★3/11(日)OP戦中日2回戦

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Bs 3-11 D(京セラドーム)

【投手】
(中)中田賢,岩瀬,ソーサ,久本-谷繁,福田,前田
(オ)フィガロ,海田,吉野,香月-斉藤,鈴木
【責任投手】
(勝)中田賢3試合1勝1敗
(敗)フィガロ2試合1敗
本塁打
(中)
(オ)


OP戦通算:6戦中1勝5敗0分 勝率 .167

東日本大震災から1年のこの日
試合前の黙祷とこの縁の深い選手のコメントから

京セラドームではオリックス選手会長を務める鈴木が試合前,
3階通路で観客に募金の呼びかけを行った。 
鈴木は福島県出身。
さらに仙台育英東北福祉大宮城県で野球を続けてきただけに
復興を支援したい気持ちを強く持っている。
「(昨年の)年末に気仙沼に行ってきたのですが,
まだ手つかずの状態で,ちょっとつらかった。
これから先もできることをやっていくしかない」と話し,
支援を継続していくことを誓った。

鈴木にとっては古巣中日とのオープン戦で
故郷の人たちに元気な姿をアピールできたかというと
昨日もオリックスにとっては散々な試合でした。

2試合連続の2桁失点による大敗に,
オリックス・岡田監督の怒りがMAXに達しそうだった。
オープン戦とはいえ5連敗。
内容のある敗戦ならまだしも,
あきれ顔を浮かべるしかない試合に指揮官の“静かなる怒り”の矛先は,
この日2安打を放ったT―岡田にも向けられるほどだった。 
中日とのオープン戦2連戦で,投手陣は30安打を浴びた。
もちろん,勝敗ですべてを片付けるわけではない。
それでも,岡田監督は静かながらも怒気を含んだ口調で試合を振り返った。
しかも“ダメ出し”は投手に限らず,7番に降格させたT―岡田にも及んだ。
「今はどれ(打順)が一番いいつながりになるのか試しているところ」
4番李大浩,5番T―岡田でスタートした対外試合の布陣は,
3番T―岡田バージョンを経て,この試合でついにクリーンアップを外れた。
指揮官が続けた言葉には今までにはない厳しい姿勢が込められていた。
「7番ならいつでも外せる」
新加入の高橋信はこの日,右腕・中田賢から2安打するなど,
実戦に入ってから結果を出し続けている。
指揮官は「高橋は右でも左でもいける」と評価した。
左足アキレス腱断裂から復帰してきた北川もいる。
クリーンアップを構成するピースは不動の4番・李大浩以外はまだまだ流動的だ。
「打順? 球場に来たらホワイトボードに(オーダー用紙が)張ってありましたから。
危機感? それはずっと前からあります」。
この日,2安打を放ったT―岡田だったが,
通算打率は「・182」と自身の身長よりも低いのが現状。
表情は厳しいままだった。
岡田監督がT―岡田に注文をつけるのは,
期待しているからこその裏返しであることは容易に察しできる。
とはいえ,シーズンに入れば結果がすべて。
いつまでも“居場所”が確保される保証はどこにもない。
「実際,打っていませんからね」。
T―岡田が岡田監督のげきに応えられるかどうかが今後のオープン戦の見どころだ。

2安打放っても怒りがT-岡田に向くということは
岡田監督にとってよほどツッコミやすい存在なんでしょう。

本当にひどいのは先発陣で
個々の選手のコメントも

オリックス・赤堀投手コーチ(期待に応えられない先発陣に)
「いつも自分がやってきたことができていない」

フィガロ(5回8失点)
「直球も変化球も甘いところに入った。次は良くなるように修正していく」

高橋信(2安打1打点)
「一生懸命やるだけ。キャンプから(調子を)良く維持できている」

高橋を獲得しといてよかったと言えるような状況になりそうな序盤戦
ここまで冷静だった岡田監督もとうとう

そら,しまいよ‐。
早口でまくし立てるオリックス・岡田監督の顔が赤く染まった。
連日の2桁11失点。
19被安打。
怒りの元凶はフィガロ。
助言に耳を貸さず,力任せの投球に終始した背信右腕に舌打ちだ。
MAX153キロ。
そら,速いよ。
せやけど,相手もプロや。
真っすぐと分かってたら打つがな。
なんでパワーに頼るんよ。
5回12安打,8失点。
タテジマ相手に4回無失点と好投した1週間前の記憶はもう飛んだよ。
「2ストライク取ったら,三振取らなアカンと思てる。
そんな野球ないよ。
何十回言うてもアカンから直らんで。
去年の後半からずっとそうやん」。
アウトを積み上げるまでの過程,考え方に改善が見えず,
岡田監督はため息を連発した。
西,中山,フィガロ。
金子に次ぐ先発陣が,3試合連続で大炎上。
どないなっとんねん。
開幕まで3週間ないんやぞ。
「キャッチャーを含めてな。
きのう10点取られて,きょうは11点取られてるやん。
同じメンバーで」。
ホンマ,腹立つわ。
もうちょいシャキッとせんかい。
怒りの針は振り切れたままだった。

ファンもそろそろ・・・




【写真は,試合前の黙祷で哀悼の意を表すオリックスの選手たち。今年こそ野球で笑顔を!】