期待の大きさに応えられるか
話は先月の中旬まで遡る
オリックスのT‐岡田外野手(24)が19日,3年ぶりの本塁打王奪回へ, 巨人・阿部モデルのバットを導入する計画があることを明かした。 神戸へ移動前の新千歳空港。 T‐岡田は日本代表での経験を振り返り, 立浪打撃コーチやソフトバンク・王会長らの助言で 「飛距離への思いが変わった」とこれまで以上に本塁打への意欲を示した。 策はある。 17日に阿部からバットをもらった。 長さはこれまでと同じ34インチ(約86センチ)でトップバランス。 今季のバットの規格変更後はミドルバランスを使用していたが, 18日の練習で早速使用。 「変な感じはなかった」と手応えをつかんだ。 12月にバット工場へ向かう際には“阿部モデル”のバットを作製してもらう。 今季はわずか10本塁打に終わった大砲は, 新たな相棒と10年以来の本塁打王を目指す。
もがく若き主砲は新たな相棒で来季への動きを始動
そのバットで打撃練習をした日
そのバットで打撃練習をした日
侍ジャパンの一員としてキューバ戦に出場したオリックス・T-岡田が, 最終日となった2軍秋季キャンプに合流した。 「森脇監督から『しっかりやって,(キャンプを)終わるように』と言われていたんで」。 巨人・阿部からもらったバットで30分間の打撃練習を行った。 室内練習場ではヤンキースからFAになったイチローも汗を流しており, 「あいさつしたいですね」と話したが,タイミングが合わずに入れ違いとなった。
偉大なるOBとの対面で何かを掴むチャンスを手に入れられるか
そしてとうとうあいさつのチャンスが
そしてとうとうあいさつのチャンスが
オリックスのT―岡田外野手(24)が,今オフは国内で下半身強化に取り組む。 今年1月にロサンゼルスで初の海外自主トレを敢行したが, 「海外には行きません。今オフは,しっかり下半身を鍛えることが一番の目標です」と明かした。 今季は2度の左太もも肉離れで長い期間戦列を離れた。 出場103試合で規定打席にも届かなかった。 現在は下半身作りのため,合宿所にある室内練習場に行く前にほっともっと神戸に立ち寄り, 階段登りなどを積極的に取り入れている。 この日は,イチローの自主トレに合わせて球場入りし10分間ほど話し込んだ。 「WBC残念だったね」と声をかけられたという。 イチローとは11年1月に合同自主トレを行ったが, 今年はロス自主トレのため,ともに汗を流す機会はなかった。 「機会があればまた一緒にやりたいと思っています」。 本塁打王に輝いた10年のオフ, イチローに絶賛されたパワーを十分に生かすにも下半身強化は欠かせない。
オリックスのT―岡田外野手(24)がキング奪回へ,バットのモデルチェンジに乗り出した。 11月に行われたキューバ戦の侍ジャパンメンバーに選出された時, 阿部(巨人)から試打用にもらったバットを基に 若干の改良を加えて“Tモデル”の完成を目指す。 新型バットの特徴は「ヘッドに重みを感じながらバランスがいい」(T―岡田)ことに尽きる。 阿部のバットを使って実際に打ってみると 「打球の伸びが違う」と感じたという。 これまで4年間使っていたのは長距離打者用の「(タフィー)ローズモデル」で, 「阿部モデル」はどちらかと言えば中長距離打者用。 バットの太さがこれまでよりも細くなり,逆にグリップが太くなるタイプ。 重量が900グラム前後から920~930グラムに増量するものの, 手応えは感じ取っているようだ。 「やはり30~40発を目指してやっていかなければいけませんからね。 ホームランを打ってチームが損をすることはないと思う。 それに監督も“変化”を望んでいますから」 10年は33本塁打を放ちタイトルを獲得したが, 昨年,今年と統一球の影響もあり16本,10本と減少したのも バットを変える決断につながったのかもしれない。 「キャンプでの紅白戦,オープン戦でさらに改良してしっくりくる形になればと思っています」 この日は大阪市内のホテルで行われたミズノのイベントに参加。 バット分科会に参加した際は担当者と入念な意見交換も行った。 長距離打者用バットを捨てて,新たなチャレンジに向かう。
武器を手に入れた後は
今季もチームTが
今季もチームTが
オリックスの駿太と伊藤が今年もT‐岡田に弟子入りする。 3人は今年1月に米ロサンゼルスで自主トレを行っており,今オフは九州に練習場所を確保する。 19歳ながら選手会の会計に選出されたばかりの駿太は8日, 「来年は責任ある立場を任されるんで」 とT‐岡田との合同自主トレで3年目へ準備を整えるつもりだ。
頼られる立場になったT-岡田
メンタルを鍛えることが最優先のような気がします。
メンタルを鍛えることが最優先のような気がします。
優しすぎるT-REX
肉食恐竜の本来の本能を呼び戻せるか?!
肉食恐竜の本来の本能を呼び戻せるか?!
来季のTが磐石なら李大浩のコンビで上位浮上間違いなし
【写真は,T刈りにしたときのT-岡田。これくらい派手で強気なバッティングが見たい!】