☆5/11(土)日本ハム7回戦

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Bs 5-3 F
(京セラドーム)

【投手】
(日)谷元,根本,中村-近藤
(オ)金子,佐藤達,平野佳-伊藤

【責任投手】
(勝)金子7試合3勝3敗
(S)平野佳12試合1勝5S
(敗)谷元6試合1勝3敗

本塁打
(日)中田9号ソロ(8回,佐藤達)
(オ)糸井3号3ラン(1回,谷元),後藤2号2ラン(6回,谷元)

【戦評】
 オリックスが3連勝で最下位を脱出した。一回に糸井の3ランで先制。3-2の六回には後藤が2ランを放った。先発の金子は再三のピンチで粘りを見せ,7回2失点で約1カ月ぶりの3勝目。日本ハムは6連敗で最下位に転落した。

2013年通算:34戦中14勝20敗0分 勝率.412
パ・リーグ順位:5位
対日ハム:4勝3敗0分

久しぶりの最下位脱出!
大エースにセットアッパー,抑えも機能しての3連勝!!

 オリックスは初回に糸井の先制3ラン,六回に後藤の2ランと一発攻勢で5点を奪い日本ハムに勝利した。先発の金子は7回を投げ2失点で3勝目(3敗)を挙げた。チームは3連勝で最下位を脱出した。
 一回二死からバルディリス李大浩の連打で一,三塁のチャンスを作ると続く糸井が谷元の初球を右翼席に運び3点を先制した。
 1点差の六回には先頭・糸井の中前打などで一死一塁から後藤が直球を右翼席に運び,ダメ押しの2点を追加した。
 ヒーローの後藤は「いいところで出ました。金子がいいピッチングしてたし,(糸井)嘉男もいいホームランを打ってくれたんで,なんとかつなぐ気持ちで打席に入りました」と貴重な2ランを振り返ると「まだまだやれるぞっていうムードを持ってやっているんで,上昇気流に乗っていきたいです」と笑顔を見せた。

オリックス・西本投手コーチ(好投していた金子を7回で交代)
「これまでローテーションを守ってきた疲れもあるから無理をさせなかった」

安達(プロ初の4安打)
「第1打席の三塁打で積極的になれた。でも次の試合でゼロだと意味がないので続けたい」

伏兵安達も4安打の活躍
そして主役の一発はとにかく派手だった

 もはや「超人」で異論はない。右膝内側側副じん帯を損傷していても,オリックス・糸井のバットが湿ることはなかった。 
 初回2死から築いた一,三塁の好機を逃すことなく,谷元の真ん中に入ってきたシュートを右翼席中段まで運ぶ推定120メートルの3号3ラン。全力疾走する必要もなく,ゆっくりとダイヤモンドを回った。
 「うまくバットに乗ってくれた。先制できてよかった」
 古巣から放った初アーチは,またも価値あるものになった。昨年8戦全勝だった本塁打の「不敗神話」は,球団が代わっても継続され,これで11連勝。森脇監督も「最大限の仕事をしてくれた」と,試合の流れを呼び込む決勝打を喜んだ。
 この日は選手会イベント「超人 降臨だぜ! ~次元を超えたバトルを見せつける~」が開催された。試合前練習をファンに公開する中,糸井も打撃練習で豪快弾を披露。さらに,ピンクの特注バットで登場し,「マザーズデー(母の日)ですよ」と粋な計らいを見せた。母・千代乃さんへ「心配無用」のメッセージを送るとともに,ファンにもV弾を贈った。
 今季最長タイの3連勝で,1日から続いた単独最下位を脱出した。「エース(金子の登板日)やから,絶対勝たなあかんと思っていた」。常識外れの超人のバットは,もう止まりそうもない。

金子(7回2失点,10三振を奪う力投で3勝目)
1カ月ぶりの勝ち星ですが,それよりもチームが連勝できてよかった。

≪全球団本塁打は26人目≫糸井(オ)が古巣の日本ハムから初アーチ。カード別の本塁打は
オ(13)ロ(12)ソ(12)楽(6)西(5)日(1)ヤ(2)神(2)中(2)巨(1)広(1)D(1)となり12球団全てから記録。セ,パ12球団となった58年以降,全球団本塁打は3月31日のブランコ(D)に次ぎ26人目。

ゴッツも身体能力の高い超人
ここぞでのびっくりホームラン

 オリックスが今季2度目の3連勝で最下位を脱出。7回2失点で自身の連敗を3で止めた金子は「1カ月ぶりの勝ち星よりもチームが連勝できてうれしい」と喜んだ。好投に応えたのはベテラン後藤。「エースの試合を落とすわけにはいかない」と六回に貴重な追加点となる2ランを放った。森脇監督は「あした負けたらまた最下位だから」と慎重な口ぶりだったが,表情はにこやかだった。

森脇監督もご満悦
チームの雰囲気がこれでいい方向に進めばうれしいですね。




【写真は,まさに超人!!久しぶりにいい流れで試合が進みました。こんな試合ばかりなら楽なんですけどね。】