☆7/11(水)楽天11回戦

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Bs 3-1 E
Kスタ宮城

【投手】
(オ)井川,平野-斎藤
(楽)美馬,ラズナー,橋本-岡島,嶋

【責任投手】
(勝)井川4試合1勝2敗
(S)平野43試合4勝3敗1S
(敗)美馬11試合5勝4敗

本塁打
(オ)
(楽)

【戦評】
オリックスの井川が8回3安打1失点,日本球界で6年ぶりに勝った。
打線は0-1の七回にバルディリス二塁打で同点。
T-岡田の適時打で勝ち越した。
楽天は六回まで無安打の美馬が七回に崩れ,オリックス戦4連勝でストップ。

2012年通算:78戦中31勝41敗6分 勝率.431
パ・リーグ順位:最下位
楽天:3勝7敗1分

交流戦戦績:24戦中10勝13敗1分 勝率.435
交流戦順位:7位

新しいオリックスの仲間の誕生です!!


2095日ぶりの待望の日本球界白星だ。
オリックス井川慶投手(32)が楽天戦に先発。
8回を3安打1失点(自責0)で復帰4戦目にして今季初勝利を挙げた。
阪神時代に指導を受けた楽天星野仙一監督(65)に「恩返し」を果たし,
阪神時代のもう一人の恩師であるオリックス岡田彰布監督(54)に勝利をプレゼントした。 
思わず笑みがこぼれる。
復帰4戦目。やっと,ついに,ようやく勝った。
この瞬間をずっとずっと待っていた。
「(ウイニングボールは)日本復帰1勝目だし,うれしかった。
ふがいない投球が続いていたので正直ホッとしています」
わずか3奪三振。直球に往年の切れはない。
それでも米国で磨いた投球術でかわした。
ヤンキース時代に同僚のペティットらに教わったカットボールを織り交ぜるなど,
6回まで打たせて取って,自らの暴投による最少失点に切り抜けた。
さらにクイックモーションにも改良を施した。
ベルト付近でグラブを構えていたが,この日は胸元付近に変更した。
さらに味方に逆転してもらった直後の7回。
そこまで無走者でもセットポジションだった投法をノーワインドアップに変えた。
「セットだとタイミングが合っていた。自分としても腕が振れる」と意図を説明。
米国でも使った試合中の投法変更で,
この回先頭の枡田を遊ゴロに仕留めるなど3者凡退に。
8回も無失点だった。
「なかなか結果が向こう(米国)で出なかった。
もう1度,日本で結果を出したいと頑張ってきた」。
入札金を含めて5年4600万ドル(当時約54億2800万円)。
巨額の契約でヤンキースに移籍したが,白星は1年目の07年に挙げた2勝のみ。
2年目以降の4年間はほとんどマイナー暮らしだった。
米メディアには「ヤ軍の契約は失敗」などと散々叩かれた。
それでも,投球の「引き出し」を増やして帰ってきたのもまた事実だ。
今はメジャーで活躍するダルビッシュらの映像も見ないという。
「2年契約だし,もう32歳。今はオリックスの優勝しか考えていません」。
もう過去は振り返らない。
「星野監督には前みたいな投球を見せることができなかったと思いますが,
頑張っている姿は見せることができた」。
試合後はもう一人の阪神時代の恩師,岡田監督から「おめでとう」と祝福された。
左腕は「チャンスをいただいたので,恩返しをできれば」と控えめな言葉に決意を込めた。

岡田監督(井川に)
力を入れたのは逆転してからやろ。4試合目でだいぶ,つかんできた。

【井川の2095日ぶり勝利まで】

1月20日
茨城県内で自主トレ中の井川が,日本球界復帰の可能性について初めて言及。
「(大リーグからの)オファーがなければ,そういう(日本復帰の)選択肢はある」

3月28日
オリックスが井川の獲得を発表。年俸1億円プラス出来高払いの2年契約で背番号29。

5月9日
ソフトバンク戦で6年ぶりに日本1軍登板。
0―1の4回2死,江川への2球目を投げた際,右太腿裏に違和感を感じ降板。
「ピキッときた感じだった」。
3回2/31失点で敗戦投手。
翌10日に出場選手登録を外れる。

6月29日
ロッテ戦で復帰先発。
3回を5安打4四死球で3失点,勝敗はつかず。
「何とか粘り強く投げていきたかったが,制球に苦しんだ」

看板倒れで終わっていた今までとは違って
頼もしい投球で完投も期待できる内容でした。

以前の鉄腕ぶりからすると
長いイニングはお手の物
この1勝で波に乗れると本物なんですけどね。

岡田監督の別記事も

オリックス岡田彰布監督(54)は,8回1失点の井川について
「(先発)4試合目で,つかんだんじゃないかな。
力を入れたのは(7回に)逆転してからやろう。配分というかな」と話した。
味方が逆転した7回からの2イニングを無失点に抑えた左腕を評価。
「先発の形はだいぶわかったと思うし。
援護を待つという感じでな。
(パ・リーグはDH制で)打順は回ってこないからな」と話した。

これで左腕の枠がひとつ埋まればいいんですが
次が井川が日本復帰で成功するか勝負どころです。

李大浩のバットはお休みでしたが好調な選手はまだまだいます。

オリックスの5番,T-岡田が勝ち越し打を放った。
七回にバルディリスの適時二塁打で追い付いた後に適時打。
六回まで無安打に抑えられていた美馬から一気に逆転し
「どんな形でも何とか走者をかえそうと打席に入った。
その気持ちだけ」と精神面を要因に強調した。
九回には4番,李大浩犠飛で貴重な加点。
中軸の3打点による楽天戦連敗ストップに,T-岡田も満足げに球場を引き揚げた。

前節からいい感じで試合ができ始めてます。




【写真は,なぜか昨日の井川は凛々しく見えましたね。最後までいけそうな投球でした。】