☆4/13(土)日本ハム2回戦

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Bs 8-2 F
(ほっともっと神戸)

【投手】
(日)ウルフ,矢貫,河野,森内-大野,鶴岡
(オ)西-伊藤

【責任投手】
(勝)西3試合1勝
(敗)ウルフ3試合3敗

本塁打
(日)ホフパワー1号ソロ(4回,西)
(オ)

【戦評】
 オリックスは西が11奪三振,2失点完投で今季初勝利。打線は二回に無安打で2得点して逆転。同点の四回には後藤の適時内野安打などで2点を勝ち越し。大谷の適時打で先制した日本ハムは五回以降1安打。守備も5失策と乱れた。

2013年通算:13戦中8勝5敗0分 勝率.615
パ・リーグ順位:2位
対日ハム:2勝0敗0分

くしくも何かの縁なのか
思わずそう思わずにはいられませんでした。

 オリックスが“がんばろう魂”で日本ハムに逆転勝ちし,3カード連続の勝ち越しを決めた。今回の3連戦では,1995年1月17日の阪神・淡路大震災を乗り越えて,リーグ優勝を果たした当時の復刻ユニホームを着用。この日早朝,兵庫・淡路島で震度6弱地震が発生したが,予定通りに試合を開催して単独2位に浮上した。
 右袖に「がんばろうKOBE」の縫い込みをつけた選手たちが,勝利を喜び合った。復刻ユニホームをまとった森脇監督は「思い入れを強くもっている人,いろんなことを回想してこられた方々がいたでしょう」と感慨深く語った。
 2回に1点を先取されたが,その裏1死二,三塁から暴投で2者が生還し,逆転した。同点に追いつかれた直後の4回は,2死三塁から後藤の遊撃内野安打で勝ち越しに成功。5回にはバルディリスの適時打など,最後まで攻めの手を緩めずに8得点を重ねた。
 この日朝,5時33分に震度6弱地震が淡路島を襲った。阪神・淡路大震災と同じような早朝の出来事に首脳陣,ナインらの脳裏には忘れられない惨事がよみがえった。当時ダイエー(現ソフトバンク)で現役選手だった指揮官は,福岡にいた。「母が神戸にいたから電話で話を聞いていた。テレビをつけると,映画のようなシーンだった」。火の手が上がる街の様子にショックを受けた。
 18年前を思い出させるような地震が起こった日。「神戸復興」を象徴するようにリーグ優勝を飾った当時のユニホームを着て,勝利をもぎ取った。兵庫出身で,震災当時は小学4年生だった坂口は「(震災は)忘れてはいけないことだが,ファンには暗くならず良い思い出を持って試合を見てもらえれば。優勝した年ですし。僕たちも一致団結してこのまま勝ち続けたい」と胸を張った。
 95年のVメンバーでもある星野投手コーチは「当時はファンと選手が一体になっての優勝。今のメンバーも同じぐらいの活躍を見せている」と口にした。“がんばろう魂”を胸に単独2位に浮上。震災から立ち直ったファンに,再び夢と希望を与えるため勝ち続ける。

95年のオリックス
 阪神・淡路大震災で首脳陣,選手,球団関係者の多くが被災。2月の春季キャンプ,公式戦開幕が危ぶまれたほどだったが,仰木監督(故人)の下,ユニホームに「がんばろうKOBE」のワッペンをつけてシーズンに臨み,地元市民と一丸になって初のリーグ優勝。日本シリーズでヤクルトに敗れて日本一を逃したが,このスローガンは同年の流行語大賞に選ばれた。

青波魂は永遠です。
こんなときには物怖じしないこの選手が適役

 袖に阪神大震災の際のスローガン「がんばろうKOBE」の文字が刻まれた,ブルーウェーブ時代のユニホームで投げ抜いた。西は苦しみながらも2失点完投。今季初白星を手にした。早朝,淡路島を中心とする地震に見舞われたが「一度目を覚まして,また寝た」と動じず,試合前はチーム関係者に完投を宣言。震災当時4歳だった22歳は「球場ではそういう不安を忘れてもらえれば」とファンへの思いも口にした。

相手の失策ポロポロもありましたが
チームの勢いの差で勝利

そんな記事が

 この勢いは本物だ。オリックスが相手ミスにもつけ込む9安打での8得点で,日本ハムに連勝した。3カード連続の勝ち越しを決めるとともに,今季最多の貯金「3」で単独2位に浮上した。 
 「相手エラーもあったけれど,中盤以降は攻撃がかみ合っていた。最後まで雑なプレーにならなかったのもよかった」
 昨季9勝15敗と大きく負け越したパ・リーグ覇者を一蹴した森脇監督は,チームのレベルアップの手応えを感じつつ,少しだけ笑顔を見せた。「スピード」をテーマに掲げ,積極的に次の塁を狙う走塁が着実に力になりつつある。象徴的な存在が,新加入の糸井だ。
 5打数4安打と打ちまくり,2盗塁を得点に結びつけた。指揮官が求める“躍動感”を体で示した。「後ろに最強の打者(李大浩イ・デホ)がいるので,つないでいくことを心がけている。盗塁はサインが出たら行こうと思っていた」。移籍後初対戦の前夜は1打数無安打(3四球)に終わったが,2戦目にして全開モード。「いろいろなもの(気持ち)があるので,それはちょっと…」と複雑な心境ものぞかせながら,元気な姿を見せることで古巣に恩を返した。
 「我々はチャレンジャー。失うものはない」が口癖の森脇監督のもと,チームは確実に変ぼうを遂げようとしている。この3連戦,懐かしの「ブルーウェーブ」のユニホームに身を包む選手たち。かつての栄光を取り戻す時が近づいているようだ。

森脇監督(好走塁連発に)
「グラウンドで躍動するのがオリックスの選手の条件」

伊藤(西に)
「調子はあまり良くなかったが,打者に向かっていく姿勢で抑えた」

最後に森脇監督の深みのある一言

 「いろんなことを回想しながら,見ていた方もいるでしょう。走り回って,プレーすることこそ,このユニホームを着る意味がある」。

Kさんいつも写真をありがとうございます。
こんな朝でしたがいい天気でいい試合を見れてうらやましいです。




【写真は,久々に海の国からやってきたネッピーさん。やっぱオリらしいキャラだと思います。】