☆3/31(日)ロッテ3回戦

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Bs 5-1 M
QVCマリン)

【投手】
(オ)ディクソン,松本,平野佳-伊藤
(ロ)ゴンザレス,吉見-川本,江村

【責任投手】
(勝)ディクソン1試合1勝
(敗)ゴンザレス1試合1敗

本塁打
(オ)
(ロ)清田1号ソロ(7回,ディクソン)

【戦評】
 オリックスは糸井が3安打するなど打線がつながり今季初勝利。一回に坂口の適時打で2点を先制し,二回には川端の左前打で1点を加えた。ディクソンが7回1失点で来日初登板勝利。ロッテは先発のゴンザレスが踏ん張れなかった。

2013年通算:3戦中1勝2敗0分 勝率.333
パ・リーグ順位:4位
対ロッテ:1勝2敗0分

いい勝ち方ができました♪
やっとオリックスのシーズンが開幕しました!!

初勝利はこの男の目覚めから

 キャンプイン直前に日本ハムからトレードで移籍した3番糸井が3安打。開幕から2試合で11打数1安打だったが,この日は一回に右前打で先制の足場をつくると,六回はダメ押しにつながる二塁打を放ち「1勝できてうれしい」と笑った。後を打つ李大浩イ・デホ)が3四球を選び,5番坂口は3打点。新打線が破壊力の片鱗(へんりん)をのぞかせた。

悪夢を振り払うために森脇監督があえてマウンドに送ったのが

 オリックスは九回,4点リードでセーブの付かない場面にもかかわらず,平野佳をマウンドに送った。通算180セーブの馬原が不在で抑えを務める29歳の右腕は「チームの初勝利のマウンドにいたかったのでうれしい」と最後を締めた。
 開幕から3連投で,前日は2イニングを投げていたが「まだ始まって3日でしょう。全く問題ない」と鉄腕ぶりを発揮。「これからも勝ちゲームのマウンドに居続けたい」と頼もしかった。

川端(自身初の4安打)
「最初に1本出て勢いがついた。後がすごい打者なので出塁することを心掛けた」

坂口(5番で3打点)
「打順にこだわりはない。(昨季まで多かった)1番より得点圏の場面が多いので,いいモチベーションで打席に入れている」

ディクソン(来日初登板勝利)
「球が低く集まり,長所のゴロアウトを多く取れた」

もったいない起用ですがまずは開幕1勝は急務
このスクランブルは仕方ないですが
長いシーズン佳寿も休ませながら使いたいですね。

昨日の総括記事を

 2日間で9時間27分も掛かりながら手にできなかった白星が,2時間51分で手に入った。遅ればせながらの今季初勝利にオリックス・森脇監督は「(連日,延長12回のサヨナラ負けで)重苦しいスタートだったが,きょうは選手がえらい元気だった。そういうものが先制につながった」と手放しで喜んだ。 
 初回,1死一塁から3番・糸井が右前打を放つと,李大浩イ・デホ)が四球。5番の坂口が1死満塁から左前適時打で2点を先制。6回にも右翼越えの二塁打で糸井がお膳立てし,坂口の犠飛がだめ押しとなった。これまで1,3番などが多かった坂口だが,今季は「つなぐ糸井に還す坂口」でモデルチェンジ。3打点の活躍に指揮官も「潜在能力がある。坂口の価値を高められる」と,してやったりの顔だった。
 打線が機能した要因は糸井だ。開幕から2試合で1安打だったが,この日はオリックスで初の3安打猛打賞。試合前には,通常の打撃練習だけでなく,マシン打撃で打ち込みし,効果を出した。糸井は「嫌な負け方をしていたけど,選手は気持ちを切り替えていた」とキッパリ。練習から大声を出した新選手会長の坂口に,チームも乗せられた。
 頼れる中軸が奮起してウイニングボールを届けたが,指揮官は記念球をそのままディクソンに渡した。「今年からオリックスは新しい歴史をつくる。ぼくの初勝利は存在しない。ぼくがボールをためたところで,何もない」。坂口は「チームは,まとまろうとしている」と言葉に力を込めた。

