練習試合 対燕

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収穫のあった23日の練習試合の前に
22日のキャンプ打ち上げの記事から

 2月1日から市民球場で行われていたオリックス・バファローズA組(1軍)の宮古島春季キャンプが21日,18日間の全日程を終えた。練習終了後,選手会長でキャプテンの坂口智隆選手の音頭による一本締めでキャンプを打ち上げた。森脇浩司監督は「中心選手の意識向上が見られ有意義だった」と振り返った。
 今キャンプ期間中は天候が不順で,雨天のため練習時間の一部または終日でグラウンドが使用できない日もあったが,紅白戦を5試合行うなど実戦に向けた練習が行われてきた。
 最終日も選手たちから積極的に声が出る,活気あふれる練習が行われた。
 練習終了後,選手と監督,コーチ陣が市民球場のマウンドを中心に輪を作ると,坂口選手の音頭に合わせ全員で一本締めをしてキャンプを打ち上げた。
 森脇監督は今キャンプを振り返り,「中心選手の意識の向上がしっかりと見ることができ有意義だった。プレーの精度向上につながること,結果につながることを頭で理解して戦う姿勢に近づいてきていると感じた」と手応えを示した。シーズンに向けては「1年間通して毎日,チーム内で競争するシーズンになると思う」との考えを語った。
 坂口選手は,キャンプについて「毎日,量も質も良い練習ができ順調だった。もともと明るいチームだが,今年はベテランや実績のある人が率先して元気を出してくれたので,若い人もそれに乗ってやりやすかったと思う」との感想を述べた。
 A組メンバーのうち,金子千尋平野佳寿馬原孝浩井川慶の4投手と糸井嘉男外野手は宮古島に残り,きょう22日から下地球場から市民球場に場所を移して練習を行うB組(2軍)とともに調整を行う。
 キャンプを打ち上げたメンバーは,きょう22日に北谷町で行われる中日とのオープン戦に向け沖縄本島へ移動した。また25日から28日までは高知で第2次春季キャンプを行う。

という訳で今からは実戦形式の調整が続いていく訳で
昨日の対ヤクルト戦はというと

◆練習試合 ヤクルト0―8オリックス(23日・浦添)
 オリックス・T―岡田外野手(26)が23日,ヤクルトとの練習試合(浦添)で今年の対外試合初アーチを放った。6回1死,左腕・中沢の抜けた変化球を捉え,右中間へソロ。10年の本塁打王が,復活を感じさせた。
 「ホームランを期待されて,自分も意識してきた。でも,いい結果につながらなかった。だから,ホームランよりも確実性を求めていきたい」。飛距離よりもミートを追求した結果だと強調した。初回2死三塁からは,新外国人・ナーブソンのカーブを叩いて先制の左前適時打を放つなど,3安打3打点と確実性がアップした。
 3日に行われた紅白戦(宮古島)でも本塁打を放つなど,ここまで出場した実戦4試合すべてで安打をマーク。13打数10安打(打率7割6分9厘)で2本塁打,打点8と絶好調だ。
 とはいえ,昨年はわずか58試合出場で打率2割2分2厘,4本塁打,18打点にとどまった。レギュラー奪還を目指す立場に変わりはない。森脇監督は「出し惜しみせず,これでもか,というぐらいアピールしてほしい。ほかを寄せ付けないぐらいになって,スタメンで登場できる。ボクは甘くありません」と手綱を緩めなかった。
 T―岡田は試合後,チームとともに沖縄を離れた。25日から始まる高知キャンプでは,ライバルとなる新外国人のベタンコートも合流するだけに気は抜けない。「ボクの野球人生にとって大事な1年になる」と気を引き締めた。

T-岡田が絶好調で8-0での完勝
別記事も

 オリックス・T‐岡田外野手(26)がヤクルトとの練習試合に5番・一塁で先発出場し,六回1死から対外試合1号のソロ本塁打を放った。
 カウント1‐1。変化球にバットを振り抜くと,鋭い打球が右中間席へ。「いいものが出始めている。打ちたい球を一発ではじくことができた」と手応え十分だ。
 前日は初のオープン戦・中日戦に途中出場し2打数1安打1打点。上昇の兆しをみせていたが,この日は早くも一発が飛び出した。
 今キャンプは確実に打点を稼ぐことを意識。最多本塁打のタイトルを取った2010年とは「スイングもタイミングも違う。新しいもの」とスタイルを変えた。それだけに価値ある本塁打となった。
 初回には2死一,三塁で左前へ先制適時打。「追い込まれてから打ち,いい結果になった」と勢いをつけると,三回の第2打席は一塁へのゴロがバレンティンのタイムリーエラーを誘った。七回にも二塁内野安打で走者をかえし,4打数3安打3打点とアピールした。
 オフから体を絞り,体重は6キロ減の98キロ。キャンプでは長内打撃コーチと個人練習を続けた。その成果が出ている。「この1年は自分の野球人生にとって大事な年になる」。実戦で,新たな一歩を踏み出した。

投手力が上がってるだけに課題は打撃
T-岡田が使えるかどうかはかなり重要

そして1年遅れで先発に戻ってくるのが

 今季から先発に転向するオリックスの岸田が対外試合初登板で2回1安打無失点と結果を出した。最速は140キロながら,カーブなど緩急をつけた投球でヤクルト打線を手玉に取った。 
 「緩い球は投げるのに勇気がいるけど,カーブが使えれば投球が楽になる」と手応え。登板後はブルペンでシュート,チェンジアップの感覚やクイックモーションなどを再確認。「充実したトレーニングを継続して,制球,球速ともに上げていきたい」と話した。

別記事でも

 オリックス岸田護投手(32)が23日,ヤクルトとの練習試合(浦添)に先発し,2回を1安打無失点に抑えた。
 昨年は先発ローテーション入りを目指したが,キャンプ中の故障が響き,シーズンは中継ぎで起用された。今季は再び先発登板を目指している。この日はカーブも試すなど中継ぎとは違う投球パターンを模索中だ。「どれだけやっていけるか,楽しみなキャンプだった。これから良くなりそうなものを,体の中で感じた」。1軍で最後に先発したのは4年前。順調な調整で,開幕ローテーション争いが激化しそうだ。

さらにここ数年ローテを守ってる西も

 オリックス西勇輝投手(23)が自らの投球を自画自賛した。23日のヤクルトとの練習試合(浦添)に5回から登板。
 伸びのある直球を武器に,4三振を奪った。制球も安定しており,2回を1安打無失点。「現状を考えると,出来すぎです。逆に怖い。メンタル面で同じ気持ちで投げられるようになった」。
 エース金子,ディクソンとともに開幕ローテーション入りすることは確実。森脇浩司監督(53)は「キャンプからのプロセスを考えると必然。この時期では,十分」と合格点を与えた。

仕上がりが早すぎて怖いという発言もあったくらいなので
西の場合は慢心が一番怖いです・・・




【写真は,いい形で一発を放ってベンチに戻るT。このままいけば打線の厚みが増すはず!】