野手)は
開幕延期を訴える選手たちの主張を加藤良三コミッショナーらNPB側に訴え,理解を得た。 
選手会は加藤コミッショナーらNPB関係者に開幕日程の問題で
「少しいいですか」と意見を述べる機会を申し出た。
年金運営委員会に出席していた新井会長(阪神)ら6選手が思いを語った。
日程問題を審議する実行委員会が一時中断され,再開される前だった。
新井会長は「今,プロ野球が何を見せるべきかということが問われている。
今後50年,100年の価値を決める」と事の重大性を語った。
「僕たちは何もNPBと対立しているわけではない。
野球で(被災者を)勇気づけたいのは同じ。
だが,本当に今(予定通りに)開幕していいのか。
開幕を延期してはどうか,という思いを伝えた」
選手会顧問の石渡進介弁護士によると,加藤コミッショナーは
「選手の意見を聞かず,一方的にやることはありません」と約束したという。
選手の声が届いたのだった。
実行委員会の前に開催されていた臨時理事会では意見が二分されていた。
セ・リーグは予定通り25日開幕で一致していた。
パ・リーグは大震災で損壊した楽天の本拠・Kスタ宮城が試合開催が困難なことや
仙台市など東北各地が被害を受けていることから開幕延期の方針を固めていた。
選手の声もあり,実行委員会では結論は出なかった。
巨人・清武英利球団代表は「12球団で歩調を合わせていこうということだ」と,
延期も含めたセ・パ同時開幕を前提に再審議に入る。
選手会はこの日同席しなかった他6球団の意見もまとめ,
近日中にあらためて開幕延期をNPBに訴える。
巨人・内海は「開幕予定の25日に西日本でチャリティーオールスター戦をやってはどうか」
というアイデアも提出した。
松原徹事務局長は「選手たちは開幕延期で厳しい日程になってもやり抜く気でいる」と話し,
選手たちの一丸姿勢を代弁していた。

延期の気持ちは理解します。
延期はやむなしだとも思います。

ただ言いたいのはプロ野球選手は試合をするのが仕事
それを放棄することが絶対にないようにしてほしい。

非難を浴びている東京電力ですが原発で逃げずに働く作業員

自分の家族が家が被災してるのに住民のために働く自衛隊,警察,消防,行政職員

ネット上で文句言うのは勝手ですが
みんな仕事をしてるんです。

そこは忘れてはいけないと思います。

岡田監督の気持ちは

25日の公式戦開幕の可否が継続審議となったことを受け,
オリックス・岡田監督は「こんな時期だからこそ余計にセとパが分かれて開幕するのはな」
と分離開幕には否定的な見解を示した。
その上で,「開幕に合わせて野手も投手も準備している。
早くせんと25日まであと1週間くらいしかない」と話した。

現場を預かる者としては「する」「しない」は重要なこと
どっちに転んだとしても結論は早めに出してほしいということでしょう。

球団は利益も考えてますが
これもすごく当然だし,経済活動を止めるのはよくないです。

お金を動かして仕事が出来る人は自分の仕事をすることも
日本全体の枠での支援活動,救援活動なんです。

そして,目に見える救援活動が

オリックス朴賛浩(パクチャンホ)投手(37)が15日,
東日本大震災の被災地に義援金として1000万円を寄付することを発表した。 
韓国出身の同投手は梨恵夫人が東京都出身で,家族も日本に在住。
「多くの皆さまの尊い命が失われ,安否不明な方々が大勢おられることに,
深い悲しみを禁じ得ません。
わたしの家族が日本に在住していることもあり,
少しでも被災地の皆さまのお役に立つことができればと思っている」と経緯を説明した。

この朴の義援金を含めて球団が

プロ野球オリックスは19~21日のオープン戦を
東日本大震災のチャリティー試合として開催すると15日発表した。
募金箱を設置し,集まった義援金は試合の収益金の一部,
オリックス選手会義援金朴賛浩投手の寄付金1000万円とともに,
関係機関を通じて被災地に寄付する。
19日はわかさスタジアム京都で,20日は京セラドーム大阪でいずれも広島戦,
21日は京セラドーム大阪でヤクルト戦。

見に行ける人は行ってほしい
いつもみたいに一喜一憂してほしい

当然NPBの会議じゃないですが異論はあると思います。
個人的に今日はプロ野球からこんなことを考えてました。




【写真は,現場はきっちり準備をしてほしい。仕事をしてほしい。と思う岡田監督】