★4/27(土)日本ハム4回戦

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Bs 1-2 F
(札幌ドーム)

【投手】
(オ)金子-伊藤
(日)ウルフ,宮西,石井,増井,武田久-大野,鶴岡

【責任投手】
(勝)ウルフ5試合2勝3敗
(S)武田久5試合4S
(敗)金子5試合2勝2敗

本塁打
(オ)
(日)アブレイユ8号2ラン(2回,金子)

【戦評】
 日本ハムが接戦を制して今季初の3連勝を飾った。二回にアブレイユが放った3試合連続となる8号2ランを,5人の継投で守りきった。ウルフは5回1失点で2勝目。武田久が4セーブ目。オリックスは金子の好投を生かせず4連敗。

2013年通算:23戦中10勝13敗0分 勝率.435
パ・リーグ順位:最下位
対日ハム:2勝2敗0分

金子に申し訳ない試合・・・

 オリックスは金子でも連敗を止められなかった。二回,際どい球が連続してボールと判定される。アブレイユに対しても2ボールとなったところから,わずかに中に入った直球を2点本塁打された。
 許した安打は4本。3試合連続で完投しながらエースは1球に泣いた形となり「負けて『いい投球』というのはない」と硬い表情だった。
 チームはここ10試合で2勝しかできていない。森脇監督は「金子の粘りに打線が応えたらひっくり返せた。これが現状で,盛り返すにはエネルギーが必要」と危機感を漂わせた。

防御率1点台の大エース
この日も勝ち星つかず・・・

 金子は最後まで打線の援護を信じていた。9回2死一,二塁。長打が出れば逆転の場面。坂口が二ゴロに倒れたのを見届けると淡々とベンチを後にした。「三振を取ったからとか,負けていいピッチングはない」。11奪三振,4安打2失点完投も報われず,チームは今季ワーストの4連敗で単独最下位となった。
5回2死一塁,谷口の飛球を追いかけ三塁手バルディリス(左)と遊撃手・安達が交錯し捕球できず失策となる
 1球に泣いた。2回。先頭の中田を四球で歩かせると,続くアブレイユに甘く入った直球を右翼席に運ばれる痛恨の2点本塁打。金子は「甘く入った,失投ですね。その前の中田の四球も…」と悔しさをかみ殺した。その後は粘りの投球を見せるも,この一発が決勝点となり2敗目を喫した。オープン戦に一度も登板せずのぶっつけ開幕で調整が不安視されたシーズンだが,今季最多の143球を投じ,これで3戦連続完投。だが,力投も白星に結びつかなければ意味がない。
 打線は9安打を放ちながらも,あと1本が出ずに1点止まり。森脇監督も「チャンスはあった。金子で負けるのはよくない。流れ的にいい流れじゃないね」と落胆。3試合で計27失点の投壊現象をエースが食い止めても,今度は点が取れない。最大3の貯金は,とっくに使い果たし借金3。新生オリックスが泥沼状態に陥りはじめた。

ゴールデンウィークの連休には大連敗といういつもの野球
最下位という現実に直面して何を思うのか

普段着野球をしてる男は

 オリックスの糸井が昨季までの本拠地に凱旋。試合前は普段より多弁で「ブーイングされるかもしれないから耳栓しないと」と笑っていたが,場内に名前がコールされると,日本ハムのファンからも温かい拍手が送られた。
 第1打席で二塁打を放った後も,一呼吸置いてから拍手に包まれ「うれしかった」と表情を緩めた。しかしチームは4連敗となり「負けが込んでいる。一個一個,借金を返したい」とオリックスの主軸としての責任感を見せた。

別記事でも

 複雑な思いだった。試合に負けたオリックス・糸井だが「うれしかったです」と本音を漏らした。昨年まで在籍した日本ハムの本拠地・札幌ドームに移籍後,初めて乗り込み,第1打席では日本ハムファンから大歓声と拍手で迎えられた。いきなりの右中間二塁打で,オリックスファンからも歓声が飛ぶなど,敵味方関係なく「歓迎ムード」が漂った。 
 人気者ぶりは変わらない。この日の朝,札幌市内の宿舎でテレビをつけると,画面には「糸井の凱旋CM」が流れていたという。「朝から変なCMを見ましたよ。『あいつが帰ってくる!』みたいに言われて。ビックリした」と,野球番組の予告CMに登場する自らの姿に目が覚めた。さらに弟分だった陽岱鋼が,第1打席だけ登場曲を,糸井のテーマ曲であるSMAPの「SHAKE」に変更。「だいたい予想はつきましたけどね」と“エール”に糸井も苦笑い。だからこそ,勇姿を見せたかっただけに,悔しさが倍増した。
 2点を追う3回に1点を返し,なおも2死三塁の同点機での打席はウルフのスライダーに空振り三振。8回に増井から四球を選んだが,安打は初回の1本のみに終わった。試合も敗れて,チームは今季初の4連敗で最下位に転落。森脇監督は「流れは良くない。こういう時こそ試される」とナインに奮起を促した。「負けが込んでいるので,明日から1つ1つ借金を返していきたい」。糸井が敵方に「歯ぎしり」させるのを待つ。

糸井をうまく使いこなして上位進出しないといけません。

最後に心配してたひ~くんは元気いっぱい

伊藤(25日に負傷交代した影響も感じさせず,先発して3安打)
「体は大丈夫。自分が打ってもチームが負けたらうれしくない」

伊藤(今季初の猛打賞も)
金子さんは状態が良かったので,アブレイユへの一球が痛かった。捕手として悔しい。

個々の選手の思いがうまく一つになれれば・・・




【写真は,昨日は野手が勝ち星をつけてあげないといけない試合でした。ち~ちゃんファイト!!】