★3/30(日)日本ハム3回戦

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Bs 4-8 F
(札幌ドーム)

【投手】
(オ)井川,東明,比嘉,海田,小松,大山-山崎勝,伊藤
(日)武田勝,クロッタ,宮西,増井,武田久-大野

【責任投手】
(勝)クロッタ2試合1勝
(敗)井川1試合1敗

本塁打
(オ)ペーニャ2号2ラン(4回,武田勝
(日)陽1号ソロ(1回,井川),西川1号2ラン(2回,東明)

【戦評】
 日本ハムは大谷がプロ初の3安打を放つなど12安打8得点。一回に陽岱鋼先頭打者本塁打と大谷の犠飛で2点を先制し,5-4の五回はミランダのこの日3本目の二塁打で加点した。クロッタが来日初勝利。オリックスは井川が誤算。

2014年通算:3戦中1勝2敗0分 勝率.333
パ・リーグ順位:4位
対日ハム:1勝2敗0分

開幕カード勝ち越しならず***

 悪夢だった。阪神時代以来,8年ぶりに開幕ローテに入ったオリックス・井川だが,陽岱鋼(ヨウダイカン)の先頭打者弾からはじまり,3安打1四球でわずか19球で自己最短KO。1回持たず,2/3での降板は03年9月3日の広島戦以来11年ぶりだが,当時は左ひざの違和感が理由。あまりの屈辱に,試合後は無言で引き揚げた。 
 高山投手コーチは「ブルペンから変化球が引っ掛かり気味だった」と説明。さらに自信のあった直球を,陽岱鋼にバックスクリーンにたたき込まれたことで,動揺もあったようだ。
 捕手の山崎勝は「オープン戦が良かったので,そのパターンで行こうと話していたが,相手に狙われていた」と,左打者である西川や大谷にスライダーを標的にされ,リズムを取り戻せなかった。
 コンディションが整わず,オープン戦から中7日空けて登板したが戻りきらなかった。森脇監督は「交代のタイミングを,毎回説明する必要があるのか」と無愛想に語ったが,次回の登板に向けては「やられたらやり返してくれるでしょう」と厳命。井川復活を期待しながらも,次回はラストチャンスとなりそうで,早くも土俵際に追い込まれた。

別記事では

完全復活を懸けて挑んだ自身の“開幕戦”で,井川が壮絶に散った。今季初登板はわずか19球,自身プロ最短タイとなる2/3回3安打2失点KO。交代を告げられると悔しさをかみ殺してゆっくりと一塁ベンチへ歩いて行き,試合後は何を聞かれても無言を貫いた。
 簡単にはじき返された。先頭の陽岱鋼に140キロの直球をバックスクリーンへ運ばれると,続く西川には右中間を破られる三塁打。3番の大谷には初球を簡単に外野まで運ばれ,右犠飛で2点目を献上した。「先頭に打たれて多少,動揺があったのかも」と高山投手コーチ。その後も2死からミランダに左中間二塁打を浴び,小谷野に四球を与えたところで,森脇監督がたまらずベンチを出た。
 日本球界復帰3年目の今季を,勝負の年と位置づけていた。オリックスでの過去2年間は計5勝10敗。「今シーズンは悔いのないように」と,ダメなら引退の覚悟を口にして自身を追い込んだ。その結果,移籍後初めてキャンプ1軍スタートとなり,阪神時代の06年以来となる開幕ローテ入りも勝ち取った。「日本に帰ってきてから一番調子はいい」と話していたシーズンの最初の登板で,いきなり最悪の結果だ。
 開幕3連戦が1勝2敗の負け越しとなった森脇監督は「やられたらやり返してくれるでしょう」と,次回登板に期待を込めた。だが,2軍にはドラフト1位・ルーキー吉田一,東野ら先発枠を狙う男たちがいる。崖っ縁のかつての沢村賞左腕が,踏みとどまれるか。

◆日本球界復帰後の井川
▼12年 2年契約の年俸2億円プラス出来高払いでオリックス入団。12試合に登板し2勝7敗,防御率4・65だった。同年10月,シーズン中から不安があった左肘の遊離軟骨と骨棘(こっきょく)の除去手術を受けた。
▼13年 手術の影響もあり春季キャンプは2軍スタート。5月31日の阪神戦(京セラD)で初登板し,5回1/3,3失点で初勝利。同年は9試合に登板し3勝3敗,防御率2・59。
▼14年 初の春季キャンプ1軍スタート。オープン戦では3試合に登板して0勝1敗,防御率5・73ながら開幕ローテを勝ち取った。

貴重な左腕なのでバッテリーでしっかり研究して次回結果を出してほしいですね。

昨日のうれしい記事も

オリックスに8季ぶりに復帰した谷が四回,今季初安打となる左翼線二塁打を放った。通算2000安打にあと78本とした41歳のベテランは「ちょっと落ち着いた。一本一本,積み重ねていきたい」と安堵の笑みを浮かべた。
 開幕戦で先発出場を生かせず「早く打ちたいという気持ちはあった」と言う。それでも焦ることなく,四回は武田勝の変化球をうまく捉え「いい反応ができている」と手応えを口にした。(共同)

あと78!!
現実味を帯びた数字までもう少しですね。

投げては

 オリックスのドラフト8位・大山(セガサミー)が八回1死一塁の場面でプロ初登板。打者2人を二ゴロ,三ゴロで仕留める上々のデビューを飾った。
 「いつも通り腕を振って投げることを心がけ,それができた。マウンドではいい緊張感でいけた」と初マウンドを振り返った。

うれしい戦力です。
東明はここが正念場です。
ふたりともいい経験してると思いますよ。

そして早くも昨季超えなのが

今季新加入のオリックス・ウィリーモー・ぺーニャ外野手(32)が日本ハム戦で2号2ランを放った。
 この日は初めて4番で先発。0-5の四回一死一塁,武田勝の低めに来た変化球を左中間スタンドギリギリに運んだ。開幕戦の1号ソロに続き,早くも2本目。この一発で3点差に追い上げ,その後も打線がつながって1点差まで追い上げた。
 ソフトバンク2年目だった昨季は右ひざ故障の影響もあって1本塁打だったが,わずか3試合でそれを上回った。

もうひとりの助っ人のバットが今のところ火を噴いてないので
ペーニャには期待が高まります。

森脇監督のコメントを

森脇監督(開幕カードは)「いいものも悪いものも出た3連戦だった」

別記事も

 --井川は持ち味を出せなかった
 そうだね。どうだった? この3連戦はバッテリー含めた守りなど,トータルで見てうちのいいもの悪いものがしっかりと出た。反省すれば解消していける
 --早めに継投した
 毎回,説明する必要があるかい?
 --途中は追い上げも見せた
 防げる失点が多かった。武田勝を相手に,きょうは5点勝負になると思っていたし,最初に点を取られても焦りはなかった
 --2試合連続無安打だったベタンコートは4番から6番に下げた(この日も4打数無安打)
 別に,どうってことはないです。よくなかった人のことばかり僕が話しても,いい文にならないでしょう?
 --仕切り直して楽天戦
 われわれは常に前に進んでいかないといけない。それが今年のうちのスタイルだからね

次のカードが大事ですね。




【写真は,オープン戦最後の投球を引き継げなかったイガア。次はいけると思いますけど。】