決断の余波

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未曾有の大災害から1週間が経過してもその光景をテレビで見る度に心が痛みます。

特にふたりの子どもを持つ親として
避難所で暮らす赤ちゃんや小さな子ども
状況を理解できないこの子達の抱えるストレスは大人の何倍ものストレスだと思います。

そして,ダンボールに手書きで家族の名前を書いて避難所で家族を探す小学生
高台の公園から津波に飲まれた町に向かって家族を呼び続ける子ども

どうしても親の目線で見てしまいます。

それから早産だったため2500gを超えるまで未だNICUに次男は入っているんですが
自分の住んでいるところが同じ状況になったらこの子はどうなるんだろうと思います。

普通の生活が幸せ
何か特別なことがなくても
普通の生活が一番幸せ

改めて実感しました。


さて本題ですがセは3/25,パは4/12という結論にこんな通達が

政府からナイター開催にストップがかかった。
日本野球機構(NPB)の監督官庁である文部科学省は18日,
加藤良三コミッショナー宛てに試合開催における節電要請を文書で通達。
東京電力東北電力管内地域でのナイター開催の自粛などを強く求めた。
セ,パ両リーグは前日にセ25日,パ4月12日開幕を発表したばかりだが,
これで東日本でのナイター開催,さらに東京ドームでの試合開催も事実上不可能となり,
セも延期の可能性が高くなった。 
文科省鈴木寛副大臣名で届いた通達は,
厳しい電力事情を踏まえて節電を強く求める内容がつづられていた。
監督官庁による「指導」と言っていい要請。
それはナイターだけでなく,東京ドームの試合開催まで自粛するよう求めていた。
11日に起こった東日本大震災。
その影響による電力事情は,計画停電が続くなど深刻だ。
通達には「このような状況を踏まえ,特段のご協力をお願いします」とある。
具体的には(1)東京電力東北電力管内以外の地域で試合を開催するように
(2)特に同管内の地域ではナイターの開催は厳に慎むように――と要請。
(1)はデーゲームでも消費電力量が多い東京ドームなどでの試合の開催を自粛するように求め,
(2)で東日本でのナイター自粛を強く呼びかけている。
17日のセ,パ開幕日程発表で,加藤コミッショナーは試合開催の3条件の一つに
「政府,監督官庁の指示に従う」を掲げた。
文科省の通達はまさに監督官庁の指示。加藤コミッショナーは
「国策に反した試合は行わない」と明言しており,
文科省の方針に従うなら,セは神宮,横浜のナイターと東京ドームでの試合は中止。
25日は東京ドーム,神宮を中止しナゴヤドームだけの開催となる。
セは都内で緊急理事会を開催。
「文科省と協議して速やかに対応を決定する」と声明を出し,
新(あたらし)純生理事長(ヤクルト球団常務)は
「通達に全面的に従います。きのうのきょうなのですぐにこうするとは言えない。
どのぐらい(開幕を)延ばせばいいかの確認を含めてやるしかない」。
25日開幕を延期する可能性が高く,19日の臨時理事会で協議する。
東京・内幸町のNPB事務局には400件を超す批判電話が殺到。
午前中に文科省から前日の発表内容について問い合わせがあり,
高木義明文部科学相も会見で
「計画停電で国民生活が苦労している一方(ナイターで)明々と
ライトを使用するのに違和感があるのは当然。
(試合開催方法は)非常に工夫が必要」と指摘し,その後,夕方になって通達が来た。
今後はNPBを文科省との窓口として,セ,パそれぞれが対策を検討するが,
極めて難しい判断を迫られることになった。

