☆４／５（金）西武１回戦

Ｂｓ ４－１ Ｌ
（京セラドーム）

【投手】
（西）岸，坂元－炭谷，星孝
（オ）金子，岸田，佐藤達，平野佳－伊藤

【責任投手】
（勝）金子2試合1勝
（Ｓ）平野佳4試合1Ｓ
（敗）岸2試合2敗

【本塁打】
（西）
（オ）李2号2ラン（1回，岸），Ｔ－岡田1号ソロ（4回，岸），安達1号ソロ（7回，岸）

【戦評】
　オリックスは投打がかみ合った。一回に李大浩の２号２ランで先制すると四回はＴ－岡田，七回は安達のソロで加点した。金子は制球良く６回１失点で今季初勝利。平野佳が初セーブを挙げた。西武は岸が乱調で連勝は５で止まった。

2013年通算：６戦中３勝３敗０分　勝率．５００
パ・リーグ順位：３位
対西武：１勝０敗０分

５割復帰！ここからですよ！！ここから！！！

地元開幕はやっぱ大エース

　オリックスの金子が６回１安打１失点で今季初勝利を挙げた。唯一の失点は二回，自らのボークで与えたが「引きずったところで抑えられるわけではない」と，気持ちを切り替えて，その後は無安打でしのいだ。
　１１５球と球数はかさんだが，８回１失点だった開幕戦に続き，安定した投球を披露した。オープン戦で１試合も登板していなかった金子を開幕投手に指名した森脇監督は，期待通りの投球を続けるエースに「完璧ではない中で，十分じゃないかな」と評価していた。

金子の好投に応えるように３発の花火が
まずは好調を維持の主砲が

　本拠地開幕戦を，派手な３本塁打で飾った。一回二死二塁で昨年のパ・リーグ打点王，李大浩（イ・デホ）が先制２ラン。打率・４６２と好調な４番は「球をきれいに打ち返すというシンプルなことができている」と胸を張った。チームは初めて勝率５割とし，森脇監督は「本塁打が効果的だった。また新たなスタートが切れる」と大きくうなずいた。

そして悩める豪砲もついにこの特訓で

　オリックス森脇浩司監督（５２）が西武戦前の全体練習の直前に，Ｔ－岡田外野手（２５）に直接指導を行った。監督みずから打撃投手を務め，悩める大砲と無言の会話を繰り返した。
　「去年まではノックバットとかキャッチボールを通じてコミュニケーションが取れていたんだけど，今は話したりするしかないからね。投げることでコミュニケーションを取りましたよ。それなりに感じるところはある」
　Ｔ－岡田は西武戦前まで打率２割２分７厘。下位打線に座り，本来の力を発揮できていない。
　指揮官の無言の期待を受け「自分自身ふがいないし，情けない。なんとか監督の期待に応えたいと思う。１打席でも早く結果を出したい」と意気込んだ。復調のきっかけにしたいところだ。

結果がこれ

　猛牛党の大歓声を浴び，悩める和製大砲に笑みが戻った。本拠地開幕戦の舞台で放った今季１号。「もっと早く打ちたかったけど，ホームで出てうれしい」。開幕から６試合，２７打席目に飛び出した一発に，Ｔ‐岡田が満面の笑みをこぼした。
　四回，先頭で岸の低めカーブを強振。右翼５階席に飛び込む特大アーチに，「完璧。ビックリしました」と声を弾ませる。試合前に早出特打を行い，打撃投手を務めた森脇監督が投じる球を，一心不乱に１時間以上打ち込んだ。
　「あんなに（球数を）放ってもらって，応えたいという思いがあった」。試合では今季初めてクリーンアップで起用され，「まさか５番になるとは思わなかった」。指揮官のダブルのゲキに“一発回答”で応え，チームを連勝に導いた。

特訓の甲斐あり
森脇監督もこんなコメント

　「よく飛んでたね。展開的にも効果的」。

さらに３発目はうれしいプロ第１号

　オリックスのプロ２年目，安達が３－１の七回に価値あるプロ初本塁打を放った。ヒーローインタビューで「打った瞬間入ると思った。打撃のことは考えていないが，うれしい」と喜びをあふれさせた。
　昨季まで正遊撃手を務めた大引が日本ハムに移籍。後釜として期待されている。九回の守備で二塁手の後藤がはじいた打球を華麗にさばいてアウトにした２５歳は「たまたまです」と最後まで初々しかった。

幸先のいい本拠地開幕
最後はこんなオチで

　日本ハムからトレード移籍したオリックス・糸井が，本拠地開幕戦で３安打の大暴れ。試合後には子供にサインを求められ，オリックスでの背番号「７」ではなく，侍ジャパンでつけた「９」を記す奇想天外な行動を見せた。
　初回２死から西武・岸の外角チェンジアップを右中間二塁打。続く李大浩の先制２ランをおぜん立てし，「後ろに日本で一番いいバッターが座ってるからね。つなぐ意識でやっていくよ」。六回に快足を飛ばして三塁内野安打，八回に中前打を放って今季２度目の猛打賞だ。
オリックスナインとして初めて京セラドームで戦い，「本拠地はいいですね」と満面の笑み。試合後には上機嫌で子供たちにサインに応じ，「やばっ。素で間違えた」と，背番号を間違えて記すハチャメチャぶり。新天地で公私ともに“大活躍”が期待できそうだ。

さすが糸井
オリックスでの初猛打賞より素で間違える糸井の存在が頼もしい？！

【写真は，ち～ちゃんスマイルが球場の戻ってきました♪】