☆7/13(土)ソフトバンク10回戦

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Bs 4-3 H
ヤフオクドーム)

【投手】
(オ)マエストリ,岸田,佐藤達,平野佳-伊藤
(ソ)パディーヤ,金沢,嘉弥真,森福,ファルケンボーグ-細川,高谷,田上

【責任投手】
(勝)マエストリ8試合3勝2敗
(S)平野佳36試合1勝3敗19S
(敗)パディーヤ9試合2勝5敗

本塁打
(オ)
(ソ)

【戦評】
 オリックスが3連勝で最下位を脱出した。五回に糸井の適時二塁打バルディリスの3点二塁打で4点を先行し,逃げ切った。マエストリが3勝目。ソフトバンクは七回に3点をかえす反撃も及ばず,4月以来の最下位に転落した。

2013年通算:78戦中37勝38敗3分 勝率.493
パ・リーグ順位:4位
ソフトバンク:7勝3敗0分

交流戦戦績:24戦中13勝10敗1分 勝率.565
交流戦順位:6位

最下位大脱出!!
しかも一気に4位♪

しびれるような緊張感の中での勝利

 ベンチでは表情を変えなかったオリックス・森脇監督も,裏に引き揚げると「かろうじて逃げ切った」と一息ついた。薄氷を踏む勝利だったが,3連勝で6月25日以来の最下位脱出。日本ハムが敗れたことで一気に4位へと浮上した。古巣のソフトバンクには交流戦を挟んで4連勝とし,6月11日以来の勝率5割復帰に王手をかけた。 
 立役者は糸井だ。5回1死一,三塁でパディーヤの高めの直球を振り抜き,左中間を破る先制適時二塁打。「見逃せばボール。無理やり持っていった」という一撃で試合を動かした。この回にはバルディリスの走者一掃の適時二塁打も飛び出し,一挙に4得点。さらに,序盤の制球難を修正したマエストリが,6回まで無安打ペースの快投。余裕の展開に思われた。
 だが7回に一変した。マエストリが松田に初安打を許すと,2四死球で2死満塁として降板。2番手の岸田が田上,中村に連続適時打を浴びて3点を失った。さらに1点差の9回に,平野佳も1死一,二塁のピンチを背負うなど気負いから空回りした。「こっちが描くように完ぺきにはいかない。最後まで圧力の掛かる試合だった」と指揮官も冷や汗を流した。振り返れば均衡を破った糸井の一打が大きかった。
 日本ハム時代にはクライマックスシリーズ(CS)や日本シリーズの大舞台も経験。2安打1打点2盗塁と,勝負どころの試合で無類の強さを発揮してきた。負傷していた右膝も完治間近で「まだまだ上を目指していますよ」とニヤリとしただけ。混戦パ・リーグをさらに熱くするつもりだ。

糸井のエンジンがかかってくれば
サムライ助っ人も調子が上向きに

 バルディリスの一打が,18日ぶりの最下位脱出を決定づけた。5回,1点を先制し,なおも2死満塁。鋭い打球は三塁線を抜けた。「前の打席はシンカーでやられていた。うまく内角を打ち返すことができたね」。走者一掃の二塁打に顔をほころばせた。
 今季は開幕から打撃好調で,一時は打点王争いで独走していた。だが,最下位に転落した6月26日のロッテ戦(京セラD)から6試合連続ノーヒットと快音が止まった。だが,バルディリスは「それが野球。上を向いてやっていくのが大事,気持ちだけはずっと上を向いていた」と平常心を貫き,スランプを脱した。
 チームトップの56打点を誇る助っ人の「勝負強さ」は何も野球だけではない。今シーズン前,家族が住む家を建てるため故郷・ベネズエラに土地を購入したが,キャンプインする頃に値段が急騰。昨年オフにも母国でマンションを購入したが,その後に物価が値上がり。「偶然だと思うけど,いろんな意味で勝負強いのはいいことだ」。投資目的ではないが,実業家顔負けの手腕を発揮している。
 森脇監督は「あと1点が取れていれば。その底力が欲しい。我々は挑戦者。一戦一戦挑むだけ」と手綱を緩めることはない。3カード連続勝ち越しで借金は1まで減った。最下位脱出の次は,6月12日から続いていた借金生活に別れを告げ,一気に上昇気流に乗る。

打つ方の助っ人だけじゃなく
イタリアの跳ね馬も復調

 3勝目を挙げたオリックスマエストリは,六回までは無安打投球だった。
 捕手の伊藤が「ブルペンから荒れていて,どうなるかと思った」と話すように,二回までに3四死球の独り相撲。しかし,荒れ球がかえって打者を幻惑する結果となった。イタリア人右腕は「たくさんゴロアウトが取れた。野手にも助けられた」とご機嫌だった。
 七回,先頭の松田に二塁打を浴び,さらに2四死球で降板。「安打はいつ打たれてもいいと思っていたが,あの回は投げきらないと」と反省も忘れなかった。

こりゃあこのまま一気にAクラスも伺う勢い

でも今日負ければ元の木阿弥
大事な一戦は続く!!




【写真は,今日も打線を爆発させて,喜びを爆発させてほしいです!!】