▼中日・西脇紀人球団代表
前から言っているように12球団一丸となってやることが大事。
監督官庁の指示に全面的に従うのは間違いない。

▼阪神・沼沢球団本部長
セ理事会でも監督官庁からの指示には従うとなっていますから迅速に対応したい。
“可能な限り”をどう理解していいのか分からない。

▼広島・鈴木清明球団本部長
在京球団と話し合いをしていないから何とも言えない。

▼横浜・加地隆雄球団社長
政府の指示ですから,従わないといけない。
12球団が知恵を出して,エネルギーを使わないでやる方法を探すしかない。

▼西武・飯田則昭球団専務
真しに受け止め,対応していきたい。電力はわれわれではどうにもできない。

▼ロッテ・石川晃球団運営本部長
ナイターについては,電力がアップしなければやらないということになる。
電力を使わないでくれという指示だと思う。

▼日本ハム・島田利正球団代表
特に言うべきことはありません。

▼楽天・米田純球団代表
文科省の要請についてはメールで報告を受けた。従うしかない。

▼NPB下田邦夫事務局長
(通達は)曖昧な部分がある。
個人的には企業活動を停止しろというのと同じで,
12球団の従業員にとっては死活問題ではないかと思う。

通達に従うということになると

文部科学省が開催自粛を申し入れた東京,東北両電力管内にあるプロ球団本拠は
Kスタ宮城,東京ドーム,神宮,横浜,西武ドームQVCマリンの6球場。 
12球団中,半分が両電力管内にあることになる。
その他の電力会社の管内には北海道電力=札幌ドーム,中部電力ナゴヤドーム関西電力=甲子園,京セラドーム,中国電力マツダスタジアム九州電力=ヤフードームがある。

≪照明使う試合は40%≫
今季当初に発表されたセ,パおよび交流戦の日程を見ると,
東京,東北電力管内で行われるナイトゲーム(午後5時以降)は301試合組まれていた。
これはセの未発表6試合を除いた全858試合のうち35%を占める。
さらに,デーゲームのうちには東京,西武各ドームで行われる45試合が含まれており,
照明が必要な試合は実質346試合(40%)。
球場別では,ナイターが最も多いのは神宮の54試合,
照明を使う試合となると東京Dの70試合(デー23,ナイト47)が最多。

プロ野球をやめろといってるのではなく
セ・リーグも開幕だけはパ・リーグと同じ4/12に合わせればいいのに

この3週間の差は大きいと思います。
その間にいろんな可能性を検討してこの4/12から
プロ野球で日本を元気にしたらいいと思います。

プロ野球の開幕には大賛成
時期の問題だけのような気がします。

この決定に無関係じゃないパ・リーグ

パ・リーグは6球団の代表者が連絡を取り合って
「厳粛に受け止めて粛々と対応する旨,一致した」との声明を出した。 
延期した開幕日は4月12日。
セに比べ,日程調整に時間的な余裕はある。
花井史朗光パ・リーグ統括は「影響は大きいが,猶予期間はある。
どう対応するか6球団と連携して,4月4日の理事会では右左をはっきりしたい」。
ただ,延期した44試合を組み込むとともに,
西武ドームQVCマリンでナイター自粛となると日程調整はさらに厳しいものになる。

移動時間など考えるとナイターをデーゲームに振り替えたとしても
実際は針の穴を通すような日程になりそうです。

全面協力の姿勢を見せてるオリックスでさえこんな記事

オリックスの村山良雄球団本部長が,楽天が主催試合を希望する
「ほっともっとフィールド神戸」の使用について
「アマ野球などが(予定に)入っていて,全部をひっくり返してまではできない」
と日程調整が厳しいとの見通しを示した。 
楽天への支援に関しては「協力できるところは協力したい」としているが,
本拠地の京セラドーム大阪での開催についても
「いろんなイベントが入っている。阪神さんの事情もある」と話した。

アマの人にプロで使うから日程を変えてくださいというのは困難
誠意を持って話をして調整はしてみるのは可能だと思いますが
ほんと苦労しそうです。

でも各球団はこのプロ野球という興行で飯を食ってるので尽力してもらいたいですね。

最後に岡田監督語録

オリックスの岡田監督は18日,パ・リーグの開幕が4月12日に延期になったことを受け
「上(1軍)と下(2軍)の両方でなるべく多くの打席に立たせるようにしたい。
多くの実戦の中で打つことがこの期間にできる」と前向きにとらえた。
またパ6球団による練習試合を希望。
「みんなある程度平等に実戦ができるようにしてほしい」と話した。

いろんな事情に振り回されようとも準備に余念がない岡田監督の姿勢
選手もきっちり監督についていってもらいたいです。




【写真は,現場はもっと混乱してるはずの岡田監督。できることをする。これが何事においても大切。】