★2/23(土)OP戦DeNA1回戦
初陣はほろ苦い大人の味
オリックスはオープン戦のDeNA戦で0―2と完敗し,森脇監督の初陣を飾ることはできなかった。 散発3安打の完封負けという結果には寛容だった指揮官も,試合内容には「凡打の内容が悪かった。もっとシンプルにやってきたことを出すことが大事」と表情をこわばらせた。 打線は2番に平野恵,3番に坂口,4番にT―岡田と主力を並べたが,初回の無死一,二塁で得点できないなど機能しなかった。 先発の西の乱調など味方投手陣が12安打も浴びたが,自軍は3安打のみ。 打ち上げてしまうフライアウトが12個も数え,「記者の皆さんには退屈なゲームだったでしょう」と苦笑いした。 特に走塁面については,はっきりと「不満」と口にして「たくさんスキがあった。あと2,3個は走れていた」と1盗塁に終わった消極的な姿勢に活を入れた。 李大浩(イ・デホ),糸井と中軸がWBC代表で抜けているため判断は難しいが,昨年の最下位チームは課題山積みで発進。 ソフトバンク,オリックスで監督代行として37勝,勝率6割超を誇った指揮官も,監督初陣はほろ苦かった。
ダントツの最下位のベイに零敗
先行き不安なスタート
先行き不安なスタート
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森脇オリックスは見せ場のない黒星で初陣を飾れなかった。 DeNA投手陣の前に散発の3安打完封負け。 指揮官は「そう思い通りにはいかない。凡打にも内容がなかった。走塁に関してはまだまだ不満です」と,サバサバした表情で振り返った。 WBCでチームを離れている糸井,李大浩を欠く打線に迫力はなく,三塁を踏んだのはわずか一度のみ。 盗塁とヒットエンドランを1度ずつ仕掛けたが,後は凡打の山でサインを出す場面がほとんどなかった。 わずかだが収穫もあった。 「ベンチにいる選手がお互いに(相手チームの)情報交換をしていた。明らかに昨年と違う」。 昨季はシーズン終盤に,監督代行として9試合で7勝2敗と好成績を残した。 「代行」の肩書がなくなった男前監督の本当の勝負が始まった。
わずかな収穫があっただけでもよしとしましょうか。
今日の中日戦に注目しましょう。
今日の中日戦に注目しましょう。
残念なのは昨日エースになってほしいと書いたばかりの西
オリックス先発の西が4回7安打2失点の乱調に泣いた。 制球が定まらず,4回で84球も投げる内容の悪さ。 さらに失点した4回は,9番の梶谷に2ランを浴びた。 直前に相手のミスでピンチがしぼみかけたが,伏兵に一発を浴びて「もっと集中しなければ」と悔やんだ。 今季は紅白戦で2発打たれ,昨年のオープン戦・阪神戦でも被弾したことで「沖縄ではホームランを打たれすぎですね」とポツリ。 金子,岸田が離脱して苦しい台所事情の先発陣で,結果を残せなかった。
こういうムラッっ気をなくすのが先決ですね。
【写真は,今季の初白星を早く見たい森脇新体制。まだまだこれから!】