★3/30(土)ロッテ2回戦
今年もこのパターン?!
昨季の最終戦でノーヒットノーランを達成したオリックスの西は,6回を7安打3失点だった。低めへの制球が甘く「今季最初の登板でちょっと力んだ」と話した。 女房役の伊藤が「走者を出すと間が悪くなる」と指摘する課題が,この日も顔を出した。序盤に援護をもらいながらチームに今季初勝利をもたらせず「勝たないといけなかった。言い訳できない」と言葉少なだった。
打っても勝てない
好投すれば打てない
好投すれば打てない
1点差ゲームを落とし続ける試合
接戦をものにできないと上位進出は厳しい
接戦をものにできないと上位進出は厳しい
森脇監督の談話を
オリックスは連日の延長十二回サヨナラ負け。森脇監督は「確かにダメージはあるが,誰を責めるゲームでもない」と責任を背負い込んだ。 15安打で14残塁の拙攻に加え,接戦で踏ん張りきれない救援陣の弱さを露呈した。開幕直後から攻守で課題を突きつけられた指揮官は「どのように受け止めて処理するか。投手はきわどい場面で投げて,慣れや度胸がついてくる」と今後を見据えた。 森本(ルーキーは十一回に初登板し無失点) 「思い切って投げられたし力まなかった。自信はついたが,まだこれから」 佐藤達(八回に同点犠飛を許す) 「あそこで追い付かれたのが負けにつながった。実力です」
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オリックスは前夜と同じ,延長12回にまたも力尽きた。球団史上初となる開幕からの2試合連続のサヨナラ負け。試合時間は前日の4時間43分を1分上回る4時間44分で,合わせて9時間27分を戦っても,引き分けすら手にできなかった。 「選手はよくやった。誰を責めるのでなく,責められるのは僕だけでいい」。森脇監督も痛恨の連敗にうなだれた。 12回は,同じように中継ぎ陣が踏ん張れなかった。松本は安達の失策もあったが,1死一,二塁とピンチを広げ,代わった比嘉は代打の大松に死球。最後は古川が福浦に左犠飛を打たれた。前夜,角中に決勝中犠飛を浴びた「デジャブ」のような展開。西本投手兼バッテリーコーチは「申し訳ない。どうにかしないと…」と言葉を失った。前夜のサヨナラ負けの原因をつくった吉野を1日で2軍に落とし,古川を昇格させたばかり。苦しい台所事情だ。 「同じ負けでもサヨナラで,ダメージがね…。相手も必死だから,すんなりとはいかない」と森脇監督。監督としての初采配が,こうまで苦しむとは夢にも思わなかったはず。2日間で25安打を放ちながら,期待の糸井が1安打のみ,と投打の歯車の狂いが気になる。
少しでもいい話題で締めくくりましょうか。
まずは期待の男の初安打
まずは期待の男の初安打
オリックス糸井嘉男外野手(31)が移籍後初安打を放った。6回の第4打席,1死二塁から131キロ直球を右前に運んだ。 開幕から10打席目でようやく移籍後初安打が生まれた。それでもチームは2試合連続のサヨナラ負けとあって「頑張ります。切り替えて,頑張ります」と話すにとどめた。
日本にもアジャストして絶好調なのが
オリックス李大浩内野手(30)が今季1号となる先制本塁打を放った。2回先頭で打席に立つと,初球の118キロの直球をとらえた。白球は弾丸ライナーで左翼スタンド中段に消えた。 「甘く入ってきたまっすぐを完璧にとらえることがことができましたね。まっすぐに狙いを絞っていました。とにかく先制することができてよかったです」 前日29日の開幕戦も5打数2安打。オリックスの主砲が好スタートを切った。
15安打で4点が問題
確実性のUPが課題ですね。
確実性のUPが課題ですね。
投げるほうでは
オリックスドラフト5位の森本将太投手(20=BC福井)が1軍デビューを飾った。 同点で迎えた延長11回から登板。最速149キロの直球にスライダーを交え,1回無失点で1奪三振。3者凡退に打ち取った。失点すればサヨナラ負けの場面でも冷静に投じた。 「落ち着いていけたと思います。思い切って投げることに集中した。いい結果に終わったけど,満足せずもっと上を目指していきたい」 西本投手コーチ兼バッテリーコーチも「よかったね」と評価した。オリックスのルーキーで唯一開幕1軍を勝ち取った。独立リーグからはい上がった若武者が,輝きを放った。
【写真は,労をねぎらう森脇監督。勝利の瞬間は今日に持ち越し。】