初勝利は金子でも西でもなくまさかの新助っ人

 オリックス・森脇監督からウイニングボールを渡されたディクソンは,大事そうにポケットにしまった。「オリックスとサインをしたときから,このボールが欲しかった。監督の初勝利でもあるし,特にうれしいね」。本人も喜びいっぱいだったが,指揮官もファンも喜ぶ快投劇となった。 
 MAXは140キロ前半ながら,抜群の制球力が効いた。味方の失策で初回に2死二,三塁となってもホームは踏ませない。4回以降の3イニングは無安打に抑えた。1安打すらも許さず。7回に清田にソロ弾を浴びたものの,合計14個の内野ゴロで野手にリズムをもたらした。余力を残して7回94球での降板。短時間で試合を終える先発投手としてはお手本だ。
 記念球を受け取った際に,監督から「ボールを10個ためてくれ」と要望された。本人は「10勝はプラスに受け止める。現実になればうれしいね」と,謙そん気味だったが,この安定感を見ると十分期待できそうだ。

ブランドン・ディクソン(Brandon Dickson)
1984年11月3日生まれ,米アラバマ州出身の28歳。06年にアマチュアFAでカージナルスと契約。11年にメジャーデビュー。メジャー通算8試合,0勝0敗0セーブ,防御率4.91。オープン戦では3試合1勝1敗の防御率2.81だった。1メートル95,84キロ。右投げ右打ち。

助っ人といえばサムライ助っ人は昨日も元気

 オリックスアーロム・バルディリス内野手(30)が適時打を放った。3点リードの5回2死二塁から中前へ運んだ。打球は二遊間を抜け,二塁走者が生還した。
 「打ったのはカット気味のボールだね。しっかりとボールをとらえることだけを考えていたんだけど,追加点がほしいところだったし,タイムリーになってくれてよかったよ」と喜んだ。
 この一打で開幕から3試合連続安打。好調のバルが「7番」にどっしりと座り,“恐怖の下位打線”を作り出している。

バルが7番って相手にとって脅威ですね。
今は打順が機能してる感じです。

さらに2年目のジンクスも関係ないバター

 オリックス川端崇義外野手(28)が追加点を生む適時打を放った。2点リードで迎えた2回,1死三塁から外角低め135キロのシュートに反応。打球は三遊間を抜けた。
 「どんな形でもランナーを返すことだけを考えて打席に入りました。とにかく抜けてくれてよかったですね」と今季初打点を生んだ一打を振り返った。

バターの存在は今年も大事になってきそうです。

最後は森脇監督記事で

 森脇オリックスが難産の末,開幕3戦目で初勝利を挙げた。球団初の開幕2試合連続サヨナラ負けとつまずいたが,森脇監督が今季からチームリーダーに任命した坂口が先制打を放つなど,14安打5得点でロッテに快勝。昨季の最下位球団が,逆襲へのスタートを切った。
 待ちに待った監督初勝利。歓喜に沸くナインとは対照的に,森脇監督は冷静だった。安達からウイニングボールを受け取ると,来日初勝利のディクソンに渡した。「今年からオリックスの新しい歴史を作る。だから僕(個人として)の初勝利は関係ない」。今シーズンにかける強い決意がにじんだ。
 開幕から2戦連続サヨナラ負けを喫した“森脇チルドレン”が初回から躍動した。1死満塁で,今季チームリーダーに指名された坂口が打席に入った。「燃えるものがあった」。左前へ先制2点タイムリーを運んだ。昨秋のキャンプ中,T―岡田,大引(現日本ハム)と呼ばれ,森脇監督と食事をした。「厳しいことも言うかもしれないが,お前たちが中心になるんだ」。指揮官の力強いゲキにバットでこたえた。
 森脇監督が,監督就任会見に臨んだ昨季最終戦の10月8日のソフトバンク戦(当時ヤフーD)。試合前にソフトバンク・王会長から祝福された。「遠慮することはない。やりたいようにやれば絶対に大丈夫だ」。97年,ダイエー(現ソフトバンク)で2軍内野守備走塁コーチとして指導者の道を歩み始めた当時,監督だった恩師からの“金言”に勇気をもらった。
 監督就任時から「変化は尊い」と言い続けてきた。この言葉のルーツも王会長だ。「毎年40,50本打つ大打者でも打撃フォームを毎年替えて,進化していったんだ。このチームが今変わらないといつ変わるんだ」。昨季の最下位から浮上するため,何の迷いもなくチーム再建を進めた。
 「2連敗からの選手の動き,トーンは心配いらなかった。喜びを感じている。本心からそう思うよ」。悲願のCS出場,96年以来となる優勝に向け,男前監督が第一歩をしるした。

よし!!ここから始めようか!!!




【写真は,今年のクリーンナップは李大浩をこの男たちが挟む恐怖の打線】