連勝記録は伸ばすにこしたことはない
６連勝でご機嫌の岡田監督
低迷中とはうって変わっての饒舌ぶりの記事を
低迷中とはうって変わっての饒舌ぶりの記事を
そら，選手を刺激せなアカンよ――。 オリックスは８日，本拠・京セラドームにヤクルトを迎え撃つ。 破竹の６連勝で最下位から４位までジャンプアップした岡田彰布監督（５３）は 劇的なＶ字回復の要因を“刺激”と分析。 交流戦残り８試合で３つの借金完済も現実味を帯びる勢いだ。 「交流戦が終わるまでに（借金が）３までいったら十分やと言うてたんよ。 （序盤の成績が）悪すぎたから，どっかで爆発するとは思ってたけど，思ってたより早かったな。 もうちょっとかかると思ったんやどな」 連覇がかかる交流戦は残り８試合。 最大で１０あった借金はみるみる３まで目減りした。 現段階で，当初の見立てよりも早く目標をクリアした指揮官の言葉を借りれば， 残りを４勝４敗で終えてもいい算段だ。 ただ，黒虎を蹴散らした関西ダービーを見れば，この勢いは当面続きそうだ。 指揮官の“ショック療法”が活況を生んでいる。 「ここにおるヤツは全員２軍を経験しとるんとちゃうか？ ずっと１軍におるんは森山とＴ―岡田くらいやろ？刺激を与えなアカン」 ほっと神戸で指名練習を見守った岡田監督は冗舌だった。 頻繁に繰り返した血の入れ替え。 主力も実績も関係ない。 ゲームキャプテンの後藤ですら２軍に落とした。 その後藤が戦列復帰した５月３１日から連勝は始まった。 浮上の兆しが見えない阪神とは対照的な起用法だ。 エース金子千も復帰した今，オリックスの進撃は止まりそうにない。
この打撃好調の中で取り残されてるのが李スンヨプとヘスマン
そんなヘスマンの記事を
マイク・ヘスマン（オリックス・内野手） 対横浜戦の二回，先制の４号ソロを放って勝利に貢献したのがオリックスのヘスマン。 これでチームの連敗が「３」で止まったから， 試合後の本人は「チームのためになるいい本塁打だったと思う」と自画自賛だ。 売り物は１９６センチ，９８キロの巨体を生かしたパワー。 米国のマイナーで２度，３０本塁打を記録する一方で， ２０００個近い三振を喫したように粗っぽさも目立つ。 去年はメッツに籍を置いたが，３０歳を過ぎて大リーグが傘下のマイナーに置いていたのは， 長距離砲として化ける可能性があったからだ。 そして昨オフ，ついに見切りをつけられたヘスマンに， 救いの手を差し伸べたのが岡田オリックスだった。 去年は３Ａかメジャーだと３０００万円強の年俸を手にするが， ２Ａ以下だと日本円で約７２０万円というスプリット契約。 今季，オリックスの年俸が４２００万円だから恵まれたが，問題は来季以降だ。 アメリカのマイナーがもうじき３５歳になろうかというベテランに触手を伸ばすはずがなく， おそらく日本球界が最後の働き場所。 オリックスとは１年契約だし，来季も日本でプレーしようと思ったら， 今季それなりの数字を残すしかない。 ９６年，奨学金をもらってアリゾナ大に進む道もあったが， それを蹴飛ばしてドラフト１５巡目指名でブレーブスに入団。 今年で１５年目に入ったプロ野球人生は，もう後がない。 趣味は釣りとゴルフとボウリング。 去年までは毎年，オフになると自宅のある南カリフォルニアのリオスという街で サブリナ夫人とのんびり暮らしていたが， 今年，バラ色のオフになるかどうかは今後の踏ん張り次第だ。
昨日は不調のヘスマンに転機となるかもしれない出来事が
ほっともっと神戸での指名練習で， 外国人選手獲得の際のアドバイザーとして契約する 元レッズの強打者，ジョージ・フォスター氏が熱血指導。 本塁打王２度，打点王３度の経歴を持つ同氏は 「しっかりと準備し，スイングスピードを高めることが必要」と話した。 ヘスマンが復調すれば，６連勝中のチームはさらに加速する。
この指導に岡田監督は
米大リーグのレッズなどで強打者として活躍したジョージ・フォスター氏（６２）が７日， オリックスのヘスマン，バルディリスの助っ人コンビに直接指導した。 昨季から外国人選手獲得の際にアドバイス役となる「クロス・チェッカー」として契約。 本塁打王２度，打点王３度など輝かしい経歴を持つ“臨時コーチ”を， 岡田監督は「外国人にとったら神様みたいなもんやからな」と歓迎していた。
当初は良く球を見ていたヘスマンが機能すれば
この打線はまだまだ脅威の打線に変身するはずです。
この打線はまだまだ脅威の打線に変身するはずです。
【写真は，左右に足踏みをしながらサードを守る独特の守備リズムのヘスマン】
