☆5/22(日)巨人1回戦(交流戦)

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Bs 4-1 G
(東京ドーム)

【投手】
(オ)朴,吉野,香月,平野,岸田,中山-伊藤
(巨)グライシンガー,アルバラデホ,ロメロ,西村-阿部,加藤

【責任投手】
(勝)岸田15試合1勝2敗8S
(S)中山5試合4敗1S
(敗)ロメロ16試合2敗10S

本塁打
(オ)
(巨)

2011年通算:33戦中12勝20敗1分 勝率.375
パ・リーグ順位:6位

対巨人:1勝0敗0分
交流戦戦績:5戦中3勝2敗0分 勝率.600
交流戦順位:4位

岸田は責められない
連投だからじゃなく同点や1点差でばかり繋ぐ打線の脆弱さが問題だから

でも2戦連続で救援失敗の岸田を最後は打線が救ってくれました。

パ・リーグ最下位のオリックスが総力戦で初戦を延長で制した。
守護神岸田護投手(30)が9回に同点に追いつかれたが,
10回2死二,三塁で山崎浩司内野手(30)が,
巨人坂本勇人内野手(22)のファンブルを誘う2点適時内野安打。
岡田彰布監督(53)は「代打いくと内野手で守るもんがいなくなるから山崎にかけた。
よく食らいついた」と満足げ。
二塁から41歳の田口壮外野手も激走で生還。
さらに不振で4番をはく奪,6番に降格となったT-岡田外野手(23)も適時打で続いた。
3点リードの10回裏は先発要員の中山慎也投手(28)がプロ初セーブをマーク。
ベンチ入り24選手中21選手を使い,
今季12試合でわずか2勝だったカード初戦で白星をつかんだ。

2年前に覚醒した打撃が昨季は不発
今季はそこそこの調子をキープしていてここぞでなんとかうまく転がしてくれました。

途中出場のオリックス山崎浩が試合を決めた。 
延長10回2死二,三塁で,遊撃・坂本のグラブをはじく勝ち越し打。
8回から守備固めで出場したプロ13年目のベテランは
「きのうはああいう(形で)試合を落とした。
何としても(白星を)取りたい」と意気込んで打席に入った。
前夜は抑えの岸田が9回に1点を奪われ黒星。
この日も同様に9回に追い付かれた。
それだけに価値ある一打に,山崎浩は「交流戦では勢いに乗っていきたい」と力を込めた。

勝利を呼び込む先発朴の好投
本人がよく言うように試合を作る先発としての仕事は十分果たしてくれました。

中10日で先発したオリックス朴賛浩が,6回3安打無失点の好投を見せた。 
最大のピンチは4回。2安打などで1死一,三塁としたが,後続を断って得点を許さなかった。
4敗目を喫した11日のソフトバンク戦(ヤフードーム)後の17日に,気分転換で頭を丸刈りに。
自身の白星こそならなかったが,チームの連敗を阻止する好投に
「(丸刈りにして)流れが変わって良かったよ」と笑顔で話した。

なんといってもしびれたのが地味ながらオリックスに必要なこのプレー

41歳の経験が貴重な追加点をもたらした。
1―1で迎えた延長10回,オリックスの攻撃で2死二,三塁。
山崎浩の遊撃内野安打で二塁走者・田口も本塁を突く。
タイミングは微妙。だが,高度なスライディングでタッチをかいくぐった。 
「(遊撃からの)返球は見えていない。足が入るスペースが見えたのでそこに入っただけ」。
三塁側へそれた返球を捕球する捕手・加藤の体勢を見て,
ホームベースのどこへ足を入れるか瞬時に判断。
回り込まず加藤の前を直線的に滑る進路を選んだ。
寸前まで滑るのを我慢するからスピードは落ちない。
進路と速さの分だけ加藤は追いタッチになった。
「走るスピードは落ちたけれどスライディングが速い。技術が凄いよ。若い人は見習ってほしい」。
三塁コーチャーの松山内野守備走塁コーチも,その技術を知るから手を回した。
ベテランの技術&状況判断。
2死から内野へのゴロで,二塁からスピードを緩めず本塁を狙った走塁に
「一塁送球がそれることもある。点を取るために絶対必要なプレー。僕は習慣になってますから」。
日米通算20年目を迎えた田口ならではの言葉だった。

▼オリックス・岡田監督
田口は(本塁へ)還ってきそうな気がしとったよ。
去年(3月30日の日本ハム戦に代走で二塁から好走塁で本塁生還)を思い出したよ。

▼巨人・加藤
田口さんの動きは見ていた。
背中側に滑ると思ったけど(遊撃・坂本からの)返球が三塁側に少しそれたから,
滑る場所を変えたんでしょう。自分も早く動きすぎたかもしれない。

このプレーを見て何も感じない選手は先がないし,
この年まで第一線で活躍するのに何が必要かよく考えて欲しいですね。




【写真は,打つさまも風格がある田口。守備の動きも位置を変えるだけでかなりの意味がある。必見!】