縁の下で内助の功を見せる力持ち

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まずはこの恒例のお祭りの記事から

マツダオールスターゲーム2012の監督推薦選手,セ16,パ12選手が2日,発表された。

オリックスの4年目,西は初選出に驚いていた。
球団関係者から連絡を受けたときは「怒られるかと思ったらオールスターだった」と苦笑い。
両親にも連絡し「びっくりしていた。まさか,うそだろうと言われた」と笑いながら話した。
最下位に沈む苦しい状況で21歳がチームトップの4勝をマーク。
対戦したい打者に中日の和田を挙げ
「直球だけでは無理なので,自分らしくインコースを攻めたい。
こういう光栄な場に選ばれたので,全力でいきたい」と意気込んだ。

オリックス李大浩は来日1年目で監督推薦での出場を決めたが少し残念そうだった。
韓国のオールスターにはファン投票選出の常連だったといい
「来年は(ファン投票)1位で選ばれるように頑張りたい」と早くも来季を見据えた。
ここまで11本塁打,44打点と4番としてけん引する。
「みんなで楽しむ舞台なので,相手も私も力勝負で,ホームラン狙いでいきたい」
と球宴に向け力強く語った。

不人気球団らしく今年も監督推薦での選出
イチローのように全ファン投票1位は無理でも
部門1位は毎年1名はほしいですね。

李大浩は今季打点やホームランでタイトルを獲得して
2年目も安定した前半戦を迎えればチャンスはあるかもです。

さて今日の本題
ベンチでしかめっ面で座る岡田監督の横で
いつも立ち上がって作戦を伝える参謀の高代ヘッド

そんなヘッドコーチの記事を

高代延博(58)が,まったく縁もゆかりもない
オリックスのヘッドコーチに就任して2年目だ。
一昨年までいた韓国・ハンファのコーチを含めると,
すでに広島,中日,日本ハム,ロッテ,中日と合わせて6球団,
8人目の監督に仕えていることになる。
「自分はプロのコーチ,能力を必要とされるのであれば,どこのユニホームを着るのも当たり前」
作戦参謀として,三塁のベースコーチとしてつづった資料は
大学ノート50冊分に上り,その経験が自信につながっている。
三塁コーチ時代は忠実な伝達者であり,内野守備コーチとして,
ひたすらノックバットを振り続けた。
今季こそノックは担当の森脇浩司に任せているが,
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のときには,
米専門誌が“世界一ノックの上手なコーチ”と絶賛したほどだった。
派閥を作りたがらない一匹狼の性格から単独行動が多いが,
昨年ヘッドコーチを引き受けてから行動が変わってきた。
岡田彰布監督(54)と行動をともにすることが多くなった。
岡田体制はコーチの入れ替えが激しい。
監督の気持ちを知るためには,そばにいる必要性を感じたためではなかったか。
岡田監督と高代の間には,東京六大学出身で主将だったという共通項がある。
監督が早大1年時の法大4年が高代だ。
法大4連覇の始まりを江川卓袴田英利(ロッテ2軍コーチ),
金光興二(法大監督)ら“花の77年組”と経験。
自らを“かすみの76年”と呼んでいた。
江川がもし監督になったら「一番先に声がかかるだろう」といわれるなど,
学生時代から信頼は厚かった。
連敗が続いた夜だった。
岡田監督は高代を誘って夜の街に食事に出た。
よほどのことがない限り,監督の誘いを断ることはない。
話は進んで“優勝経験のあるチームとそうでないチームの違い”などになる。
そんなとき,岡田監督が「フーッ」とため息をついて話が途切れた。
すると,高代は話題を変える。
「面白いヤツに電話をしますから。今なら暇していると思いますよ」。
電話の相手は江川卓だった。
監督とは2年違い。
「そら,そうよ」と相づちを打ちながら楽しそうに話す岡田監督の姿に,
高代は「あすの英気につながればいい」と思ったという。
その背中には「花があるのは監督で,それを支えるのがかすみ草。
花を引き立てるためには何でもする」と書いてあった。

ベンチの雰囲気はいつも暗く声を出してる選手も少ないように感じます。
選手が岡田監督に萎縮してるとすれば
ヘッドコーチが難解な岡田語を通訳して
コーチや選手を導いてほしいですね。

内助の功,縁の下の力持ち
思いのほか岡田体制のヘッドコーチは大変みたいですね。




【写真は,ヘッドコーチに課せられた使命は作戦参謀にとどまらない。高代コーチにも期待。】