☆7/29(日)日本ハム15回戦

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Bs 7-6 F
(京セラドーム)

【投手】
(日)斎藤,矢貫,森内,宮西,増井,武田久-鶴岡,大野
(オ)マクレーン,小松,中山,ミンチェ,岸田-斎藤

【責任投手】
(勝)岸田39試合3勝2敗16S
(敗)武田久31試合3勝3敗14S

本塁打
(日)鵜久森3号2ラン(2回,マクレーン),ホフパワー7号3ラン(6回,中山)
(オ)李16号2ラン(3回,斎藤)

【戦評】
オリックスがサヨナラ勝ち。
四回まで李大浩の16号2ランを含む3打点などで6-3とリード。
六回に追い付かれたが,九回一死一,二塁から後藤の適時打で勝負を決めた。
日本ハムは斎藤が6失点。
九回の武田久は制球に苦しんだ。

2012年通算:88戦中36勝46敗6分 勝率.439
パ・リーグ順位:最下位
日本ハム:7勝8敗0分

交流戦戦績:24戦中10勝13敗1分 勝率.435
交流戦順位:7位

イベントに弱いイメージを払拭
このイベントは結果的に成功!!

漫画のような幕切れだった。
後藤の「劇打」で今季4度目のサヨナラ勝ちを決めた岡田オリックス。
後半戦開幕後は4勝1敗,好調の要因は日替わりヒーローの出現だが,
この日も新たなヒーローが…しかも次々に誕生した。
劇打の前に序曲があった。
聞き覚えのある声が,日本ハム先発・斎藤佑にプレッシャーをかけた。
三回までに3点を奪った四回。
「お前の直球は見切った」‐。
ドームに響いた声の主はアニメ『北斗の拳』の主人公ケンシロウだ。
低音ボイスが効いたのか下位打線が爆発。
6番バルディリスから怒とうの3連打で佑ちゃんをマウンドから引きずり降ろした。
ケンシロウの常とう句「あたたたたたっ…」ならぬ「打,打,打,打,ダッ」の4連打,
まさに「激打」で,この回3点を奪った。
この日の京セラドームは「ヒーローデー」。
五回まで場内アナウンスを声優の神谷明さんが務めた。
ドームにはケンシロウだけでなく,
キン肉マン,『シティーハンター』の冴羽リョウらさまざまなキャラクターが登場。
「最初は緊張したのですが,白熱する試合展開に気持ちも乗せられ
楽しくアナウンスできました」。
白星をアシストし興奮気味に話した。
岡田監督は「七回以降,踏ん張ったからこういう展開(サヨナラ勝ち)になったんよ」
とうなずいた。
最下位の岡田オリックスだが,
アニメのヒーローからパワーをもらい奇跡の大逆襲を起こす。

オリのヒーローは

ゲームキャプテンが正真正銘のヒーローになった。
6―6で迎えた9回1死一,二塁。
オリックスの後藤が武田久の真ん中低め直球をとらえた。
今季4度目のサヨナラ勝ちへ導く中越え打を放った。 
自身通算999安打目。
サヨナラ打は10年9月26日のロッテ戦(京セラドーム)以来,7度目だ。
会心の一打で2カード連続の勝ち越しを呼び込んだ。
「あの場面は自分のことだけを考えていました。
ベタですけど,ヒーローになれて良かった」
この日は「ヒーローデー」と銘打たれた一戦だった。
キン肉マンや「北斗の拳ケンシロウなど,
アニメの声優・神谷明氏によるスタジアムアナウンスをメーンとした
スペシャルイベントが開催された。
「コミックやキンケシ(キン肉マンの消しゴム)を集めていました」。
後藤も幼少期はキン肉マンに夢中だった。
今月11日に2軍落ちを味わった。
「やることをしっかりやらなかったら結果は出ない」。
真っ黒に日焼けした後藤は胸を張った。
節目の1000本安打まであと1本に迫る。
「何が何でも勝っていかないと,上にくっついていけない。
できることを背伸びせずにやっていく」。
記録より勝利だけを見据えている。

別記事でゴッツのコメントを

(今の気持ちは?)
勝てて良かったです。
(どんな思いの打席だった?)
1人蚊帳の外だったので,ここで良いところを見せたいと思って頑張りました。
(しっかり良いところを見せるあたり,さすがキャプテンだが?)
たまたまです。
(今日は『キン肉マン』,『北斗の拳』の声優さんが
イベントに参加するヒーローデーだったが?)
こういう日にヒーローになれたのはうれしい限りです。
(チームの勢いを感じるが?)
僕らはもう勝つしかないんで,1つ1つ勝っていくつもりで頑張っていきます

これぞキャプテンという一打
きっと何とかしてくれるという雰囲気の打席でした。

そして後藤ばかりがヒーローじゃなく

オリックス李大浩会心の16号弾だ。
2点を追う3回2死一塁から日本ハム・斎藤佑の外角高め直球をとらえ,
右中間へ同点弾をぶち込んだ。 
「内側には来ない。
アウトコースに意識を置いて集中して打席に入った」。
10日の楽天戦(Kスタ宮城)以来,11試合ぶりの一発でチームに勢いを呼び込んだ。
岡田監督も「右に打つ時がいい時やから」と納得の表情だ。
打点を「60」に伸ばし,本塁打とともに単独2冠に躍り出た。

李大浩は本当に打線の核としてがんばってくれてます。
久々の優良助っ人♪

最後に岡田監督のコメントで締め

「先発のマクレーンは,立ち上がりは素晴らしかったな。
特に真っすぐのキレが良かった。
2回以降,その真っすぐに酔ってしまったのかな。
自分の持ち味を忘れてしまったみたいだった。
(6回のホフパワーの同点3ランについては)
まさかホームランとはな……。
打たれたスライダーには,注意しなきゃいけない。
あと,李大浩やけど,右にヒットが出ているのが調子の良い証拠や。
まぁ,(最後は後藤が)武田久を打ったわけやけど,
同点の場面で抑え投手は難しいんよ……」

饒舌な時が好調期
ほんとうにチーム状態がいいんでしょうね。




【写真は,我らがヒーローはキャプテン・ゴッツ!!孤高のバットマンが勝利を呼んだ!!】