☆6/14(木)横浜4回戦(交流戦)【修正版】

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Bs 5-4 DB
(京セラドーム)

【投手】
(D)王,小杉,林,篠原,加賀,小林太,菊地-鶴岡
(オ)塚原,香月,吉野,中山,平野,岸田-斎藤,鈴木

【責任投手】
(勝)塚原13試合1勝
(S)岸田23試合2勝1敗11S
(敗)王2試合2敗

本塁打
(D)ラミレス5号2ラン(4回,塚原)
(オ)李11号3ラン(1回,王)

【戦評】
オリックスは19歳の塚原が六回途中3安打2失点でプロ初勝利。
九回は岸田が1点差を守り,11セーブ目。
打線は一回に李大浩の11号3ランで先制。
六回には後藤の適時二塁打で貴重な加点。
DeNAは5年連続の交流戦負け越し。

2012年通算:58戦中23勝32敗3分 勝率.418
パ・リーグ順位:最下位

対DeNA:2勝2敗0分
交流戦戦績:22戦中10勝11敗1分 勝率.476
交流戦順位:6位

貧打は変わらずでしたがこの1本で辛くも勝利

初回1死一,二塁からDeNA先発,王溢正の真ん中直球をフルスイング。
バックスクリーンへ先制の11号3ランをぶち込んだ。
「いい形でとらえることができました。完璧です!」。
5月28日DeNA戦(横浜)以来,実に12試合ぶりの本塁打でチームを加速させた。

そんな貧打に嘆く監督

1点差の逃げ切り勝利も,オリックスの岡田監督は貧打をぼやいた。
横浜の6安打を下回る4安打は「きのう(13日)と一緒やろ」。
2点リードの五回でも2安打止まりと
「途中まで『まだ2本やん』って言うてたんよ」と指揮官は苦笑い。
貴重な一回の李大浩の11号先制3ランも,2四死球の走者を置いてのもので
「あれも(相手に走者を)もらった“ラッキーホームラン”やったわ。助かったよ」。
チーム打率・232はパ最下位。
貧打の悩みはしばらく止まらないようで…。

DeNAにこれだけ手こずってたら
交流戦終わったら怖いですねぇ・・・

ただうれしいうれしい出来事もあり

本拠地・京セラドームでのお立ち台。
オリックスの塚原は顔を紅潮させ,試合を振り返った。
「本当にドキドキでした。喉がカラカラだった」。
2年目,19歳11カ月でのプロ初勝利。
10代での勝利はドラフト制以降では94年の平井(現中日)以来,
球団史上6人目の快挙だ。
喉が渇くのも当然だった。 
しかし,マウンドの姿は頼もしかった。
今季2度目の先発で5回1/3を2失点。
左太腿裏肉離れで戦列を離れた木佐貫の代役を見事に務めた。
直球の最速は146キロ。
1メートル84の長身で角度があり,
落差のある130キロ台のフォークが効果的に決まった。
「一人一人,気持ちを込めて投げました」とチームの連敗を3で止め,達成感に浸った。
今季1軍デビューし,救援からチャンスをつかんだ。
5月20日ヤクルト戦(神宮)では1点を勝ち越した5回から2番手で登板し,
1回1/3を無失点。
初白星のチャンスもあったが,公式記録員の判断で勝利投手は平野になった。
「あの内容で勝利投手になっても喜べない」。
そう振り返った一方で「ヒーローインタビューで何を話すか考えていました」
と高卒2年目らしからぬ強心臓ぶりも発揮。
同い年の巨人・宮国について
「ピッチャーで同い年には負けられない」と負けん気の強さものぞかせる。
岡田監督は「6回を乗り切ったら本当の1勝」と手厳しい。
それも期待の裏返し。
塚原は大事そうにポケットにしまったウイニングボールを
「父の日も近いので」と父・昌之さん(44)に贈るつもりだ。
最下位に沈むオリックスに孝行息子が現れた。

塚原 頌平(つかはら・しょうへい)
1992年(平4)7月8日生まれ,茨城県出身の19歳。
つくば秀英では2年夏からエースで4番。
3年夏の茨城県大会は初戦で土浦日大に敗退。
10年ドラフト4位でオリックス入り。
2年目の今季は主に中継ぎで登板。
1メートル84,80キロ。右投げ左打ち。

ちょっと前の記事で塚原の成長を振り返ると

伸び盛りの19歳が“進化”を遂げつつある。
今月9日の対ソフトバンク戦(ほっともっとフィールド神戸)で,
四回途中から登板したプロ2年目は,
八回までのロングリリーフで,1安打無四球,無失点の快投を披露した。
その登板後,先輩たちから,こう声を掛けられた。
「投球フォーム,変わったな」。
指摘されたのは,投球時に踏み出す左足の動き。
ところが自身は「自分では全く意識していなかった」と振り返る。
150キロ超の剛球。
これまで,踏み出す左足は突っ立ち気味だったが,
その左足を軸に,鋭い体の回転の力で投げ込む。
周囲から,ソフトバンクの新垣のスタイルに「そっくりと言われた」という。
ところが,9日の試合では,左足のひざが,浅い角度で曲がっていた。
「考えていたのは,投げるタイミングだけでした。
左足が地面にきちんと着地してから,投げ出していこうと…」
大きく,ゆったり。
その意識を持ったことで,プレートから6足分だった左足の着地点が
「いつの間にか」1足分広がっていたという。
その分,リリースポイントが本塁寄りになり,制球力もアップ。
打者は,リリースが近くなる分だけ,球が速く感じられるわけだ。
13日の楽天戦(京セラドーム大阪)でも,
2009年のパ・リーグ首位打者,鉄平から見逃し三振を奪うなど,
九回の1イニングを無失点。
成長著しい右腕は,低迷するオリックスの“反攻の救世主”になる力を秘めている。

このまま潰れないように成長してくれることを望むばかりです。




【写真は,投手では今年期待ナンバー1のツカ!5勝はしてほしいですね。】