宮古島キャンプ第3クール4日目
喜びの多い今季キャンプ
まずはこの戦力の復活度に驚嘆
オリックス・馬原が移籍後の初実戦マウンドに立ち,MAX147キロを計測した。 ソフトバンク時代に通算180セーブを築いた守護神の復活への道が開けたことで平野佳とのクローザー争いも勃発。 今季のリリーフ陣は超強力になりそうだ。 「久々だったので最初を大事にしたかった。バッターとの感覚,間合いを感じながらファウルも多かったので手応えはあったと思います」 紅白戦ではあったが,実戦で打者と対戦したのは11年11月19日,日本シリーズ第6戦以来455日ぶり。 少なからず不安もあっただろうが,馬原は自分のやり方で勝負した。 「かわすピッチングはしたくない」とストレートで追い込み,宝刀フォークで仕留めるストロングスタイル。 2番・安達を空振り三振させたのは,まさにこの攻め方だった。 1回無安打無失点。 昨年2月28日の右肩腱板(けんばん)及び関節唇のクリーニング手術からこの日のマウンドまで約1年かかったが,パフォーマンスに「かげり」はなかった。 「いいボールが行ってたと思うよ。いたって順調」と森脇監督が言えば「147キロも出たの? 出過ぎじゃない」と西本コーチもニンマリ。 寺原のFA移籍は痛手には違いなかったものの,人的補償で馬原を獲得できたことが,本当に大きかったことが証明された。
別記事でも
オリックス・馬原孝浩投手(31)が,455日ぶりの実戦登板で「007部隊」を震え上がらせた。 16日,初登板した紅白戦で1回を無安打無失点1奪三振。 2011年11月19日の中日との日本シリーズ第6戦(ヤフーD)以来の実戦マウンドだったが,直球は最速147キロをマークした。 全盛期の馬原が帰ってきた。 「結果どうこうより内容にこだわった。スタイルは変えたくないので真っすぐ,フォークで勝負したかった」。 紅組で先発し,1番・深江を2球で遊ゴロに仕留めると,続く安達には3球勝負を挑みフォークで空振り三振に斬った。 圧巻は3番・坂口との対決。 「7割(の力)で投げた。ファウルも多かったし手応えを感じた」と言いながら,147キロを3球もマーク。 結果は四球だったが,今キャンプ1軍投手陣で最速記録だった。 昨年2月に右肩肩板及び関節唇のクリーニング手術を受け,一年間を棒に振った。 そんな右腕をチェックするためセ・パ4球団のスコアラーが集結したが,ロッテ・八島スコアラーは「素晴らしいのひと言。当然,脅威」と驚きを隠さなかった。 現状では平野佳とストッパーの座を争うが「抑えというのは一線級の人がやるもの。けど,やるからには一線級の評価をいただきたい」と,ソフトバンク時代の定位置を譲るつもりはない。 森脇監督も「いい球がいっていた。(起用法は)いい悩みになるね」とうれしい悲鳴を上げた。
今時点のことではありますが試合の後半は磐石!!
馬原・・・頼もしいです♪
馬原・・・頼もしいです♪
そしてこの新戦力も頼もしい?!
日本ハムから移籍してきたオリックス・八木がユニホームを忘れた。 「忘れてしまいました」と東野のユニホームを借りてブルペンでピッチングを行った。 サブグラウンドでは迷い込んできた犬にトレーニングを邪魔されるシーンもあり,踏んだり蹴ったりの一日。 それでも「犬のおかげでいい練習させてもらいました」と屈託がなかった。
犬に追いかけられる姿はAOKUさんの記事を参照してください。
八木については宮古毎日新聞の記事から
新人王左腕が快調だ。 今シーズンの目標は,先発ローテーション入りと2桁勝利。 「ここまで順調にきている」と自信をみなぎらせている。 06年に日本ハムに入団すると12勝を挙げて新人王を獲得。 その名を球界に知らしめた。 以後のシーズンは故障の影響もあって不本意な成績に終わったが,昨シーズン前半戦では先発ローテーションを守り,復活の兆しを見せた。 今年,交換トレードで糸井とともに日本ハムから移籍してきた。 新天地で活躍するため,連日ブルペンに入って闘志むき出しの投球を見せている。 第3クール初日には球数が1200球を超え,表情は充実感にあふれる。 「確かにきついなあと思うこともあるけど周りも頑張っているし,負けられない」と気迫を見せた。 今キャンプで大事にしているのはバランス。 「西本コーチにもそこを気を付けるように言われている」と話し,投球フォームの安定に磨きをかけている。 「先発をやるからにはローテーションに入って2桁勝利を目指したい」-。 チームの優勝に向け,決意の言葉に力を込めた。 八木 智哉(やぎ・ともや) 1983年11月7日生まれ。 神奈川県出身。 日本航空高-創価大-日本ハム。 2005年ドラフト希望枠制度で入団。 ルーキーイヤーの06年は12勝を挙げてパ・リーグ新人王を獲得した。 13年,交換トレードでオリックスに入団。 181㌢,78㌔,左投げ左打ち。背番号は27。
ルーキーイヤーの輝くが戻れば頼もしい左腕の加入となりそうです。
最後にこの記事を
オリックスのキャンプにテスト生として参加しているマイク・シュルツ投手(33=ナショナルズ3A)が16日,紅白戦に登板し1回を3者凡退に抑えた。 直球は最速144キロを記録。 初の紅白戦でアピールした。 長村裕之球団副本部長兼編成部長(54)は「(実戦での)回復力も見たい。20日の紅白戦も投げるので。キャンプ終了までには合否を伝えてあげたい」と話し,22日の宮古島キャンプ打ち上げまでに,合否を判断するとした。
意外と評価がいいですがどうなるかはもう少し先みたいです。
【写真は,東野と東野,左腕と右腕,どっちの東野が活躍するのか?!】