☆4/17(水)西武5回戦

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Bs 2-1 L
西武ドーム

【投手】
(オ)海田,佐藤達,平野佳-伊藤
(西)野上,ウィリアムス,長田-炭谷

【責任投手】
(勝)海田3試合1勝1敗
(S)平野佳8試合1勝3S
(敗)野上3試合2勝1敗

本塁打
(オ)李3号ソロ(7回,野上)
(西)浅村1号ソロ(6回,海田)

【戦評】
 オリックスは海田が6回1失点でプロ初勝利。継投策も的中した。打線は一回に李大浩の適時打で先制。追い付かれた直後の七回にも李大浩の3号ソロで勝ち越した。西武は3連勝でストップ。野上は八回途中2失点で今季初黒星。

2013年通算:16戦中9勝7敗0分 勝率.563
パ・リーグ順位:2位
対西武:3勝2敗0分

長かった・・・
昨年の交流戦マツダスタジアムでの広島凱旋登板を見てからこの日を待ってました。
その日は滅多打ちでしたが昨日は成長の跡がはっきりとわかりました。

 オリックス先発の海田は粘りの投球で6回1失点。1-1の七回に李大浩のソロ本塁打で勝ち越し,海田はプロ2年目で初勝利を挙げた。
 2年目左腕の海田が,好調の西武打線に立ち向かった。「もうそろそろいいでしょ。勝たせてほしいですね」
 ルーキーイヤーだった昨季は中継ぎで好投を続け,9月から先発転向。だが,打線の援護に恵まれず,先発5試合で0勝4敗に終わった。今季も開幕からローテ入りしたが,2試合で0勝1敗と勝利の女神はほほ笑んでくれない。前回10日のソフトバンク戦では勝敗こそ付かなかったが,7回を2安打2失点。中堅119メートル,両翼92メートルと狭い北九州球場での好投に「自信になりました」と手応えをつかんでいた。
この日も直球は130キロ台後半ながら内角を厳しく突き,変化球は低めに集めた。一回一死一,二塁のピンチは4番スピリーを内角のカットボールで遊ゴロ併殺打。五回一死二,三塁では武器のカットボールで秋山を左飛,栗山を見逃し三振に仕留めた。六回,浅村に左中間席へ同点ソロを浴び,6回6安打1失点で降板した。
 左腕の好投に4番・李大浩イ・デホ)が応えた。一回に先制の左前適時打を放つと,同点とされた直後の七回に左中間席へ勝ち越しの3号ソロ。降板した海田に勝利投手の権利をプレゼント。七回からは佐藤達,平野佳の継投でリードを守り切り,ついに白星を手にした。
 ヒーローインタビューで海田は「最高です。やっと勝たせてもらった。粘りの投球が僕の持ち味なので,なんとか1点で抑えられた。(勝ち越し弾の)デホさんに感謝です」と笑顔を弾けさせた。

西本投手コーチ(1失点の投手陣に)
「(10失点した)きのうのきょうだから,いい粘りだった」

今季はなかなか接戦で勝てないので最後までヒヤヒヤしましたが
薄氷の勝利
別記事を次々と

 勝利の女神は2年目左腕・海田を見捨ててはいなかった。毎回走者を背負いながらも粘った。1―0で,勝利投手の権利が懸かった5回1死二,三塁もしのいだ。しかし,6回2死から浅村に痛恨の同点ソロを被弾。この回で降板は決まっていた。「こうなれば,応援だ~と思っていた」直後に,7回先頭・李大浩の決勝弾が飛び出した。 
 「長かった。この1勝のために頑張ってきた」。25歳のイケメン左腕は,ベンチでは全員と握手した。入団1年目の昨季は31試合で0勝4敗。終盤に先発に転向したが,勝ち星には届かなかった。前回10日のソフトバンク戦(北九州)も7回を2安打2失点と好投しながら勝敗つかず。「運がないのかな」と考えたこともあったが,今季3試合目の登板でプロ初勝利が転がり込んだ。
 直球は140キロに満たない。1月にはソフトバンクの摂津,寺原らの自主トレに参加し,技術を学んだ。特に磨いたのがカーブ。先発で投げるための球種だった。変化球を低めに集め「左打者が打ちづらそうだった」と言う内角攻めも際立った。
 「育ててくれた両親に贈りたい」。ウイニングボールを手にした海田の目には光るものがあった。八木,井川が出遅れた先発陣では唯一の左腕。森脇監督も「勝ちが付いたことでいい反省ができる」と収穫を強調した。負ければ貯金のなくなる土俵際でチームを救った左腕が,オリックス躍進のキーマンになる。

