☆3/24(日)OP戦阪神3回戦
最高の出陣式となった。マウンド上の藤浪は,ドラフトの抽選で外した元恋人。そのルーキーを“血祭り”にして,オープン戦の最後を締めくくった。「素晴らしいピッチャー」と賛辞を贈ったオリックス・森脇監督の言葉も,社交辞令に聞こえるほどの鮮烈KO劇だった。 一気にたたみ掛けたのは6回だ。先頭の川端が左翼線二塁打で火を付け,糸井の四球を挟み,李大浩が中前に落ちる適時打。「シーズンでは,どんな形でも打点を挙げていくことが一番の仕事」と,昨季打点王の貫禄を見せると,勢いが止まらない。後藤の右前打で満塁として,続くT―岡田が外角低めの145キロ直球を逆らわずに三遊間に運ぶ2点適時打。これであっけなくマウンドから引きずり下ろした。 T―岡田は「2打席目にチャンスで打てなかった」と反省も忘れなかったが,プロの先輩として格の違いを見せた。さらに糸井の先制点も鮮やか。4回,1死三塁で,真ん中のカットボールを右前に運び,オリックスでのオープン戦初安打。「背が高くて威圧感があった」と藤浪を評価しつつも「スタートラインにしっかりと立って,144試合を戦っていきます!(コメントが)きまった~!」と笑顔で抱負を口にした。 オープン戦序盤に,チーム打率が1割台に停滞したのも昔の話。李大浩,糸井の中軸が加わり,リーグ屈指の重量打線も加速した。阪神に2勝1敗と勝ち越すなど,ムードも上向きで,8回には阪神の新守護神・久保から,下位打線が起点となり3点を奪うなど,オープン戦最多得点(7点)を更新する猛攻ぶりだ。それでも「4回にもう一押ししないと,ゲームの主導権は握れない」と厳しかった森脇監督。だが,どこか笑いをかみ殺していた表情にも見えた。
注目度も高かった昨日の試合でこの勝ち方は素晴らしい♪
選手も明るい表情でしたね。
選手も明るい表情でしたね。
森脇監督は
オリックスは快勝でオープン戦を締めくくった。6連敗スタートだったが,最後は5戦4勝。昨季最下位からの巻き返しへ,森脇監督は「意味のある3月だった」と手応えを口にした。 それでも,チーム打率は12球団最下位。投手陣もエース金子や抑え候補だった馬原ら主力に故障者が相次いだ。監督がこの日,抑え起用を明言した平野佳につなぐ展開に持ち込めるかが課題で「日々,進化していくしかない」と指揮官は自らに言い聞かせるようだった。 西本投手コーチ(海田に) 「前回打たれた反省を生かした。腕が振れて球速表示以上に伸びがあった」
その中でも海田くんは
オリックス海田智行投手(25)が5回4安打無失点の好投を見せた。課題の立ち上がりこそ2四球と不安を見せたものの回を追うごとに本来の姿を取り戻した。 「結果がまず欲しかった。初回をとにかくと思っていた。ゼロで抑えられたのは大きい。基本的なことですが,腕をしっかり振ることを考えた」と話した。この好投で開幕ローテ当確ランプをともした。
杉内になれる存在という声も聞く海田に注目です。
ちょっと残念な話も
右肩付近の炎症でリハビリ調整中のオリックス・馬原孝浩投手(31)が24日,実戦復帰のメドが立たず,長期離脱する可能性が出てきた。3月29日の開幕戦のロッテ戦(QVC)は絶望となった。 馬原は5日のヤクルト戦(京セラD)に登板した際に右腕の脱力感を訴え降板。精密検査の結果「右鎖骨下における腕神経叢(わんしんけいそう)の炎症」と診断されていた。球団関係者は「徐々に良くはなっているが,まだしびれは残っているみたい。医者からのGOサインも出ていない状態」と現在の症状を説明。離脱後,3週間近く経過してもキャッチボールすらできない状況で,下半身中心のウエートトレを行うのみとなっている。 この日,神戸市内の室内練習場に姿を見せた馬原は「(復帰は)もう少し先になりそう。できる範囲で練習をやっていく」と前を向いた。球団は寺原のソフトバンクへのFA移籍に伴う人的補償として,右肩手術開けのリスクを承知で獲得したものの,戦力となるのはまだ時間がかかる。
まぁ寺原も開幕絶望みたいなんでトントンですかね。
逆にこの選手は調子を上げてきて
左太もも裏を痛めて調整が遅れているオリックスの岸田が24日,ウエスタン・リーグの阪神戦に先発し,3回を3安打無失点だった。 西本投手コーチは「キャンプで群を抜いて良かったので,体が良くなればきっちりくる」と期待し,もう一度,2軍で登板させる意向を示した。
岸田が帰ってくるだけで厚みが増すこと間違いなしです。
【写真は,前回の大量失点も糧として先発ローテ枠ゲット確実の海田。今年の投手の押しメンです。】