安堵の一発
オリックス岡田彰布監督(53)が不振のT-岡田外野手(23)に, 自力ではい上がれとゲキを飛ばした。 23日,神戸市内で全体練習を再開。 球宴出場中の主砲について「そんなん自分よ。 (球宴に)選ばれるような選手に,こっちからどうこうせいなんて言わん」と奮起を求めた。 岡田監督も観ているという球宴は2試合で4打数無安打。 後半戦巻き返しのキーマンに指名しているだけに,厳しい言葉に期待を込めた。
神戸からのゲキに眠れる豪砲は
オリックスのT―岡田が待望の球宴初アーチを放った。 「(ファン投票で)選んでもらったから,期待に応えたい気持ちが強かった」と, 4回1死でバリントンの高めの直球を右翼席へ運んだ。 球宴ではシーズン中の倍,本塁打1本につき10万円を被災地に寄付することを決めていたが, その公約を守る一発だった。 2回には昨年から11打席目にしての球宴初安打。 6回にも二塁打を放ち,3安打の固め打ちで敢闘賞を獲得した。 公式戦では6月26日のロッテ戦(QVCマリン)を最後に本塁打が出ておらず, 前半戦終盤には先発落ちも経験した。 それだけに「2回のヒットで気持ちが楽になった。 この球宴をいいきっかけにして,何とかチームの勝ちに貢献できるようにしたい」 と後半戦を見据えた。
球宴でやっとカーニバル♪
敢闘賞の100万円もゲットしていい感じで後半につなげそう。
そしてバランスを崩しかけていた守護神も
東北福祉大出身のオリックス・岸田が完封リレーを締めた。 「被災地の方に少しでも楽しんでいただけたかと思う。 僕にとって仙台は第二の故郷。投げられて良かった」。 5点リードの9回に登板。 2死から阿部に右中間二塁打を浴びたが,最後は渡辺を威力十分の速球で三直に抑えた。 12球全て速球勝負で無失点の力投。第1戦でも3者連続三振を奪うなど, 初出場で存在感を示した。
今一度,戦力を調整して後半戦で一気に浮上していきたいですね。
【写真は,流した汗の分,結果は出ると誰よりも信じる男が見つめる先にTのティー打撃】