海田 智行(かいだ・ともゆき)
1987年(昭62)9月2日,広島県生まれの25歳。賀茂高から駒大に進み,2年時には日米大学野球の日本代表に選出。日本生命を経て11年ドラフト4位でオリックス入団。昨季は31試合で0勝4敗,防御率3・04。1メートル79,80キロ。左投げ左打ち。

もういっちょ

 先発8度目の挑戦でようやくウイニングボールを手にした。「最高です。ボールは両親に贈ります」。プロ2年目の25歳左腕が6回1失点で,チームの連敗も止めた。
 初勝利への執念だった。毎回走者を背負ったが,驚異的な粘りを見せた。1回1死一,二塁はスピリーを遊ゴロ併殺打。5回1死二,三塁は秋山を左飛,栗山を見逃し三振。6回1死一塁ではけん制球でヘルマンを刺した。
 直後に浅村に同点ソロを浴びた。海田はマウンドでドームの天井をぼうぜんと見上げた。しかし,7回に李大浩が勝ち越しソロを放って,海田に勝ち星を与えた。
 新人の昨年9月2日の初先発で7回無失点と好投した。しかし,相手が悪く,楽天・田中との投げ合いで引き分け。その後の4度の先発では全敗した。さらに,今年は開幕ローテ入りしたが,2試合で0勝1敗。前回のソフトバンク戦(北九州)でも,7回を2ラン1本に抑えても勝てず,「勝ち星の話はもう,やめておきましょうよ」とツキのなさを嘆きかけた。しかし,「でも,狭い球場で2点に抑えられたから,それは自信にしましょう」と必死に前を向いた。そんな思いが報われた。
 「言葉が難しいけど,よく粘った。勝つ確率の高いピッチャーになってもらいたい」。森脇監督も踏ん張りをたたえた。現在の先発陣で唯一の左腕。海田が勢いに乗れば,オリックスの勢いもまだ,止まらない。

海田 智行(かいだ・ともゆき)
1987年9月2日生まれ。25歳。広島県出身。賀茂高では2年秋からエースとして活躍。3年夏の県大会ベスト8が最高で甲子園未出場。駒大では1年春から登板。2年で大学日本代表に選出される。日本生命を経て11年のドラフト4位でオリックスに入団。昨年は31試合に登板し0勝4敗,防御率3・04。今季年俸は1600万円。179センチ,80キロ。独身。左投左打。

山口,延江と同郷の選手が辞めていく中
海田くんの存在は広島人のオリファンとして応援しない訳にはいかないですから
これからも杉内的な選手に大化けしてほしいですね。

そして勝利を呼んだのがパ・リーグ最高峰の4番打者

 オリックス李大浩内野手(30)が先制適時打を放った。
1回2死三塁から左前に落とした。外角低めのカーブをバットに乗せた。「チャンスでしたし,とにかくランナーを返すことだけですね。初回に先制することができてよかったです」と振り返った。

さらにこの一発

 オリックス李大浩内野手(30)が勝ち越し本塁打を放った。同点で迎えた7回,内角の直球を完璧にとらえた。
 白球は高々と舞い上がり左中間スタンドに消えた。「真っすぐを完璧にとらえることができました。海田も頑張っていましたし,いいところで打ててよかったですね」と喜んだ。

こういう試合を取ったのはチーム的にも大きなことです。




【写真は,イケメン度も高く注目度も高い海田くん。5勝までとんとん行ければブレイク必至】