Tという可能性【修正版】

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オリックスのT―岡田が自身初のナゴヤドームアーチを狙う。 
入団6年目で札幌,西武,東京,京セラ,福岡の各ドームで本塁打を記録しているが
ナゴヤドームだけは不発。
「確かに球場が広いですが,特に悪いイメージはない」と6ドーム制覇へ意気込んだ。
借金1と,交流戦で巻き返してきたチームだが,ナゴヤドームでは4連敗中。
40打点と目下打点王の主砲のバットで一気の借金完済を目指す。

たしかにTのホームランが出ればナゴドの呪縛から解き放たれる可能性は大です。
6ドーム制覇って人気アーティストのようですがぜひ今季達成してほしいですね。

ホームランバッターにおける統一球の弊害は皆一律ですが
開幕前にこんな記事があったので腐ってお蔵入りする前に2つほど紹介

その男,危険につき…。
オリックスは12日,神戸第2球場(神戸市)に2億円の施設賠償責任保険をかけた。
場外に飛び出したボールが人や車に当たった場合に補償する通称「T-岡田保険」で,
1件につき最大2億円が支払われるという。
掛け金は非公表で,契約期間は1年だ。
契約をまとめたFPスタジアム(本社・大阪市)の金子誠一社長(46)は
「T-岡田選手が本塁打王をとり,また,飛距離もアップしているので,より危険になった。
何かあってはまずいということで提案させていただいた」と説明。
昨年も同様の保険がかかっていたが,33発を放った本塁打王の場外アーチによる被害拡大を警戒し,
球団側も補償額を1億円から倍増させることに同意したという。
そもそものきっかけは,09年の秋季キャンプ。
就任直後の岡田監督が流し打ちするT-岡田を不思議に見ていると,北川が
「こいつ引っ張らすと危ないんです」と解説。
遠慮なく打たせたところ,打球が右翼ネットを越え,後方の駐車場に着弾した。
指揮官が「あれは危ない」と,元阪神の金子社長に話を持ちかけた。
球場の最も外側にある通称「ニールフェンス」は高さ35メートル。
96年の本塁打王で,00年まで在籍した助っ人ニールの打球が飛びすぎるため設置された。
T-岡田はそれを越え,当時は先輩の車に当てないか冷や冷やしていたが,
フルスイングできるようになり? タイトルを獲得した。
主に2軍が使用する施設ながら,2億円保険の誕生はあらためてキングのすごさを物語った。

懐かしいですねトロイ・ニールの「ニールフェンス」♪
オリックス黄金期の最強の助っ人として語り継がれるニールを超えるT-岡田の破壊力

当然今季もホームラン王の期待は大きくこんな記事も

昨年までは一定の規格内で各球団の判断に委ねられていた使用球が,
今シーズンから12球団で統一された。
従来の使用球に比べ,ゴム芯が低反発素材に変更され,
縫い目の幅が1ミリ広く,高さは0.2ミリ低くなった。
ボールを製造するミズノ社によれば投手の球速を144キロ,
打者のスイングスピードを126キロ,
最も距離が出るとされる飛び出し角度27度で計測した場合,飛距離は1メートル落ちるという。
この統一球を各球団が今春のキャンプから本格的に使い始めたところ,
昨年より10gバットを重くして対策を練るラミレス(巨人)や,
あっけらかんと「そんなに変わらないんじゃないですか?」と話した中田翔日本ハム)など
打者の反応は様々。
その中で昨年のパ・リーグ本塁打王のT-岡田は,はっきり影響を口にした。
「感じはこれまでとかなり違いますよ。
去年までと同じ感覚で捉えても,言われている1メートルより全然飛ばないと思います」
さらに「距離もそうですけど……」と,もうひとつ意外な指摘をした。
「統一球になってボールが動くんです。
手元で微妙に動く。飛距離よりこっちの方がやっかいですね」
投手から「滑る」という反応が聞こえてくるが,
まだ扱い慣れていないことで球が指にかかりきらず,
ボールに不規則な変化を与えているのかしれない。
そうであれば慣れとともに“動き”は収まっていくのかもしれないが,
「捉える確率が落ちれば,飛ぶ,飛ばない以前の問題。
動き方がどうなっていくかが気になります」(岡田)。
飛距離自体が落ち,より芯で捉えなければホームランにならなくなった長距離砲にとっては
当然の思いだろう。
一方で統一球の導入によって見込める効果もある。
1993年に福岡ドームが開設した当初,
「日本のグリーンモンスター」とも呼ばれた高いフェンスが各打者の前に立ちはだかった。
しかし,そこで王貞治監督の「ここでホームランを打てるバッターになれ!」
という檄を受けた小久保裕紀松中信彦城島健司らは
フェンス越えのバッティングを追求し,スケールの大きなスラッガーへと育っていった。
不利な環境に身を置いたことで,より高みを目指す技術と心が磨かれた。
22歳でホームラン王を獲得した岡田もまだまだ若い。
この時期に飛ばない,動く,統一球に挑むことで,
その才能が大いに刺激され,さらなる成長へつながることは十分に考えられる。
まして昨年の本塁打33本も,前半の不振や,終盤は肉離れで主に代打出場に限定された中での数だ。
球場に関係なく,全方向へ放り込める岡田の魅力はまだまだ一端をのぞかせたばかり。
一昨年,ブレイク前の本人に「レギュラーを獲れば近いうちに60本も狙える」と言ったことがある。
まだ一軍で1本もホームランを記録していない時期で,
さすがに「60本なんて2試合に1本弱のペースでしょ。とんでもないすよ」と,笑い飛ばされたが,
その「とんでもないこと」を期待させるのが規格外の能力を秘めるT-岡田なのだ。
本物のアーチストが見極められることになる今シーズンは,
岡田の魅力を一層世に知らしめる1年ともなるだろう。
また,違う視点で見れば,メジャー仕様に近いとも言われる統一球で,
岡田が今後どれだけアーチを量産していくかは,その将来像をはかるバロメーターにもなっていく。
「今年,バッティング自体を特に何を変えるというのはありません。
フォームも練習も去年と同じスタイルでいってどれだけ結果を残せるか。
ボールの問題はありますけど,とりあえず去年の本数は越えたいと思います」
謙虚に語る若きアーチストと統一球を巡る攻防。
結果次第では,日本人アーチストが初めてそのままのスタイルで世界の舞台で戦うという,
松井秀喜でも実現できなかった夢が広がっていくかもしれない。
いずれにしても,興味深いシーズンになることは間違いない。

若さという可能性に勝るものなし
今季は現在打点王でいいところでの安打が続いてますが
夏にかけてランナーがたまったところでガツンと一発というシーンも見てみたいですね。

T-岡田,まだまだファンを楽しませてくれそうです。




【写真は,歴代の勇者と肩を並べる日を信じて止まない存在のT-岡田。まずは藤井さんに追いつけ!】