いよいよ始まるオープン戦

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宮古島,高知と続いた春季キャンプ
念入りに練習試合をこなし
やってきましたオープン戦

初陣を飾るのが先発ローテの左のエース

オリックス中山慎也投手(30)が2日,
オープン戦開幕となる3日阪神戦(安芸)での先発を前にして,
キャッチボールなどで調整を行った。
昨季8勝を挙げている左腕は,阪神戦が対外試合初登板になる。
「いつも通りにストライク先行で,かわすよりも向かっていきたい」と話した。

栄えある1番手に中山もやる気ですが
新4番も違う意味でやる気に

武闘派宣言だ!
オリックス李大浩内野手(29)が2日,
故意と判断した死球に対しては乱闘も辞さない構えを示した。
ケガを避けるための“威嚇”であり,チームのためにも体を張る構えだ。
真顔だった。
普段は笑顔でジョークを飛ばす助っ人が,死球に対する質問には過激な言葉を並べた。
「投手と対戦する中でわざとなのか,抜けたボールなのかは,はっきりと分かる。
わざとならそういう(抗議する)姿を見せようと思う。
私はいい性格ではない。
気持ちを抑えきれずにやりたいことを行動に移してしまうかもしれない」
野球のために鍛え上げてきた194センチ,129キロ。
だが,悪意に満ちて,自分の仕事を邪魔しようとする投球に対しては,
この体を武器として使う決意だ。
プロ野球選手の中でもひときわ目立つ“李大浩タックル”を食らえば,
相手投手はひとたまりもないだろう。
この日,高知東部球場での練習では,連係プレーなど軽めの調整で切り上げた。
高知での全体練習も終了となった。
李大浩は「キャンプからいいリズムで練習できた。
今までで一番練習したし,一番いい成績が残せると思う」と振り返った。
ファン待望のオープン戦デビューは,チーム2戦目となる4日の阪神戦(春野)。
日本球界で“大暴れ”する準備は整った。

前評判から異常なまでの内角攻めが予想される李大浩
こういう言葉の威嚇は大切かもしれません。

オリックスのオープン戦は今年も高知からスタートするのですが

オリックスの西名球団社長は2日,
来春も高知市でキャンプを実施する意向を明らかにした。
練習環境について「いろいろとやっていただいている」と話した。 
今年は沖縄・宮古島で1次キャンプ,
沖縄本島での練習試合を経て高知市で2次キャンプを行った。
またオリックスは昨季限りでヤンキースとの契約を終えた井川の獲得を目指しているが,
西名球団社長は現状について「彼自身の整理がついていない」と話すにとどまった。

球団社長もご機嫌みたいで
それもオリックス自体の評価がかなり高いからか

今季のパリーグは大混戦が予想されている。
昨季Aクラスだった3チームは,そろって戦力ダウン。
かといってBクラスの3チームも大幅な戦力アップは見当たらない。
つまり,6チームの戦力が均衡化したと見る声が多い。
まず,昨季88勝と独走したソフトバンクは,
杉内,ホールトン,和田と,昨季43勝を稼いだ先発3本がいなくなった。
その穴埋めとして西武からFAで帆足を引き抜き,
さらに2006年のメジャー最多勝投手・ペニーを獲得したが,補いきれないのは明白だ。
「ペニーが15勝,帆足も広い福岡ドームで10勝したとして,まだ18勝足りない。
だいたい,ローテの三本柱が抜けて優勝したチームなんて,
歴史上ないはずですよ」(パ某球団スコアラー)
また,ダルビッシュが抜けた日本ハムはもっと苦しい。
「2年連続で200イニング以上を投げ,
昨季は18勝,232イニング,10完投と“ふたり分”の貢献度。
目立った補強もなく,この穴はどう計算しても埋まりません」(パ某球団スコアラー)
そもそも,日本ハムは昨季2位といっても,貯金はすべて交流戦のもの。
パ球団相手に限れば56勝57敗と負け越していた。
「栗山新監督の采配も未知数ですしね。
Bクラスの可能性が高い」(前出・スポーツ紙デスク)
この2チームのダウン幅に比べれば,
メジャー移籍が破談になった中島が残る昨季3位の西武はまだマシといえるだろう。
しかしキャンプを見る限り,期待の菊池や大石が大化けする気配は見えないという。
「帆足の穴埋めは結局,外国人頼み。
昨季9勝12敗と負け越したエースの涌井,
一昨年の故障から完全復活しきれない岸もパッとせず,
優勝候補というには物足りません」(前出・パ某球団関係者)
つまり,パ・リーグは昨季の上位3チームがそろって戦力ダウン。
優勝ラインは70勝台後半まで下がる可能性が高い。
では,昨季振るわなかった下位チームはどうか?
楽天は,昨季は6勝に終わったとはいえ岩隈の抜けた穴が大きい。
新人の武藤,釜田の評価はそれなりに高いが,それもほかに補強がないことの裏返し。
大幅な躍進は難しそうだ。
一方,最下位に沈んだロッテは目立つ戦力ダウンはなく,
ドラフト1位の藤岡はパ新人王の筆頭候補。
ただし,成瀬,唐川の両輪がきっちり働いたとしても,
渡辺俊や小野らベテランに過度な期待はかけられず,
やはり3位争いがやっとという状態か。
そんななか,オリックスはこのオフの補強で
“フツーに優勝候補に挙げられる”ほどの戦力バランスが整ってきた。
投手では,エースの金子を軸に寺原,西などが安定。
加えてケガで昨季をほぼ棒に振った近藤が,復調の気配を見せているのもプラス要素だ。
「近藤は無類の風水占い好きなんですが,
『今年はどう見ても吉兆なんだ』とミョーに明るい。
近藤がローテの谷間や中継ぎで使えるようになると,
リーグ屈指の平野,岸田という
リリーフコンビへのリレーがより強固になります」(スポーツ紙オリックス担当記者)
打線では,なんといっても韓国の巨砲・李大浩イ・デホ)の加入が大きい。
飛距離,打撃の柔軟さは全盛期のイ・スンヨプ以上との評価で,
キャンプ序盤からあの口うるさい岡田監督が
「そら,もう4番は決まりや」と絶賛しているほどなのだ。
もともと1番・坂口,2番・大引,3番・後藤というジグザグトリオはリーグ屈指のいやらしさ。
その後ろに李大浩,T-岡田と右左の大砲が控え,
さらにはベテランの北川も故障明けでかなり元気だ。
岡田監督もよほど手応えを感じているようで,
昨季までは禁句にしていた「優勝」の2文字をすでに連発している。
「あえて課題を言うなら,シーズンに入っても監督はベンチでガミガミ怒鳴らず,
気分よく選手にプレーさせてほしい(苦笑)。
そうすれば,おのずと勝利はついてくると思います」(スポーツ紙オリックス担当記者)
どこが優勝してもおかしくないパリーグ。
例年以上にペナントが盛り上がりそうだ。

今年の期待はハンパないですが
期待が裏切られたときの失望はでかい!!

抑えきれない期待をセーブしながら
今日からのオープン戦を見届けたいと思います。




【写真は,出来が気になる中山の状態。1失点くらいで抑えれば上出来かな?!】